想い出の樹

2004年02月29日(日) 日本障害者ピアノ指導者研究会 分科会

今日はいろぉんな先生のお話を伺ったり、
いろぉんな教材を見せていただいたり、
とにかく楽しい楽しい分科会でした〜♪
この分科会、いつ開催しても居心地がよい雰囲気。(=^・^=)
垣根がなくて、素直に表現し合える関係を持てるからです。

今日は最高のものを入手してきました!うほほっ
発達障害の子に限らず使える教材。
教材というより教具かな。
レッスンがより楽しくなるような教具です。
よりわかりやすく、楽しく・・・・。
新年会で見せていただいたとき、
これ欲しい!!と、注文していたものでした。
ん〜〜、レッスンでどうやって使おうか、ワクワクしちゃいます♪

分科会の後は、夕飯をご一緒して。
分科会の流れでおいしい料理を食べながらの会話は、とにかく弾むもの。
こういう会は、通信を受け取るだけではなく、
こういった生きた会話の中から本当のよさが享受できるのではないか・・・、
なんて思う瞬間でもあります。
今回は、静岡・富山・大阪といった遠方からの先生もいらして、
とても充実したひとときを過ごすことができたのでした♪



2004年02月28日(土) 弾きっこ&飲みっこ

今日は午前中弾きっこ、夜6時から飲みっこでした♪
弾きっこで嬉しかったこと。(*^_^*)
今までなかなか「ピアノで遊ぶ」というところまでたどり着かず、
お友達と仲良くなる=鬼ごっこ(^-^;A だった弾きっこ。
しかし、今回はめずらしくピアノの周りにたくさんの子が集い、
それぞれ会話を楽しみながらピアノを弾いてくれていました。

ピアノを弾くのは「聴いてコーナー」だけ・・・だったのに、
こんな風に自由な時間にもピアノで遊んでくれている。
私が求めていた弾きっこの姿がそこにはあり、
とてもとても嬉しかったのでした♪
いつも自由な時間が鬼ごっこに始終してしまうので、
リトミックを用意していたのですが、
そんな必要もなく、みんな楽しそうにピアノの周りに集まっていました。

やっと大量に持っていっている楽譜が役に立った!(笑)
大人の生徒さんは、興味を持って手にしてくれていたのですが、
子どもの生徒は声をかけても、なかなかそこまでたどり着かず・・・・。
まだ楽譜に慣れていないのだから仕方ないかぁと思っていました。
今日は、本当に嬉しかった!

お友達を連れてきてくれている子がいたので、人数も多くて。
やはり人数が多いと盛り上がりますね。
空間そのものが明るくなり、子どもの笑い声が聞こえてきて、
とてもよい雰囲気の弾きっことなったのでした。

で、夜は飲みっこ。
ここ2,3ヶ月、突然大人の生徒さんがドバッと入ってきたのですが、
今回の飲みっこは、ほとんどが新しいメンバー。
普段のメンバーは予定があったりして来られなかったのです。
ということで、まだ普段の「顔」が見えていない生徒さんばかり。
レッスンとは違った、リラックスした楽しい会話で、
普段見えない一面が見えてくる飲みっこ。

今回もやはりレッスンでの仮面がはがれて(笑)、
いろんな一面に出会うことができました♪
6時から話していたのに、いつの間にか11時!!
飲みっこではいつものことですが・・・、
やはり時計を見た瞬間って、びっくりします。(笑)

それだけ打ち解けて楽しい時間を過ごせたのだと思うと、
これまた嬉しい気分になっちゃうんですけどね♪
新しいメンバーも楽しい人たちばかり!
これはホームコンサートの打ち上げ、盛り上がるだろうなぁ〜(=^・^=)
(まだ気が早いか・・・(^-^;A )



2004年02月24日(火) 楽器についていろいろ考える・・・

最近音色や表現についていろいろ刺激を受けているけれど。
先日ヤマハのフェアとカワイ楽器で展示されているピアノをたんまり弾き、
いろいろ感じることがありました。

以前中村紘子がホールの響きを確認し、
それを計算に入れながら演奏する・・・と、
テレビで言っていたことがありました。
あれは、私が中学くらいのころ見たテレビかな。
そのときは、そんな計算して弾けないぃ〜と、
実感がわきませんでした。
もちろん、今も経験豊富なわけじゃないから、
計算などできない。(^-^;A

ところが、今回こんだけたんまりと様々なピアノを弾くことによって、
これと似たようなことを実感することができたのです。
この場合ホールではなく、楽器そのものについてだけれど。

小さなピアノは、やはり響きも音の伸びも悪い。
ダイナミズムの変化がそれだけ悪くなるわけだから、
こちらにかかってくる負担が大きくなりますよね。
けれど、大きなピアノは響きが豊かで音がよく伸びる。
フォルテにしてもピアニシモにしても、
普段弾いている6,7割の弾き方にしないと、
大きなピアノでは汚い音になる可能性が高いんじゃないかな。
それだけ余裕のある音が出せるということなのでせう。

様々なピアノに触れ、弾き慣れるということは、
それだけいろんなピアノに対応して、
自分の表現ができるようになるということで、
こういうフェアはそういう使い道もあるなぁ・・・と。
購入するわけじゃないのに、弾きやすい空間に甘えて、
じぃっくり弾かせていただいちゃいました。(^-^;A

ヤマハのフェアの場合は、ほとんどの楽器に人が座り演奏しているので、
弱音を堪能することはできませんでしたが、
音の伸びだったり、響きだったり、タッチ感だったりを、
充分堪能することができ、私にとってはまたとない機会だったのでした。

ところで、ここまでは楽器による違いについて書いたけれど。
実は、空間と楽器の関係というのも深いと思うのです。
狭い防音室に、大きなピアノを置いて弾くとどうなるか・・・。
耳が疲れるだけではなく、音に鈍感な耳を育ててしまうことになりかねない。
それぞれの空間に合った大きさのピアノ、響きのピアノがあると思うのです。
空間だけではないですね。
その空間の持っている特長も考えないと。
音を吸収しやすい空間なのか、響きやすい空間なのか。
普段練習するピアノは、空間に合わせて買わないと・・・と思います。

こう考えてみると、実際に聴き比べてみたいもの。(笑)
こりゃ、いろんなスタジオに通ってみないとわかんないなぁ〜。
ほんと、4畳半くらいの防音室の場合、
今出ている一番小さなタイプのグランドが丁度よいのではないかなぁ。
実際に聴き比べてないからわからないけれど。
せっかくのグランドなら、蓋を開けて響きを堪能したいところだし。
蓋を開けて響きが空から降りてくるような・・・
そんなハーモニーの一体感を感じながら、よい耳を育ててくれる空間と楽器。
一体どれくらいのバランスだと丁度よいんだろう。
こんなこと考えなくてもよいほどの広くて響きのよい空間で、
毎日弾けたら幸せだろうなぁ〜〜〜。(笑)

残念ながら、うちは音を吸収しやすい部屋の上に、アップライト。(T-T)
ああやっていろんなグランドに触れると、いかに様々な弱音が可能か実感。
アップライトの限界を感じちゃう。
今は無理だけど、いつかグランドの置ける部屋に引っ越したいものだ・・・。
とりあえずは、アップライトでもまだまだ音色の変化は可能だし、
表情をつけることも可能。
これでたまにグランドを触りにいくことで、ガマンしよう。(⌒〜⌒;A

ミケランジェリは、アップライトでも練習していたそう。
その部屋で練習するには、グランドだと耳をいためてしまうから・・・らしい。
それを励みに、私もアップライトでどこまで表現の追及ができるか、
音色への挑戦をし続けよう♪

ところで、11月3日に千葉支部合同発表会が決定。
千葉のぱるるホールで開催するこの発表会。
あそこは、とにかく響きがよいホール。
あんな響きのよいホールで弾いたことがないので、
実際にあそこで弾くとどんな感じなのか体験してみたい・・・。
家で弾くのと全く同じに弾いたら、雑に聞こえてしまうのかもしれないなぁ。
そういう感覚を身に付けてみたい。
きっと、それが中村紘子が言っていたことなのだろうから。
Y先生も勉強になるから弾いてみたら・・・と誘ってくれたし。
ん〜〜、楽しみが一つ増えちゃったなぁ♪



2004年02月22日(日) レクチャーコンサート

今日ヤマハのグランドピアノフェアへ行き、
予約していた村上輝久氏のレクチャーを聞いてきました。
『いい音ってなんだろう』を読み、
いつかレクチャーを聞きたいと思っていたので、
ワクワクしながら有楽町へ向かいました。

最高だったのは、
モーツァルトやベートーヴェンが実際に使用していた楽器の音を、
聴けたことです。(録音)
音色の変化を求めて、ピアノがどのように進化してきたのか、
実際の音を聴くことで、
今まで見えてこなかったものが見えてきた気がしました。
ベートーヴェンの後期に、あそこまで音色が豊かになっていたとは・・・。
かなり驚きでした。

ここ1年、チェンバロやフォルテピアノに興味を抱き、
そういったレクチャーコンサートや演奏会に通いましたが、
ロマン派の音楽(音色)には目を向けてきていませんでした。
これら音の発展を10年ごとに追った録音を実際に聴いた後、
ピアニスト堀江真理子さんの演奏を聴くことによって、
今回はロマン派の「音色の変化」を今まで以上に体感することができました。
頭で理解した気でいるのと、体感した!と実感できるのとでは、
大きな違いがありますね。

昨日のY先生のレッスンを見学し、
「音色」というものを改めて考え直し始めたところ。
もともと「音色」にはこだわりのある方だと思っていたのですが、
ん〜〜〜、まだまだ!!

昨日、今日と音色について考えさせられる機会を与えられ思ったこと。
「どういう音色で弾きたい」というイメージが、
具体的にはっきりしていないと、そういう音作りは無理だということです。
ということは、それだけいろんな「音色」を知っていなければならない・・・。
果たして、私はそこまでいろんな音に出会っているだろうか?
自分の知っている音色なんて、たかが知れてる・・・。
今までその中で試行錯誤していただけではなかったか??
まだまだ、知らない音がたくさんある・・・そう感じました。
たくさんの「音色」に出会い、
たくさんの「音色」を得て、それを生徒に聴かせてあげたい。
生徒たちに、たくさんの「音色」を感じてもらえたら・・・そう思います。

一番いいのは、やっぱり生演奏をたくさんたくさん聴くことですよね。
まだまだ聴き足りないんだなぁ〜〜〜〜。
3月に内田光子の演奏会へ行く予定。
そこでは、どんな「音色」に出会えるのでしょう?
今からワクワクです。(*^_^*)



2004年02月21日(土) レッスン見学

今日は丸一日とぉっても充実した一日でした♪
午前中は税金のことをいろいろと。
午後からレッスン見学。
その後ロード・オブ・ザ・リングを観ました。
忙しかったけど、楽しい一日だった〜。(^-^)

このレッスン見学。
この日記にも何度か登場している千葉支部のY先生。
順子先生の公開講座をあちらで主催なさった際に、
当日の模様を文章にしてくださった先生で、
メル友とはいえ、実は私よりずっと目上の方。
経験も豊富!実績もあるすごい先生なので、
「いつかレッスン見学させてください〜!」と
お願いしていたのでした。

年長、小2、小3のレベルの高い子ばかりのレッスン。
そりゃ、目玉が飛び出るほどのレベルです。(笑)
コンペで金賞を取っているような子たちなので。
でも、さすがY先生のお人柄。
普通お母様がレッスンに付き添って、
真剣にレッスンを聞いているような場合、
(まるでお母様がレッスンを受けているかのよう!)
子どもは縮こまったりしているものですが、
どこかお母様方にもゆとりが感じられ、
子どもたちも、生き生きのびのびしているのです。
ということで、気持ちよくレッスンを見学することができました。

今回感じたことは「表現力」のレッスンについて。
ピアノ講師を始めたばかりのころ、
「押し付けたくはない」と表現について思っていた私。
でも、しばらくして、
「音で表現するということがどういうことかわからない、
そういう白紙の子に自由に表現してごらんといったところで、
そんなの無理じゃん」と思うようになり。。。。
最近では、もっと弾いてあげたりして耳を育て、
音で表現するということがどういうことなのか、
たくさんの引き出しを作ってあげたい、と思うようになっていました。

しかし、ひとつの曲と対面したときに、
それをとことん仕上げるということがなかなかできない。
音へのこだわりもなかなか伝わらない。
どうやって曲を仕上げるということを伝えていったものか、
コンペに出ている生徒さんたちは、
何故あんなに細部まで神経こまやかに演奏できるのか?
不思議でした。
で、学びたいと思っていたのです。

それが今回いろいろ見えてきました。
Y先生は、よく弾いてあげています。
私も弾いてあげているつもりでしたが、足りない・・・・。
たった1小節の1箇所。
その音のバランスだったり、音色の美しさだったり、
「音が汚い」と思えば、きれいになるまで、
とことんその場で付き合ってあげる。
でも、そこができると他の似たような場所も、
音色に気をつけられたりするんですよね。

音のバランス感覚にしても、リズム感にしても、
拍子感にしても、
私のレッスンよりずっと神経が行届いている。
そう感じました。
私自身の「こだわり」が、まだまだ足りないと感じたのです。
私自身の表現へのこまやかさを、もっと追及していかなければ・・・、
それを強く強く実感させられました。

本当にちょっとしたことなのです。
でも、それで演奏が大きく大きく変わってくる。
私の生徒である程度弾ける子の演奏を聴いたとき、
「あら、いいじゃない。ステキに弾けてるわね。」と思える。
でも、Y先生のところの生徒さんが同じ曲を弾いたとき、
「え?この曲って、こんなにイイ曲なの?」と
明らかに違う。その違う何か・・・が、私の指導に足りない点です。

Y先生の生徒さんのように、
たくさん練習してくる生徒さんは、今のところうちにはいないけれど、
私自身のレッスン内容について、まだまだ見直す点があるということ。
それが見えてきたことがとても嬉しいです。
来週からのレッスンが楽しみだなぁ〜〜〜。
あ、生徒がアップアップしちゃわないように気をつけないと、
こっちばかり熱が入っても・・・・ね。(爆)




2004年02月16日(月) ○年ぶりのスキー(^-^;A

金曜の夜から那須に行ってました♪
5人家族のうちお父さん以外全員が生徒さん。
ということで、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいているF家。(*^_^*)
グループレッスンで一緒のkくん家族も合流して、
総勢10名で遊んできました。

で、スキーです。
小学校のスキー教室以来のスキー。(^-^;A
リフトの経験もなく、とぉっても不安・・・。
ところがところが、
あの頃よりずっと短くコントロールしやすいスキー板に、
めちゃくちゃ履きやすい靴。

スキーって、すっごく面倒なスポーツだと思っていたのですが、
かなりお手軽になっていて、びっくり。
少し滑ってみたら、なぁんとなく理屈というか、
体の動かし方を覚えていて、
これならリフトに挑戦できるかも?!と、
慣らした後、すぐに挑戦しました。

乗るときもドキドキ、降りるときもドキドキ。
でも、なんとか乗れるものですねぇ〜。
3回目くらいには、すぅ〜と降りるコツも覚え、
リフトが怖くなくなりました。(笑)
いやいや、最初は一生懸命踏ん張って降りていたのだけれど、
ただ立てばよいだけだったのですね。(自爆)

初心者用のコースでは、1箇所ちょっと急で怖かったけれど、
そこもなんとか滑り方を覚え、転ばないで降りれるように・・・。
で、別のリフトに挑戦したのだけれど・・・。長い〜〜!!
リフトに乗りながら、2箇所ほど急なところが見えて、とても不安に・・・。
着いたら、高い!!!!!怖さ倍増・・・・(T-T)
降りないわけにはいかず、転びながらがんばって降りました。
でも、さすがにこの1回は精神的にきたぁ。(爆)
その後は、Cちゃんと一緒に休憩室でみんなを待っていることにしたのでした。

それにしても、F家の子どもたち。
みんなスイスイ。形もキマッテル!すごいっ!
Kくんも、一生懸命特訓したお陰で、
怖かったスキーが楽しいものになったようです♪
腰にベルトをつけて、そこから紐が二本。
後ろからお父さんが紐二本をコントロールして覚えていくんです。
このベルト、F家のお母さんお手製!
とても手作りとは思えぬ出来栄えでびっくり!

こうやってスキーを体で覚えるんだぁ〜と、
そのグッズを見たとき本当に驚きました。
私が子どもの頃、こんなのあったかなぁ〜??
ファミリースキー場なので、たくさん子どもがいたのですが、
抱っこしながら滑ってる人、ベルトをコントロールしている人、
股に挟んで滑っている人。
お父さんもお母さんも、みんなスキーが上手!!
私は、もう自分のことで手一杯でした。(^-^;A

その後、おいしいお肉屋さんでお肉を購入してしゃぶしゃぶを食べたり、
ログハウスでゲームをして遊んだり。
夜中までお酒を飲みながらお話して、楽しかった〜。
暖炉で焼いたやきいもは、あまぁ〜くてほっぺが落ちそうになったし、
昨日入った露天風呂は、目の前が川で、
雪がちらちら降っている中、お星様がキラキラ。
温泉後食べに行った中華料理は安くてめちゃウマ♪

あぁ〜っという間の二日間だったのでした。
生徒のご家族と、生徒と先生という関係を越えて、
いち個人としてお付き合いできるようになってきたことが、
とってもとっても嬉しくて、ありがたくて、楽しくて!
ピアノ合宿では、大人の生徒のTさんと裸のお付き合いになったけれど、
今回はkくんママ、F家ママとCちゃんNちゃんと裸のお付き合いになれました!

レッスンでは「先生」と「生徒」だけれど、
そこを離れたとき、そういったけじめの仮面がはがれて、
不必要な仮面のない素直なお付き合いができるということ、
そういうことに幸せを感じます。(*^_^*)
大人の生徒さんのときは、飲みっこがそういう機会だけれど、
子どもの生徒って、なかなかそういう機会がないから。
この二日間、ほんとに楽しかったぁ!

それにしても・・・・、
お父さんとお母さんってすごい、を実感してきちゃいましたヨ。
子どものエネルギーは、朝起きて寝るまでノンストップなのです。(笑)
全部なんでも1人でできるわけじゃないから、
自分のこと以外に、子どものことを先にやってあげないといけない。
私なんて、自分のことで精一杯になっちゃうし、すぐ疲れちゃうし。
ホントすごいなぁ〜の連続でした。

で、私。
昨日から体中が痛くて、筋肉痛に苦しんでイマス。(^-^;A



2004年02月09日(月) ジュール・ヴェルヌ

いつかこの日記に書いた、ジュール・ヴェルヌ。
この時代のSFってどういうんだろう?と興味を持ち、
本屋に売っていた「地底旅行」を読みました。
もっといろいろ読みたかったのだけれど、
本屋にはこれしか置いてなかった。(T-T)
この本、もうしばらく前に読んだものなのですが、
今日スカパーのヒストリーチャンネルで、
ジュール・ヴェルヌ(1828−1905)が取り上げられて、
再び興味が復活したのでした。(笑)

1863年に出版された本が爆発的人気となったヴェルヌ。
なんと、出版してくれたエッツェルという人、
あのジョルジュ・サンドの本も出版していたそう!
ん〜〜、でも、ショパンは1849年に亡くなってるんですよね〜。
ヴェルヌはあのデュマと交流があったそうです。

コナン・ドイルの本を読んでも、
ヴェルヌの本を読んでも思うこと。
「ワクワク」した時代だったんだなぁ〜〜ということです。

世界に目を向けはじめたものの、
地球そのものがまだ「なぞだらけ」で、
科学は今まさに発展し始めた・・・という発展途上の時代。
メルヘンな想像が生きていた時代。
いくらヴェルヌの作品がSF的で、科学的な見地から描かれているとはいえ、
メルヘンな部分がたくさんあります。
知らない世界への想像が、とても魅力的なのです。
今は世界各地の映像がテレビで見られるわけだから、
そこに「想像」の入り込む余地って、ほとんどないですよね。

「見えない」って素敵なことだなぁと、
この時代の本を読むと思います。
世界というものがちょこっと身近になって・・・・
でも、知らないことがたっくさんあって、
「知りたい」という欲求が渦巻いている時代。
博物館や新聞、挿絵などから想像する行ったことのない世界。

子どもの頃の私は、そういう知らない世界にワクワクしたな〜。
小人や妖精、かいじゅうの存在。
地底の世界や、海底の世界。空のかなたにある空中のお城・・・。
まさにメルヘンの世界。
大人になればなるほど、知っていることが多くなって、
「そんな世界あるわけないじゃん」がどんどん増えていって、
ワクワクできることが少なくなってきちゃった。

この時代の人たちは、動物園で見たこともないような動物に出会い、
博物館の展示品や新聞などの挿絵で見たこともないような世界を目にし、
一体どんなワクワクをして、どんな想像を膨らましたのでしょう?
ドビュッシーがアラベスクを作曲するとき、
一体彼の頭の中には、どんなアラビアの光景が浮かんでいたんだろう。
パリ万博で、いかに驚きを感じ、どれほど想像力を刺激されたことか。。。。
そういう刺激を受けることができた時代の人々。
ちょいとうらやましい・・・。

とりあえず、私は火星にでも夢をはせて、
メルヘンな世界を想像して楽しもうか・・・・。
いやいや・・・私にとってのメルヘンは、未来より古代の世界かな〜。



2004年02月06日(金) ふうぅっ(笑)

ここのところ、タッチについていろいろ考えることがあって、
頭を使いすぎました。(^-^;A
新しいコーナーにしても、ここぞというときに、
がぁ〜っとやらないと気が済まないタイプなので、
ががぁ〜〜〜〜っと一気にやったら、
さすがにくたびれた。
読まれた方もくたびれたでせう。(爆)

ということで、今週末はのんびり過ごそうと決めました〜。
ちょいと使いすぎた頭を、少し休めて気分転換せねば。
とにかく気分転換の下手な私。
今週末は何も考えずに、とにかく気分転換して、
来週からがんばろっ♪

なんか面白そうな映画やってたらなぁ〜〜。
またクアハウスにでも行きたいなぁ〜〜。


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