雨が降って 立ち止まって 水玉を数えたみずたまり
サンダルなんてはかなきゃよかったと
はねた飛沫と 湿気を含んではねた髪
晴れた日に買った水色の傘
文句を言いながら ひとり あなたを待ってる
ここが私の居場所
「さよなら」
そう言った君は 何も通さないガラスの向こうにいるようでした。
だから何も言えず
頷くしかなくて
君の中には とうとう入ることはできなかった私
受け入れるしか 受け止めるしか
最後の言葉に
頷くしかなくて
何もできなかった 何にもなれなかった だから
最後の 私の最後の言葉は
ごめんね かなぁ
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