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帰り道 - 2001年10月30日(火)
自転車ひっぱって 二人で歩く帰り道 二人の間にある自転車が ちょっともどかしい 少しでも長く 一緒にいられるように 自転車に乗らずに ひっぱって歩く帰り道 人気がなくて 木枯らし吹いてる帰り道 「寒いね」なんて 二人 話してるけど 風上に立ってくれてるから 一緒だから 木枯らし吹いても 暖かい帰り道
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私の指先 - 2001年10月20日(土)
あなたをまだ覚えている手が あなたを探してて あなたをまだ覚えている指先が あなたを求めてて
体中から あなたの温もりは忘れられて なのに 指先は 指先だけは 覚えてる あなたのコト 目も唇も あなたを探すコトを忘れたのに 手だけは 忘れられずに 側にあるモノに触れようとするけれど それはあなたではなくて
あなたを探して彷徨う 私の指先
指先からさえも あなたの温もりは消え始めて 知らず知らず 冷えてしまわないように 手を温めている 目も耳も あなたを探すコトを忘れたように 手に残る 温もりも もう 夢の中ですら探さなくてもいいように 忘れてしまえればいい
あなたを探して彷徨う 私の指先 もう 忘れてしまえばいいのに あなたを探して彷徨う 私の指先
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mail - 2001年10月15日(月)
「メールしますね」
手紙を書くのは恥ずかしかった 字 下手だから 緊張で 手が強張るから 手書きの文字って 色々なコトを伝えるから だから 「メールしますね」
顔を見て話すのも大好きだけど 会話 下手だから 緊張で 顔が赤くなるから 人の表情って 色々なコトを伝えるから だから 「メールしますね」
色んなコト 伝えたいけど 伝わってしまうのが 怖いから
だから 「時々 メールしますね」
「メールしますね」
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淋しさ - 2001年10月12日(金)
淋しいって気持ちは どうしてこんなにも 全身を支配していくのだろう 淋しいって気持ちが 全身を駆けめぐって あちこちつついて 痛みに 顔をしかめてしまう 淋しいって気持ちは どこから生まれて どこから流れて 淋しいって気持ちが カラダを 心を 行動を 支配して 痛みのあまり うずくまってしまう 淋しいって気持ちは こんなにも 全身を支配して 淋しいって気持ちは こんなにも 全身を満たして 淋しいって気持ちは こんなにも 全身からあふれでて
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一人占め - 2001年10月10日(水)
あなたを 一人占めしたいと思うようになったのは いったい いつからだっただろう あなたが いないと淋しくて あなたに 逢えないと淋しくて いつも あなたの姿を探してた 本当は 一人占めできないコトを知ってるから ずっと あなたとは仲良くしてたいから あなたを一人占めしたいなんて あなたがいないと淋しいなんて 絶対 絶対 言わないつもり 心の中で想っていても 絶対 絶対 言わないつもり
あなたを 一人占めしたいと思うようになったのは いったい いつからだっただろう
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時流 - 2001年10月09日(火)
時は流れていく 知らない所で 今も昔も 時は万物に平等で 平等が故に 残酷で 時は流れを変えず 不変であるが故に 悔やまれ 時は 万物に平等なるが故に あまりにも 残酷である
あまりにも悔やまれるのに 時は流れ続けるが故に 「何故」と言っても変えられない 泣けど叫べど 待てど暮らせど 時は流れる 不変に 平等に 残酷に
時は流れ続ける 知らない所で 今も昔も 時は万物に平等で 平等が故に 残酷で 時は流れを変えず 不変であるが故に 悔やまれ 時は 万物に平等なるが故に あまりにも あまりにも 残酷である
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今 言いたい言葉 - 2001年10月08日(月)
同じ道を一緒に歩いて ずっと いつまでも離れることはないのだと アタシは 一人で思い込んでた
あなたはアタシには言わなかったけど 一人 違う所を歩きはじめてたんだね アタシ 何で気付かなかったの
一人よがりになってた アタシとあなたは同じなのだと 本当は 違う人間で それは 当たり前のコトだったのに
いつも一緒に歩いてたから それが いつまでも続くものであるのだと アタシはずっと 思い込んでた
アタシはあなたには言わなかったけれど ずっと 一人占めしていられると思ってた アタシ 何で分からなかったの
アタシは 大好きすぎて あなたが見えてなかったんだ
一人きりになってた アタシとあなたは違う人間で 忘れてしまってたから それで 一人よがりになってた
今 言いたいのは ”ゴメン”と”頑張って”
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None - 2001年10月05日(金)
体が ふるえる 思ったよりも 自分は小さな生き物で どうすることも出来ずに 自分を抱きしめる 手足が 冷える 何の力も持たない自分がここにいて どうすることも出来ずに 自分を抱きしめる
自分はここにいて 自分の足で立つことすら出来ずに 一人 空を仰いでいる
誰か教えて 自分が 歩いてきた道は 自分で 選んできたものだと
涙が こぼれる 涙を流しても 何も変えられないのに どうすることも出来ずに 自分を抱きしめる まぶたを 閉じる 変えられない事実を見ることに耐えられず どうすることも出来ずに 自分を抱きしめる
自分は 立ち止まって 何をすることも出来ずに 一人 空を仰いでいる
誰か教えて 自分が望んでいた翼は 実はどこにもないのだと
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