♀つきなみ♀日記
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2004年12月22日(水) 「細部に至る事務コストの削減の目玉は格安航空券?」@財務省予算原案

って事で、クリスマスイブの予定が決まって嬉しい、つきなみ♀っす。素敵なイブになるよね。って、グループホームのお手伝いなんだよね。前からお友達と二人で行く予定だったんだけど、ちょっと仕事の都合と折り合いが悪くて、未定だったけど、なんとか行けそう。

意外かも知れないけど、フルートは鼓膜を破らない程度に吹けるのと、キーボードとギターは石投げられないくらいは弾けるので、それでホームの方たちと遊ぶんだよね。って、去年も途中から、流しの演歌師みたいに、古い歌謡曲や童謡や民謡・演歌なんかを、楽しそうに歌うみんなの伴奏してたけど(^^;;

それはともかく、「2005年度予算の財務省原案」が発表された。

それ自体の欺瞞にもオドロキ、モモの木、サンショノ木なんだけど、それを報道している新聞やTVのオトボケには、呆れ果てるよね、まったく。指摘しているのは、財務省が「懸案」として発表していることをトレースしているだけで、関連する問題と結びつけてさえいない。つうか、この発表文書自体、全部読んでいるのかさえ疑問だ。、

せめて「2005年度予算の財務省原案のポイント」(PDFなので御注意)くらいは読んでから報道して欲しいんだけど、恐らくまともに読んでいる記者やキャスターは稀だと思う。

なので、普通に情報を受け取っている人達には、今回のとんでもない税法改正や社会保障制度改悪を前提にした予算の問題点が見え難くなっちゃうんだよね。


別件なんだけど、この文書の最後に「細部に至る事務コストの削減」って項目がある。

(以下引用)
歳出の効率化
○事務コストの削減 割引航空券の利用

(以上引用)

はぁ?????

わざわざ、それが発表するようなことなのかい、まったく。

って、ちょっとそこから、話を別の方向に振ると、御存知の方は御存知だと思うけど、国家或いは地方、外郭団体・特殊法人を問わず、お役所関連の航空券は殆ど定価での旅費精算だ。勿論、新幹線や鉄道料金も。そもそも、今時、割り引き航空券を利用していないこと自体が何をかいわんやなんだけど、役所自体で手配するときも、業者経由で定価なんだよね。そして、その業者はいわずと知れた随意契約の指定業者だ。

なんで、随意契約の指定業者が存在するかと言えば、一年間に何百億取引があろうが、入札の対象になるのは「一件あたりの金額」なので、単価が安い出張手配は実質、部課ごとに業者が存在し、美味しい商売をやっている。

じゃ、その業者はどうやって決められるのかと言えば、以前からの手口は管理職級の人の場合
出張が決まる→業者に連絡する→割引運賃&宿泊手配→役所には定価で精算→差額はポケット

で部下の出張は定価手配になって、この時は業者が儲かるんだよね。

虎ノ門から霞ヶ関あたりにやたら多いのは、弁護士と弁理士さんの事務所と旅行代理店だ。それも、路面にお店を構えている大手さんだけじゃなくて、横道のビルの2F以上にもいっぱいあるんだよね。って誰が使ってるの、こんな代理店?って思わないのかなぁ。

定価手配の儲け分をどれだけキックバック出来るかが、業者選定の決め手になるんだけど、ほとんどは、帰省とか家族旅行なんかの個人分を無償で手配する。帳簿上は、入金されたことになっているので、贈収賄はまず立証できない。何故って、企業会計はひとつひとつの仕事の利益に対して課税されることは無いので、でっかい脱税でも見つかって国税が精査しないかぎり、仕入れ値と販売値を引き合わせることはまず無いから、こんな帳簿操作が出来るんだよね。で、おとうさんであるお役人様は家計からそれを現金でもらって、お小遣いにできるしね。

恐らく、今回財務省がこんなとんちきな文言を入れているのは、「そのやり方はそろそろ止めないと、問題になるよ」って、やんわり公務員全体に警告している気がするんだよね。以前は、定価以外の航空券を手に入れるのは難しかったけど、今、一般企業で航空券や新幹線券を定価で買ってるほうが珍しくなってきてるんで、さすがにもう認めないよってことなんだと思うけど。

話を戻すと、所得税と個人住民税の定率減税の半減、フリーターや年金受給者に対する所得課税などで、大騒ぎして千七百億円増税ってとことなんだけど、忘れちゃいけないのは、社会保険庁がNTTデータと結んでいる契約は、委託費だけで年間700億円なんだよね。それって、ほんとに適正なの?そもそも、その後、どうなってるの、って細かい印刷物汚職の方は裁判になってるけど、銀行コード検索もついていないシステムの問題はどうなったんだよ、まったく。そして、来年も700億円と。

新聞やTVが追えないのなら、週刊誌や専門誌が追えばいいんだけど、派手なスキャンダルじゃなくて、基本的に七面倒な記事は売上に繋がらないから掲載されない。それ以前に、NTTグループは、すべてのマスコミにとって、巨大なクライアント様なんだよね。何があっても、当分の間、広告出稿量が減ることは考えられないし。

なんか今日もまとまりが悪いんだけど、今日はスポンサー様との忘年会なんで、この辺で。

じゃ、またね!



テキスト庵

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2004年12月16日(木) 「政治絡みの内部告発者は悲惨な末路」法案を自民党作成中

鍾馗か?

っていきなり誤変換ですみません。「正気か?」ですね、ってことのつきなみ♀@クリスマスイブの予定がない(ToT)っす。

それはともかく、鍾馗様って言えば、五月人形のおっかない顔した、おっちゃんなんだけど、「何者?」ってことはあんまり知られていないんだよね。一部では、顔が怖い繋がりで閻魔様と混同されてたりするんだけど、中国で生まれた、比較的新しい神様だ。

伝承は幾つかの系統があるんだけど、一番判り易いのは、『夢渓筆談』(沈括・梅原郁 訳 ISBN:4582804039 平凡社 )にある

以下引用

「唐の開元年間、玄宗皇帝熱病に伏せたまいし時、夢の中に「虚耗」と名乗る小鬼一匹出で来て、楊貴妃の繍香袋と玉笛を盗み去らんとす。
 帝、大声にて人を呼びたまえるに、突如、破帽、藍袍、ひげ面の大男があらわれ、小鬼の目をくじり、躰をやぶりてこれを捨つ。 

 帝、驚きて名を問いたまえば 「臣は終南山の鍾馗なり、我、先帝の砌、武挙の殿試に応じてならず。 恥じて自ら生命を断つに、かたじけなくも帝より、手厚く葬られし御恩を報ぜんがため、かく現れたり」 と答う。   

 帝、夢より覚めたまえば、病即ち癒えたり。 後に、呉道玄なる画家を召して、この鍾馗の姿を描かせたまいし」

以上引用

ってことで、簡単に言えば、玄宗皇帝が熱病に魘されていたときに、夢の中で病魔と思しき鬼を退治してくれたのが鍾馗さんなんだけど、武挙(科挙の武人版)に落ちちゃって、それを恥じて自殺したのに、国が手厚く葬ってくれた恩に報いるためにしたんだよん、って感じなんだよね。

その後、「熱病を治した」って処から、民衆の間では病魔退散の神様になっていくんだよね。それが日本にも伝わって、顔を赤く塗った象は、疱瘡除けの神様としても崇められてきた。

えーっと何の話だっけ?<=おい!

そうそう、内部告発保護の対象独禁法など414本選定ってことなんだよね。

以下引用
****************************

内閣府は16日、内部告発者を解雇などから守る「公益通報者保護法」で、通報対象となる法律の原案をまとめた。国民の生命と身体、財産保護に関係し、刑罰規定を持つ独占禁止法や労働基準法など414本を選定。自民党が同日開いた内閣部会・消費者問題に関するプロジェクトチームの合同会議に提示した。
 今月下旬以降、国民から意見を公募し、与党の了解も得た上で、2005年3月に法律を明記した政令を閣議決定したい考え。

****************************
以上引用

「公益通報者保護法」は2004年6月に成立・公布され2年以内に施行される予定なんだけど、細部は詰まっていなかった。っつうか、条文を読んでいただくと判るんだけどう保護するのかも,何をもって「公益」とするのかも、決まっていないっていう、ヘンテコナ法律だった。

そして、附則を引用すると
****************************
 (施行期日)

第一条 この法律は、公布の日から起算して二年を超えない範囲内において政令で定める日から施行し、この法律の施行後にされた公益通報について適用する。

 (検討)

第二条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。

*****************************

ってなっていて、「政令」そして「必要な処置」は政府が行うんだよね。そして、当初は30程度と考えられていた、「公益」に関わる法律はなんと414本となり、でも「政治資金規正法」と「法人税法」は対象外にするって、いったいどうなっちょるんじゃ〜〜?

これまでも、政治と銭、そしてそれを支える法人税及び、事業者課税の問題を何度か書いてきたんだけど、ここまで露骨な法律が施行されるって、日本はいったいどこに行こうとしてるんだろう。

つまり、ちょっとでも法律に違反していると、「公益通報者」にチクラレて、御用になる可能性があって、チクッタ通報者は法律で保護される。でも、「うちのシャッチョウさんは、税金ごまかして、議員先生様に献金してまっせ」は、保護されないんだよね、ってそこまで露骨な法律が存在していいの?

そして、それを防ぐためには、「有力者」の方と懇意にして、通報されないように「円満な関係」を業界の方々や「関係各位」と作っておかないと、どこからスパイがもぐりこむか判ったもんじゃない。だから「信用の出来る家庭」のおぼっちゃん、おじょうちゃんを採用しないさいよね、って、システムは急速に完成形に向かってるんだよね。

そして、これだけ凄い方向性が露骨になっているのに、マスコミは現時点でほとんど問題にしていない。っつうか、リンクを貼った該当記事も、すでに一部削除されているんだよね。

正気じゃない気がするよね、こんな法律成立させた議員の皆様、大丈夫か、まったく?

ふう・・・・。

中途半端だけど、そろそろ会社出なくちゃならないから、今日はこの辺で。

ってことで、またね!


テキスト庵

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2004年12月12日(日) 明日は「すす払い」っす。@「挿絵とあらすじで楽しむお伽草子 」へのお誘い

ひゃぁ、昨日は二日酔いっすよ二日酔い。ひさしぶりだなぁ。しかし、お誕生日に、職場の忘年会でなっちゃうっていうのは、如何なものかと思わないでもない、つきなみ♀@一歳年取ったです。皆様如何お過ごしでしょうか?

あっ!そう言えば、昔から憧れだった、はせP先生の「ということでおめでとうございます。ぱふぱふ。」っての初めて書いて頂きました。ありがとうございました。そして、お祝いの言葉を頂いた皆様、ありがとうございました!

って、ことで、明日12月13日は「煤払い」なんだよね。

ネットで検索するといくつかのサイトには、「煤払いは江戸時代から始まった」なんて書いてあって、内容としては

「元々12月20日であったが、三代将軍家光の忌み日にあたるため、江戸城のこの行事が13日に変更となり、それが江戸市中に広がった」と
「その際に、胴上げの習慣があり、その際の掛け声が”めでためでたの若松さま”である」

って感じが多い。

この説明は、実は杉浦日菜子さんが、「お江戸でござる」で解説として話されたものが元になっているんだよね。杉浦さんは、原典を読んでいらして、お話をされているんだけど、現在これに一番近い内容が書かれている書籍は、三谷一馬さんの、江戸年中行事図聚(中公文庫 ISBN: 4122030420)となる。ちなみに、そこに掲げられている図の出典は『黄表紙「突渡最早恵末栄」鳥居清長・作』と、『合巻「大晦日曙草子」歌川国定・作」なんだよね。

もちろんお二人は、「江戸時代から」なんて書いてはいなくて、「江戸時代にはこうだった」っていうのを、慌て者のパクリ屋さんが、そこを読み飛ばして、ネットに公開し、いくつかのサイトでは孫引きされている。そのまま思い込む人がいると、ちょっと気の毒かなぁなんて。

それはともかく、「すす払い」でご紹介したいのが、

京都大学大学附属図書館公開展示会平成12年度の際に作成された「挿絵とあらすじで楽しむお伽草子 第5話付喪神(つくもがみ)」

なんだよね。

この絵巻は室町時代に成立したもであることはほぼ疑いなく、巻頭に上げられる『陰陽雑記』は比定されてはいないものの、少なくても室町中期以前に「煤払い」の行事が行われていたことも疑いはないんだよね。

そして、お話し自体は、最後の結びが

「即身成仏を願うなら、すみやかに真言の教えを信じることです。」

ってことで、真言密教の説話本なんだけど、もしお時間のある方がいらっしゃったら、絵巻に出てくる妖怪のプリティーさを是非ご覧いただきたいなぁなんて。

では、また。


テキスト庵

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2004年12月11日(土) ふゆのよる。あるいは最後の忘年会。

陽気な声に送られて、店を出る。

酒から生まれた、うわっすべりな言葉達と、酒に隠した本音の言葉達は、けっして交わることはなくて、その場にすべて置いていくのが、こんな仕事絡みの酒宴の作法だと気付いたのは、いつからだろうか。

乾杯と、実の無い褒め言葉と、いくつかの決まり文句が繰り返される。

それでも、そんな時以外には、感謝の言葉さえ聞くことのない乾いた心には、少しは沁みるのかも知れないと、近頃は思うようになった。

手締めの音で、場は変わる。

衿を直し、ネクタイを結びなおして幾つかのグループは散っていく。

「二次会行こう、二次会行くぞ」と揺れながら、乱れた服装のまま、歩き出す人はひとりきりで、振り向く酔眼に映る人影は無くて、ため息をつく。

風に煽られた新聞紙が足に絡み、振り払おうとよろけて手をつく、電信柱は冷たい。

「なんでかなぁ・・・、なんでこうなったのかなぁ・・・」

見上げる空には、昔から、ひとつだけ見分けがつく星座だった、オリオンの三ツ星が光る。

「係長、お付き合いしまっせ」

「おぉ、行くか、俺のおごりだぁっ!」

下から腕を組むように支えて、歩き出す冬の街にイルミネーションが瞬く。

「来年の忘年会はないんだなぁ・・・」

春に定年を迎えるその人が、ぽつりとつぶやく。

終電まで今日は一緒にすごそう。

入社した時に、文房具を揃えてくれて、所属の名札を渡してくれた人だから。そして、私の愛称を勝手に決めてしまった人だから。肩書きは今日までそのままだったけど。

今日は最後の忘年会。

もう少し、言葉を受け取っていよう、私でよければ。











テキスト庵

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2004年12月10日(金) 年金徴収を民間に「無償」解放?!

ってことで、未納問題が続く国民年金問題に朗報が!?

Yahoo!news
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000007-san-pol
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以下引用

国民年金保険料未納者への徴収など社会保険庁の一部業務が、試行的ながら民間に開放されることとなった。


以上引用
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スバラシイ!民間のボランティアさんが、年金を徴収するんだね。地元密着で徴収できれば、無駄な経費が削減できるし、優秀な社会保険庁の職員様は、雑務から解放されて行政に専念できるし、定員も大幅削減なんだね!

うん?!

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以下引用

政府の規制改革・民間開放推進会議が求めている社会保険庁業務の「市場化テスト」(官民競争入札)の実施について、村上誠一郎規制改革担当相と尾辻秀久厚生労働相、推進会議の委員らが九日、都内で折衝し、民間開放の実施で合意した。

以上引用
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へ??入札??、まさか事業としてどこかの企業が受託するって事はないよね。だって、徴収で利益が上がるわけ無いじゃん。

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以下引用

市場化テストの実施が決まったのは、国民年金保険料未納者への保険料徴収業務▽厚生年金未適用事業所に対する適用促進業務▽年金電話相談業務の三業務。これら業務の一部を民間に開放する。

以上引用
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ほぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!??
なんじゃそりゃ?個人情報てんこ盛りのデータを民間に渡して、しかもそれを収益を目的にした事業として、入札で決めるってどうよ?

入札するってことは、「その事業にどのくらいの費用がかかるか」を計算して「利益を見込んで」金額を決め、各社が入札して決定するってことになるんだけど、サービスを混ぜ込んしまった業務に、どうやって、社会保険庁は入札基準を作れるんだ、まったく。

それ以前に、年金制度自体が信頼性を失っているから未納が増えているのに、その問題と徴収を分離して、どんな構造を作ろうとしているのか、まったく不明だ。

つうか、もしスバラシイ年金制度が生まれて、我も我もと年金を支払おうとしても、一度民間に委託した事業を撤収することは事実上不可能なので、年金の未納者に対する徴収は、未来永劫、費用として発生し続けることになるんだよね、変なの。

そして、社会保険庁の定員は、一切削減の予定はないと、きたもんだ、三度笠(古)先月の時代劇専門チャンネルは藤田まことさん特集だったよ。って関係ないけど。

ほんと無茶苦茶するなぁ・・・・。

社会保険庁の問題は、厚生族議員と官僚の根本的利権体質と、そういった中央官庁と実際の業務を押しつけられる社会保険事務所をはじめとする現場の職員さんたちの意志の疎通の悪さが背景にある。

今年の八月に表面化した、市販の7倍で出版物購入したり、元職員の会社と市場価格をまったく無視した随意契約を結んでいたりした問題も、他の省庁に比べて、許認可や人件費以外の事業予算が少ないから起きた、小さなパイから、最大の利権を得ようと言う、一部不心得な職員の諸行だったんだよね。

気の毒かどうかは別にして、急速に健保組合が解散している中、まともな天下り先さえも確保できていないこの庁にとって、表面的には反対の態度を取っていたけど、大きな予算を支出できるこの構造は、正直、「泥棒に追い銭」だと思うんだけどなぁ、まったく。

あ、そういえば、お誕生日のお祝いのメッセージをくださった、皆様ありがとうございました。今日は今から、職場の忘年会なんで、取り急ぎこの場をお借りして御礼申し上げます。

って、誕生日が忘年会って、微妙だなぁ・・・。まぁ、一人でケーキ囓るよりはましだけどね。

ってことで、またね!

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ここ半年くらいの、社会保険庁関連のログ

社会保険料と税金は職員のためにある!!

金銭感覚ゼロ!@社会保険庁市販の7倍で出版物購入

偉いぞ!江角マキコ!@現在国民年金を払う人は間抜けである?<=東スポ風


テキスト庵

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2004年12月09日(木) 借金踏み倒し天国へ一直線

はい。明日12月10日がお誕生日のつきなみ♀です。プレゼント、よろず受付中。皆さん、遠慮しないように!

とりあえず、一番欲しいのは愛かな、愛(古)。って、「愛だろ、愛」のサントリーカクテルバーの宣伝やってた、永瀬さん、キョンキョンと離婚しちゃったし<=おい!

それはともかく、
Yahoo!Newshttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000223-jij-pol

以下引用

「法制審議会(法相の諮問機関)の会社法部会は8日、現行の会社法制を再編して一本化した新法「会社法」の要綱案をまとめた。株式会社の最低資本金制度を廃止し、2008年まで特例的に認められている「1円起業」を恒久化する。」

以上引用

ってことで、やっぱり1円会社、当たり前になっちゃいますね。これについては、
7月19日の日記で「日本の法人はどこに行っちゃうの」って題で書いたんだけど
その時は、まだあくまで「継続」だったんだけど、今回は有限会社と株式会社の一本化、意味不明な「合同会社(仮称)」そして、合資会社と合名会社は存続ってことで、通常国会に提出されて、まず間違いなく可決される。

このしょうもない日記を前から読んで下さっている物好き、もとい、ありがたい読者様には、重複して申し訳ないんだけど、ここ数年の会社法及び商法の改正は、日本を借金踏み倒し天国へ加速しているとしか思えないんだよね。

一部だけその日の日記を引用すると

『破産法の改正(改悪?)と相まって、制度の矛盾を突けば、社会的責任を果たそうとしない人物であればあるほど、無茶な会社を作って、無茶な借金をし、お手盛りで親戚縁者や愛人や、お世話になってる議員先生様や議員先生様に依頼されたどこぞのバカぼっちゃんや嬢ちゃんに給料大判振る舞いをし、最終的に会社を潰して、保証協会にケツをふかせ、恩を売っといた議員先生の紹介で、どこぞの似たような経緯で設立された会社を相談役と顧問なんて肩書きで渡り歩いて、悠悠自適の一生を送るんだよね、きっと。』

と書いていて、これは小泉純ちゃん総理の勤務実態のない会社員時代の事を背景にしてるんだけど、ここまで早急に法体系を整えようとしているのは、政府の公式見解とは異なって、景気がもう一度急速に減速することを見越しているからに他ならないんだよね。だって、通常国会で審議して、一部改正だからって、2006年施行だよ。

現在、政治活動に対して、金銭及び行動共に熱心なのは、中小企業の「シャッチョウサン」達と、個人事業主さま達と、上場していても実際には同族企業の形態を維持する、企業オーナーが殆どなのは、論を待たない。これは自民党と民主党はもちろん、共産党の一番の活動舞台は民商に移っていて規模が小さめって事だけだし、公明党が若干少なめ、社民党は少ないけど、全体では圧倒的多数だ。

そして、現在の政府&自治体の、中小事業所向けの金利優遇付き各種制度融資事業は、ほとんどが地元銀行か商工会議所が窓口になっていて、実際には、地縁血縁を辿らないで、事業計画書と決算書だけで実行に至ることは、宝くじより少し可能性が高いだけだといってもおかしくないのが実態なんだよね。

現場レベルでは、ぶっちゃけ、各政党はそれぞれ枠を持っていて、制度融資を配分している。そして、制度融資が適わない場合、「有力者」か「懇意な金融機関」のプッシュ無しで、信用協会保証がついて、一般の新規融資が行われる事もまずない。

極論すれば、各政党が大切なのは、国民あるいは選挙民ではなくて支持者なんだよね。あるいは、支持者になれば見返りはあるけど、それ以外はアウトオブ眼中だ。

そして、今の法人や事業者に対する法整備は、合法的に借金を踏み倒しても、政党に献金を続けられ、生活を維持できる仕組みへ一直線に向かっている。

国会の議事録をDLして読んでもらうと分かりやすいんだけど、会社法関連は、とてもまともに審議されているとは思えない。提出され、「異議無し」で可決されていく。法案さえホントに読んでいるのか疑わしいんだよね、まったく。

このことは、法案が掲示されてからもう一度書きたいなぁ。

さて、今日はバースデェイ・イブだから、差し向かいで美味しいお食事なんだよね、これから。

って、お家に帰って、昨日ゲットした超特価オージービーフサーロインステーキ180g、それをまた半額で350円だったのを、猫とちゃぶ台挟んでなんだけど、うにゅん。

少量の葡萄オイルでニンニク炒めて香り出ししてから焼くと、臭みが取れて美味しいんだよね、すっごく。残った油でもやしも炒められるし。

ってことで、じゃ、またね。


テキスト庵

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2004年12月08日(水) 黙祷。日米開戦忌祈念日。

12月8日は、63年前、日本の連合艦隊による真珠湾攻撃から始まった戦争の祈念日です。ここ数年、新規に公開、発見された資料から、開戦に至った経緯、そして終戦までの実態が明らかになりつつありますが、数多くの戦闘員の生命が失われ、また、非戦闘員に対する無差別殺戮である、都市に対する爆撃を招くに至った戦闘の発端でもありました。

この戦争で失われた命とそれに連なるはずだったすべての命に黙祷を捧げます。

そして、このような惨禍が、地上から払拭される日がくることを、祈ります。


テキスト庵

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2004年12月07日(火) もう税金払らうのやめようよ!

ってことで、いつも突然復活する、年末調整書類の提出も終わったつきなみ♀です。と言っても、「無い」って書くだけなんだけどね。生保も個人年金保険も団体で給与天引きだし。

それはともかく、政府税調&自民税調、むちゃくちゃな事になってますね。確かに定率減税なんて場繋ぎは止めた方がいいんだけど、元々の掛け声だった、総合的に税を見直すなんて結局なんにもやらないで、消費税・地方税・所得税って取りやすいって言うか、今きちんと払ってる人から、もっと取ろうってことしかやらないんだよね、まったく。

大雑把な記事だと(yahoo!news:経済総合 )
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000161-kyodo-bus_all

そして、自民税調は(yahoo!news:経済総合 )
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041204-00000015-san-bus_all

で、目玉が、フリーターからの住民税課税
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000015-san-bus_all

って言うんだから、へそが茶を沸かすよね。

ちょっと整理すると、フリーターからの住民税課税は、今までだって、別にフリーター(アルバイト・パートを含む)を優遇しようとしていた訳じゃない。記事を読むともっともらしいことが書いてあるんだけど、すごく大雑把に言えば、今後も源泉徴収をやらない個人事業主や法人に雇用されている人はなんにも変わらない。

唯一困るのは、名義だけ借りて、架空の人件費を計上して、最低の所得税分だけ支払って脱税していたのが、住民税の分まで払わなけりゃいけなくなっちゃう、事業体くらいかも知れないね。

つうか、実際には所得税を源泉徴収で払うフリーターでも、白色で確定申告をすれば定率減税が終了したと仮定しても、月間手取りで20万円以下なら、還付される所得税の方が、徴収する地方税より実際には多くなってしまうんだよね。

なんでこんなバカバカしい事が起こるかと言うと、同じ会社に勤め続けていれば、基本的に給与所得者の基礎控除と来年から減額が決まっている、配偶者関連の控除、そして学齢児と高齢者を中心とした扶養控除と、社会保険費以外に、所得から控除される金額は無い。あとは俗に言うマイホーム減税だけど、家かマンション買わない限り、実際には関係が無い。

ところが、複数の事業体・個人から収入があれば、本来は税務署に開業届けを出して個人事業者にならなければならないんだけど、実際には白色で申告すれば、個人事業主としての特典が得られるんだよね。

例えば、お友達のサイトを作ってあげたことにして、その友達の名前で毎月500円自分で振り込む。それだけで、今お小遣いから支払っている、ADSLやプロパイダや携帯の料金は、50%までならほぼチェックなしで、経費に計上できるんだよね。そして、各種関連ソフトなら70%くらいまでは、ノーチェックで大丈夫だ。もちろん、彼女と旅行に行った費用だって出張費で落とせるし、お茶やお菓子はもちろん、昼のファミレスのランチや、出会い系サイトで引っ掛けた女の子を連れて行った、「オサレなBAR」の支払いだって、会議費や接待交際費で、かなりの比率、経費で落とすことが可能だ。で、課税所得をほぼゼロになるまで収入から経費で差っぴくと、地方税はもちろんゼロに限りなく近づくし、国民健康保険は、自治体によって若干の差はあるけど、年間で1万円はかからない。これってどうよ?

なぜこんな事がおきるかと言えば、確定申告の思想は、法人税法が基礎になっている。

西武鉄道上場廃止騒ぎの時に、一瞬報道されたけどすぐ尻すぼみになった問題に、このグループはほとんど法人税を支払っていなかったという事実がある。

すごく大雑把に言えば、借金抱えて儲かっていなければ、基本的に法人税は発生しない。儲かりそうになったら、借金増やして適当な事業に投資して、会社を拡大しても、税金払わなくていいんだよね、事業体は。その手法の大親分が、西武鉄道グループなんだよね。バブルでこけた地産やセゾン、そしてそごうなんかも、同じ手法だったけど、借金の担保にしていた不動産が下落して、早々に破綻しただけなんだよね。

その点ダイエーは、儲かってもいないのに、律儀に法人税を払っていた。いいか悪いかは別にしてだけど。つうか、会計処理下手過ぎ。その総責任者だった高木さんが社長になった時点で、ダイエーは破綻の道をましぐらだったんだよね、実は。

一時は、企業活動の総収入に対する、低率での外形標準課税が話題になったけど、今回の税調では話題にもなっていない。

今回引き上げが規定路線になっている消費税について、一部に誤解があるんだけど、消費税はまさに消費税であって、事業体の帳簿上は仮受け消費税であって、支払った金額と受け取った金額を事業体は相殺できる。支払っているのは、実際には消費者だけなんだよね。そして消費者から現金で受け取った消費税でさえ、合法的に懐に入れてしまえるんだよね、っつうか、かっぱらえる。

その事は、この日の日記に「欠陥消費税は、福祉目的税にはなり得ません!!」って題名で少し詳しく書いたんだけど、税金を根本から見直すためには、税法関係ならまずは法人税、そして商法&会社法と会計基準とをワンセットにして議論し、中小企業や個人事業主への課税方法から見直さないと、給与所得者と、社会的責任を果たそうとする一部の優良企業だけに、過大な税負担がかかり続けるんだよね。そしてそのことが、経済の成長を著しく阻害している。

早い話が「正直者は馬鹿をみる国家」に向かって一直線なんだよね、日本は。

税調に限らずなんだけど、政府の諮問委員になっている「有識者」はそれぞれの分野では、優れた業績を残し、もちろん「あったまいい人」が多いんだけど、実務経験者がほとんど皆無なんだよね、いつも。なので机上の理論に終始して、実態から遊離してしまう。

今のところ私は、ちゃんと税金も社会保険料も払っているけど、所属組織の人たちで、思い切り節税している人も随分増えてきている。って正直に言えば、法律ぎりぎりの脱税行為に走しっちゃっているんだよね、実際に。だってスキルはあるんだもん、皆様。それを今までしなかったのは、やはり社会的責任や、道徳的な心情だったわけなんだけど、あんまり国のやりかたが無茶苦茶なんで、我慢できなくなっちゃったって感じかなぁ、残念。

新聞やTVも、西武鉄道グループの法人所得隠しと今回の増税問題を関連付けた報道くらいしてほしいよね。つか、連結赤字を計上して、実際には「大株主上位10人と役員、自己株式を持つ場合は自社も含めた保有株比率が80%を超えたまま1年を経過すると廃止」の状況で、株式の配当をしていたことも、結局は商法違反にはならないってどうよ?法人税は払わずに、実質社内に資金を還流しても犯罪じゃないなんて、そんな法律あり?微額な追徴金で終わりなんだよね、税法上は。

ふぅ。

露見した西武鉄道グループの問題は、株式市場や一企業の問題じゃない。税の根幹の問題だって、忘れないで欲しいんだよね、ほんとに。

さて今日もイトーヨーカドーに閉店前30分ぐらいに飛び込んで50%引きシールの食材でお料理しようっと。って行ってみないと、どんなおかずに出来るか、まったく不明なのが難点なんだけどね。

じゃ、また。




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