大きな地震でした。そして、人生ではじめて「怖い」と感じた地震でした。
その瞬間は目黒リバーサイドフェスティバル、美術館の地下会場におり、天井につり下げられた機器類はガシャガシャ音を立て揺れていました。地下でこれほど揺れるのだから大変な地震かもしれない。そう考え、地上での様子を確認したところ、被害や混乱も無く、ほっとしたところです。
6月議会では、建築物からの落下物防止について一般質問したばかりであり、区民センターからの帰りには、路上の落下物、ブロック塀の倒壊などないか、気をつけながら見て回りました。 今回の地震では幸い死者や大火災などの被害はありませんでしたが、交通機関の混乱、電話の輻輳や、区内でも地震による火災が一件、エレベータに閉じこめられた方もあり、都市災害の教訓にすべきものもあると思います。
日曜は町会の旅行に参加し、横浜のみなとみらい地区に係留された練習帆船「日本丸」を見学しました。 昭和5年に建造された船は、補修や再生された箇所もあるものの、当時のままの機構や備品も多数ありました。 大海原で絶えず揺れる船内では、家具類は金具で固定、引き戸の多用、観音開きの本棚にはかんぬきなどが施され、割れない食器の利用などの工夫もあり、地震の際、家庭内で起こる家具の転倒、家財の落下に対して参考となる知恵が沢山あります。
今回の地震は、自分たちの生活の中で地震に対する備えを更に強める機会ととらえ、都市災害での対応を更に深めなければと感じているところです。
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