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2002年10月22日(火) 過ぎ行く人。Danke schoen fuer...

率直に申し上げますと今日失恋しました。失恋しない方法は、やはり恋をしないことでありましょう。しかしどうしても、恋とは自ずと生まれ出るものにしか思えないのです。この先、何度失恋をくり返すのでしょう。失恋は確かに自分に強さをもたらすかもしれない。でももしも永遠に失恋し続けるとなると、本来の自分でいることに何の憎悪も感じずにいられるものなのでしょうか。そもそも魂というのは一体どこに解き放たれるというのでしょう。もし自然な感情を抑え、自分を憎み続けるしかできないとすれば、ひたすらに狂気へと向かっているしかないのではないでしょうか。

でもやっぱり、責任というのは自分以外のどこにもない。

一過性のものではあるが、それなりに沈痛な思いで学校のPCへ。すると思いも寄らないメールが来ていた。なんだか心から救われた気持ちになった。表情まで和らいだ。ぱっと明るくなった気分というのもこのこと。人とのつながりというのを改めて実感した。

今はただ、感謝します。


2002年10月21日(月) 意趣晴らし

今日は交換留学生選考の面接に行ってきた。ただ受かることが目的の、面接。
本番に弱い点を計算したうえで、その他の準備はほぼ万端のつもりだった。ただ面接の内容は予想していたものよりはるかに単純であったものの、あろうことか、日本語でもOKってことだったので、一度は安心したが、実際話してみると、いかに知識が曖昧であったかに気づく。本番では80%発揮できればいいほうだと思ってはいたが、それ以前に、やはり根本的な実力不足、勉強不足が問題であろう。まあ、質問してほしいと思っていたことは聞かれなかったし、切り札を用意するも発揮する場面には恵まれませんでしたね。こういうものでしょう、面接というのは。

私はあまり物事を要領良く、タイミング良くこなすことが得意ではない。運不運にも大きく左右されるだろう、しかし、チャンスをいかに利用するか。失敗するたびにこの言葉を思い出す。忘れては行けないとおもう。日々、幸運もチャンスも突然、予想もしない時に転がってくる。無駄にするな。

縁が無かったものと諦めるのは最終的な方法です。切り替えも大事ですから。

結局、負けることがすごく嫌いな性格だとわかりました。まあ。いちおう合格ということで。



2002年10月20日(日)

マリアージュでバイト。今日は今シーズンで一番忙しいと言われており、事務所のカレンダーも、「20」が赤で塗りつぶされていた。それなりに覚悟をして行ったのだが、私の担当は午後の1件のみ!しかも割り振られた会場の披露宴は、至ってシンプルな進行で、普段より仕事がはるかに少なく、暇ともいえるくらいだった。ただ、料理が和洋折衷だったことが少しばかり気分を憂うつにさせる。仲居さんが苦手なのだ。今となっては、あしらい方というのも覚えた気でいるけれど、それでもやはり、気持ちを抑えないといけないのは疲れる。おばさん方は、あんなにも、一日中罵って怒鳴ってイライラして疲れないのだろうか。幾松と比べれば(1回生の夏、バイトをしていた料亭)まだ親切な一面も多く見受けられるけれど。とはいえただのバイトなんだからわがままは言ってられません。

花束贈呈の場面はどうしても雰囲気に負けて泣いてしまう。もう何回も経験すればそんな気持ちも薄れてくるのだろうか。今日は新郎側だったか、母親が一人で立っていた。新郎新婦を温かい目で、そして最後には目を潤ませて、見つめていた。どんな事情があったにせよ、いま一人で見守っているその姿。なぜだかわからないけど泣いた。

帰ろうとすると、雨が降っていた。すぐに止みそうもなかった。アバンティも伊勢丹もまだ開いていたけれど、時間を潰す気もなく、傘を買いに行くのも面倒だったので寄り道はしなかった。すでに疲れ果てており、ただ早く家に帰りたかったため、雨の中我慢して自転車で走った。なんだか急に、実家で聞いたことのある昔の歌、たぶん「雨」だったと思うが、そのものすごく哀傷的なメロディが頭の中で回り始めて、さらに気が重くなり、暗鬱な気分になってゆく。

無事に家にたどり着く。すると電話がかかってきた。


2002年10月11日(金) schlecht

最近は体調が著しく不良気味である。しかしながら,よくもまあ日記をここまで放置できたものだ。

後期は、確実に学校に来るのは週2回。今日はそのうちの1回で、午前中はさすがに眠かったが、天気がいいのでなんとなく晴れ晴れとした気分で、ドイツ法の授業に出る。そうして4時間目の経済学だが、前回まで欠席していたので今日こそはと気合を入れて行ったのだが、それでも遅刻したが、教室を覗くとなんだが雰囲気が今までと違う。目が悪いので良く見えないが前に立っているのがどうしても他の先生に見える。しかも入れそうもない重々しい雰囲気だったため断念した。経済学は前期の試験の点数が予想外に悪かったため、なんだか自信、意気ともに喪失。ひそかに裏切られた気持ちも無くもなかった。経済はやはり向いてないと諦めたのと、体調が思わしくなかったのもあり前回まで欠席していたのだ。ますます授業から遠ざかってしまった。

今日も、あまり書く気分でないので終わりにしたい。お気に入りに登録して下さっている方もいるようで、それはとても嬉しいのだが、何日も空白にしてしまうのは申し訳なく思う。日々特に刺激的な出来事が起きることはない様子だ。新しいことといえば、先月の末から、某結婚式場でバイトを始めた。といっても単なる給仕係なので、あくまで裏方というか補助にすぎないけれど、またその話でも書いてみよう。


川村 |MAIL