遠くて 遠くてよかったと思う
いつもは 近くにいたいと思うけれど
遠くて
遠くてよかった
甘えて
寄りかかれなくてよかった
なんでも抱え込んでしまうあなたの
重荷にならないこと
そうあるべきだから
遠くて
遠くてよかった
しんぱい かけて ごめん
虚ろな目をして
何を思う
砕けた思考が
何を探す
見渡せば 無
一面虚無の砂漠
何処へも行けず 何方にもなれず
「やさしい」などと言われる度に 居場所をなくし
幾度も間違いを繰り返す
思い出せるはずもない
時は 戻せるはずもない
積み重なり 埋もれていく
目の前には
虚無の砂塵だけ
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