楽しい時間はすぐに行ってしまう 残されたのは真っ暗な夜
どうして時間はこんなに早く過ぎてしまうの? 神様が意地悪をしているから?
楽しかった時間を忘れないようにと ひとつひとつ、大事に言葉を綴ってみる
でもどんなに感じたそのままを伝えたくても 言葉では表せない ただ思い出すほど胸が苦しくなるだけ
どうして
楽しい時間はすぐに行ってしまうの? 私はいつまでもそこにいたいのに 気がつけばもう二度と戻れない
楽しい時間 温かかった時間 幸せだった時間
それを抱きしめて これからはずっと
もう二度と 会うことは ない
もう二度と 話すことも
姿を見ることも
言葉を渡すことも
人づてに噂を聞くことも
季節が流れるのを 雲が流れるさまを 波が打ち寄せるのを
膝を抱えてじっと見ている
もう二度と 触れることのない手の温もりを
思い出しながら
|