ありふれた日常

2001年05月31日(木) 夢と現実と隙間と歪み

毎夜必ず夢を見る。
たくさん眠るけど、いつも眠りは浅い。
だから、覚えている事が多い。
そして、どの夢もあまりに現実とリンクし過ぎている。

最近、夢と現実の境界線がとても純粋に溶け合っている。
これは夢で言われた言葉か。
それとも現実に言われた言葉か。
あたしはあの子に謝らなければいけないだろうか。
彼はどうしてあたしを傷つけるのか。
手を掴んだ感触は偽りだろうか。

夢。現実。隙間。奇妙な歪み。区別がつかない。








2001年05月30日(水) 例えば

それが自分の仕事だとしても
愛した人を殺せますか?

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movie「シュリ」★★★★



2001年05月28日(月) 増殖

彼の言葉に吐き気がしたのは否応もない事実。
でも言葉に出来ないなら何もするべきじゃなかったんだ。
あたしは嘘をついた。
何がしたかったのか。
何を言って欲しかったのか。
第三者まで巻き込もうとしたそれに意味などあるのか。
もう訳が理解らない。
自分も理解らない。
でも、二度と会わない。

止まる術ない負の増殖と今日も浅い眠りへ
いざ行かん。
せめて最愛の夢を。



2001年05月27日(日) Kプレゼンツ

あんまり寝てないけど早起きした。
させられた。
Kが大通り公園のガーデニングを任される。
(これたまにあるいろんな人が出展?するやつ)
その勉強に平岡の住宅街へ行く。
家が大きい。車が高級(しかも3台とか)
みんな庭付き。みんな金持ち。
オヤジさんの少しばかりの影響か、家に興味がある。
でも、残念な事に家の作りは似たり寄ったり。
残念な事にうちのオヤジさんは凄い。
K期待。残念な事に庭の造りも似たり寄ったり。
それでも天気良くわくわく度上昇。

釣堀へ行く。
魚が釣れる。一匹。
ジンギスカンやら焼きおにぎりやら若鶏やら
今日もビールだ。

へにゃボールで公園でバレーをする。
走る。打つ。笑う。走る。笑う。踊る。笑う。
10分余りで全員に疲れが出る辺り、、、
もう若くはない。

K帰る。Kプレゼンツ終了。

他と合流。
飲みに行く。
何故だかめっさ楽しくない。
そしてまたビールだ。
もう飽き飽き。

眠る。浅く。今日も浅く。

at「s.k r.k s.s&more」



2001年05月26日(土) 不安増し

あたしの期待を覆す、その言葉に動揺しても
会いたさが勝ってしまったのだから
それはそれで仕方が無いと思う。
そして、やっぱりあなたの笑った顔を見ていると
こんなにも優しい気持ちになれるんだから
きっと間違いなんてひとつもなかった。

ただ今日の事で、これからどうやって繋がって行けるのだろう
と言う不安を拭えないのは本心。
どうか枠の中にだけは固定しないで。
その枠はあたしが息をするのを拒むのだから。

at「dearest s.s&2」



2001年05月25日(金) 無理難題

例えどれだけのモノを求められても
あたしは何一つ差し出すことが出来ないの
いいえ 決してしないのよ

だから何も求めないで
期待をしないで
これ以上 苦しめないで

at「s.s r.k k.o&more」

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + +

眼が覚めると泣いていた。
彼方に消えたこの日の夢は
いったいどんなモノだったのだろう。



2001年05月24日(木) 幸せの音

高校からとても仲の良い友達がいる。
明るくて、人当たりの良い子だ。
たまに毒を吐くけれど(笑)

その子には5年つきあっている彼がいる。
今日、久しぶりに会ったら、6月か7月に結婚する
なんて言ってた。
そうなるであろうとも思っていたから、驚きは
そんなになかった。
でも、驚いた(笑)

たくさんおめでとうの気持ちと、何か不思議な気持ちが
混ざった感じ。
「結婚」
もうこんなにも傍らに響く言葉になっている。
年月が過ぎるのはとても早い。

5年と言う長い月日を経て、結婚する二人へ
心からの祝福を。

at「a.k s.n&she」



2001年05月23日(水) 振り返って知ると言う事

とても長く平坦な道を歩いていた。
誰と約束をした訳でも、恋人を連れ去られる訳でも
無いけれど、まだ一度も振り返らずに。
それは本当に気が遠くなりそうな程長い道だった。

まるで、世界中の音が大きな穴に吸い込まれたかのように
あたりはとても静かだ。
道路を踏む音だけが妙に響く。
突然、何かの羽音が聞こえた気がした。
近いようでもあったし、遠いようでもあった。

僕は弾かれたように、振り向く。
何かが飛んでいるようだ。
何か、、、人?
背中には白い、、、羽?
それはとても軽やかに、踊っているように宙を舞っていた。
そしてそれは何故か僕の様に見える。
僕は静かに道を戻る。
でも、戻れど戻れど距離が近づいている様子はない。

「縮まらないよ」
驚いて辺りを見回す。
足元に15cm程の鼠が一匹。
彼はもう一度「縮まらないよ」と繰り返す。
その顔は人のようにも見える。

「距離は縮まらない。それはある種宿命的なモノなんだ。」
「宿命的、、、。」僕はただ繰り返す。
「そんなに羨ましい眼で見ないでも、全てはきみ次第なんだ。」
「僕次第?それは、」僕が全て言い終わる前に、鼠は茂みの中へ消えた。

恐る恐る振り向いた背中には、
麻紐のようなモノで縛られ、奇妙に歪んだ羽。
気が付くと、右手にはナイフ。

この道の先に、僕の姿はまだ無い。
振り返る。
「僕次第、、、。」繰り返す。
それから?



2001年05月21日(月) 境界線

あたし達はいつまでそれに頼るのでしょう

引いては消して 消しては引いて

眼に余る境界線など引かないで

あなたは何の躊躇いもなく

あたしの領域をも踏みにじればいい



2001年05月20日(日) 神様

あたしはたくさん我侭を言うけれど
彼女はいつも我慢してばかり

多くを望んではいないのです
ありふれた小さな幸福で満たされるのです

だから神様

せめて毎日笑えるよう
お母さんが元気になりますように



2001年05月19日(土) 忘れてしまう

届けたい言葉も
積み重ねられた痛みも
壊れそうな愛の唄も
その温もりに包まれたなら
結局全てを忘れてしまう


at「dearest」

+ + + + + + + + + + + + +

movie「The Rock」★★★



2001年05月18日(金) 愛を唄う

長い時間を共有して 同じ空気を何度も吸って

細胞のひとつひとつに染み渡るまで

あたしは繰り返し愛を唄う




2001年05月17日(木) 見えない敵

がむしゃらに、手を振り上げ、足を蹴り上げる。
眼に映らない。
届かない。
虚しく全ては空を切る。
それでも、ただがむしゃらに。

怖いのは、みんな同じだと聞かされる。
何度も何度も理解する。
何度も何度も繰り返す。
見えない自分。

あなたを大切に想っている人。
あなたが大切に想っている人。
手を繋ぐ。
だから、少し優しくなれる。
明日はも少し上手く笑える。



2001年05月16日(水) いるはずがない

距離は少しあった。
けれど、髪型も少し細い目も、痩せた身体も
全てがあなただった。
何度も目を逸らしては確かめる。
駆け寄って、その名前を呼びたい衝動にかられたけれど
今のあたしには出来ない。
あなたがそれをさせてはくれない。

こんな場所にいるはずがない。
それは理解ってる。
空を飛んだ幻影が、吐き気がする程迫って来ただけ。
だってあなたはこの空を、二度とひとりでは飛ばないのだから。





2001年05月15日(火) いちご食わせろ

今日もとても天気が良かった。
暑かった。
けど、風が心地良かった。
夕方飲むビールは美味しい。
そして、ぐっすり眠る。

はずだったのに、頭が痛い。
(じゃネットするなよ)
最近飲むと痛くなる傾向にある。
最愛と飲む時にまで痛くなったら、非常に困る。
あたしからビールを取ったらいったい何が残るんだ。

風邪をひいている人がいる。
もし間違えて移したら、いちごを一箱買ってくれるって
言ってた。
ビールを飲んで頭が痛いじゃダメですか?
いちご食べたい。



2001年05月14日(月) 222

極論だけれど、あたしは家族がいれば暮らして行ける。
(あくまでも極論)
案外楽しく。

最近、何故か家にひとりの事が多い。
今日も大量に作ったあんかけ焼きそばは、
ひとり分しか減らなかった。
女ばかりの家庭だから、普段は少しうるさいのに、
ひとりの家はとても静かで、広い。
言葉を発せられないのは、寂しい。
仕方無いので、唄ってみたりする。
それでも、寂しい。

TVを見ながら、アイロンをかけている時
母が帰って来た。
今日は何だか、泣いてやろうかと思った。

愛しの妹ちゃん。
20の誕生日おめでとう。
いつか姉(おっさん)の晩酌につきあって下さいね。



2001年05月13日(日) 手近な現実

重い妄想 ひけらかすのも

甘い空想 酔いしれるのも

そろそろ限界 やり尽くした

んじゃ もう 手近な現実 抱きしめますか

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

愛しのマミーちゃん。
普段はあまり口にしないけど、感謝している事が
たくさんたくさんあります。
だから、たくさんたくさんありがとう。


at「r.k s.s n.s」



2001年05月12日(土) きみが笑った明日は晴れ

見たくない事から目を逸らしてばっかりじゃ
手に入れたいモノは手に入らない。
「あたしは歩みでたのに」と偉そうに
それから留まってたんじゃ何も始まらない。
一歩進んだのなら、またさらに進め!
自分が心底納得できるまで。

今日はきっとご褒美だ。
あたしはきっと優しくなれる。
来週もどうか晴れますように。

***********************************

人はやはり誰かには愛されないと寂しい。
特に子供は。
母親に愛情を注いで貰った記憶がない子供に
あの出会いは素晴らし過ぎたに違いない。
そして、大人にも少しの夏休みを。
北野監督。最高でした。ホント。

movie「菊次郎の夏」★★★★★

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movie「破線のマリス」☆



2001年05月11日(金) 雨が降る

とても単純に「会わなければ良かったのに」
なんて呟いてみる。
それは自分で驚く位、はっきり声になっていて
あたしは苦笑いした。

こんな時は、楽しいとか嬉しいとか
何で忘れちゃうんだろう。
でも、何を思い出せばいいんだろう。
記憶に刻まれていたモノは、今ずいぶん曖昧だ。

身体に刻まれたモノの方が、残るんだなぁ。
体温とか、感触とか、匂いとか。
想い出すと痛みをずいぶん伴うけど。

ろくでもないあたしは、波にさらわれない。
ただそこを漂うだけ。

今日も雨。
桜、、、散るじゃない。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

novel 花村満月「夜を撃つ」



2001年05月10日(木) 退屈の花

一年前に植えた花は 忘れたあたしを無視するように
赤く赤く咲いていた

あなたが植えた花の色は 未だに理解らぬままだけど
目を見張るほど 赤く染まれば 想い出してくれるでしょうか

ただ無様に朽ちる位なら せめてあなた自身の手で
全て紡ぎとって行って下さい
今となっては あたしにとってあまりに邪魔な 退屈の花


どうか揺ぎ無い失望を



2001年05月09日(水) きみが嫌い

なんて、どんな唄?
甘ったるい言葉投げつけて
必死でぎりぎりを泳がせて。

+++++++++++++++++++++++++++++++

見えない未来は不安でいっぱい。
何があたしを歩かせるのでしょう?



2001年05月08日(火) 無責任な桜

いつも降りる駅よりひとつ前の
あなたが降りる駅で降りた。

青や黄色やピンクの小さな花が
道中に溢れてる。
目当ての公園の桜は全部散ってた。
見上げた空は今にも泣き出しそうだった。
いっそ泣いてくれたら、楽だったのに。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + +

メールを書くきっかけをくれて、ありがとう。
電話をしてくれて、ありがとう。
帯広は少し遠いけど、家に泊まりにおいで。
あたし達は、まだまだお互いを知らないから。



2001年05月07日(月) 真っ赤なハート

ねぇ 一度だけ
きみの真っ赤なハートを僕に貸してよ

身体中に届くように
きみのポンプで僕の全てを動かしておくれ
いつもより体温が高いかもしれないけど
それは仕方が無いんだ

悲しい音も 楽しい音も 寂しい音も 愛する音も
全部僕に聴かせておくれ
いつもより寝つきが悪いかもしれないけど
それは仕方が無いだろう

さぁ 一度だけ
きみの真っ赤なハートを僕に貸してよ



2001年05月06日(日) 甘い夢

「全ては甘い夢だった」と
耳元でそっと囁いて





at「m.s r.k k.o&more」



2001年05月05日(土) カタチ

何度もカタチを変えるから

元のカタチなんてとうに忘れた

留まる事など決して無くて

それは永遠に変わり続けるでしょう

それでも あたしにはきっとそれが理解る

それはきっとあなたにも理解る

変わり続ける変わらない

カタチあるカタチ無いもの

at「o.m」



2001年05月04日(金) 穴ぼこ

自分で掘った穴ぼこに

汚れた身体を投げ出した

可愛い人は溢れてる

あなたじゃないなら

何処にいたって同じだもの

at「y.a t.k s.n&she」



2001年05月03日(木) 絶対的位置

今日とても久しぶりに動いてる清春を見た。
と言ってもビデオで。
清春には圧倒的存在感がある。
圧倒的。だ。
彼はどんな時も、その存在全てであたしを魅了する。

行き着きたい場所、確立したい場所があって
そこへただ全力で進んでいる。
けれど、、、バンドを組んでいても、最高のライブをしても
その小さすぎる背中は、絶対的孤独に在ると感じる。
それは、時折あたしを悲しくさせる。
常に張り付いている「空虚」
満たされる事が無いから、疲れる事をも知らず
ただ走り続ける事が出来るのだろうか、、、。

清春はこれからも何かを埋めるため、走り続けるだろう。
そして、あたしはその孤独な背中から目を離す事は無いだろう。
絶対的位置。


at「r.k s.y t.u&t」



2001年05月02日(水) 坂の途中

想いは募って行く 新しい闇に落ちる

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

初めての痛みを 僕は学習する
それから何度痛みを与えられても「痛い」
慣れはしない
だから 怖い

もういいだろ 解放してくれ 
ほら 手錠を外してくれよ

??カギ??は??僕のポケットの中???

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

鼓動



仕事



行き場を失した身体

曝け出せない心

リセット



2001年05月01日(火) 存在の消失

「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」
       **村上春樹「ノルウェイの森」**

死は何処にでも存在している。
毎日歩く道にも。
電話の向こうにも。
桜咲き乱れる公園にも。
そして、あたしの中にも。

死は間違いなく生の一部で、普段はあまり出てこなくとも
突然「ふっ」と現れて、その存在を明確にする。

身近な人や、少し離れた人、大切な人、憧れの人。
たくさんの死がいろんな形で、眼前を通り過ぎる。
何日間、あるいは何ヶ月間、気がつけば溢れ、
止め処なく流れ続ける泪。
まるで、自分の一部が欠けてしまったような思い。

しかし、時が過ぎれば、いろんなモノは薄れ、褪せて行く。
自分が普通(と言うのは何が基準かは疑問だが)に
生きて行く上で、支障は無い程に。
そんな自分に少し唖然としながらも、あんな状態が続けば
歩いて行けないであろうとも思う。

形無くなると言う事は、少しずつ過去に溶け
何処か奥の方に、美しく保存される。
きっと、そうゆう事なのだろう。
そして何時かあたしにもやって来る。

全ての死はそれぞれを据えると同時に
あたしをも絶対的力で据えているのだ。



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