2008年06月24日(火)
reloaded
別の場所にアップしようと思っていた記事、
今回はここに書きます。以下。
mixiのTKくんのページにアクセスしてみた。
(最終ログインは3日以上)
ブログにも新しい記事がアップされることもなく。
そのことを、当たり前のように受け止めている自分に驚く。
2005年9月から2008年4月まで、
私は何をしていたのだろう。
生ものを食べるときの、ほんの少しの罪悪感。
プールや温泉に入るときさえ、申し訳ない気持ちになった。
最近は、何かの日付を見ると、
『この頃は、白血病になってなかった』とか思ってしまう。
TKくんが白血病を治療していた頃、
私は何かを失っている感覚なんてなかったのに、
この頃は何かを取り戻しつつあるような気がしている。
ふとした瞬間に
『今どこで何をしているのだろう』と思ったり、
相談したくなるような出来事があると
『なんでいないのよ!』
と、理不尽な怒りがこみ上げてくることもあるけど、
そんなことは私の我侭以外の何ものでもない。
2003年に病院に遊びに行ったとき、帰り際に
「じゃーそろそろ帰るね」と言ったら、
物凄く寂しそうな顔をしたTKくんを憶えている。
それは私の胸の奥に響いた。
今までの人生で、自分が「帰る」と言っただけで、
あんなに寂しい表情をしてくれた人なんてTKくん以外にいない。
恋人にも夫にも、そんな顔されたことなかった。
結局、可能な限り滞在することに決め、
コッソリ自分のPHSを持ってトイレに立った。
そして父に電話をし、子どものお迎えを頼んだ。
戻ってきたら、今度はTKくんがトイレに。
そのときにTKくんは私に、自分の携帯を手渡した。
そして「画像フォルダ見ていいよ」と言った。
今まで人の携帯を操作したことなんてなかったから
すごく驚いた。
画像フォルダには花見の画像や家族の画像、
大阪(兵庫)の寮の部屋の画像とかがあった。
なんで私に見せてくれたのだろう。
戻ってきたTKくんに「部屋けっこう散らかってんねー」
としかコメントできなかったら、かなりガッカリした顔で
「マジかよ!これ頑張って整頓したんだけど」と言われ焦った。
あの頃は「マトリックス・リローデッド」が上映されていたっけ。
あんなに長い時間、病室に戻らなくて平気だったんだから、
病院抜け出して観に行けたよ絶対。
