ボクの部署のアルバイトにノグチくんというコがおります。

　いつも「こんな会社いつでも辞めてやるゼ」と仲間にいきがっており、恋愛や女の話になると、廃寺のエサを与えられてない池の鯉のように食いつき、さもできる男、モテる男のような言動や振る舞いを見せるのでございまして、同じ部署のバイト仲間はもちろん、他部署のバイトたちからも一目置かれる存在のコなのでございます。

　先日、他部署へ新しいバイトのコが入りまして、ボクの部署に挨拶に来たのでございます。
　若いコを見るのにかなり厳しい選球眼を持つボクが、「ほほう、これはなかなかいい仕事してますね」と思わず鑑定してしまうような容姿のコだったのでございます。

　挨拶が済み、そのコが帰ったとたん、当然のようにボクの部署のコたちは男女問わずにやれカワイイだの彼氏はいるのかだの「ちょっと用事が」と前屈みでトイレに駆け込む野郎はいるわだので大騒ぎでございました。

　そんな中、真っ先に食いつくはずであろうノグチくんがな超絶クールな振る舞いで輪の外におりまして、それを訝（いぶか）しんだバイト仲間のコがノグチくんに、「すげえカワイイよな？」と促すと、

「いやあ、自分はちょっと」

　と得心がいかないといった風情で首を傾げたのでございます。

　超絶に仕事ができないノグチくんが上から目線でございまして、しかもチン毛みたいな天然パーマのノグチくんのクチからもの凄い上から目線での言い回しでございましたので、かなり離れた席で仕事をしていたボクの背すじが凍りつくほど、場が急激に冷えきってしまったのでございました。

　ボクはその場の空気をなんとか暖めようと、大泉洋を１００回くらい殴ったような風貌のノグチくんに、

「あのコの部署に出入り禁止」　から始まり、
「あのコをみたら隠れること」
「しかもその間息を止めていること」
「あのコが出勤の日はオマエは休め」
「というか辞めろ、今すぐ」

　といった辞令をやむを得ず発するにいたったのでございます。周りからはヤンヤの大喝采でした。ただ、ノグチくんは自分が人気者だと勘違いしたようで、ニヤニヤ笑いながら照れてました。チン毛みたいな頭を掻きながら超絶に照れていました。（←どうも辞める気はないようです）

　ボクの友人のイガラシくんが「１００人合コン」というモノに行ってきたそうです。

　「１００人合コン」とは、５人で１つのチームを組み、男性側１０チーム、女性側１０チームで合コンをするという、戦国時代でいうトコロの“関が原の戦い”、だそうでございます。イガラシくんはドリーファンク・Ｊｒ並みに薄くなった髪の毛を逆立てながら血気盛んに参戦したらしいのでございます。

　一緒に行った友人いわく、１００人入り乱れてのカオス状態だったそうでございまして、プロレスでいうトコロのバトルロイヤル並みの乱戦だったそうでございます。

　最後はイガラシくんがクラッシャー・バンバン・ビガロみたいなオンナに後ろからフルネルソンを極められ、苦しそうにもがいていたいたのでそのまま見なかったコトにして帰ったそうでございます。（実話）





＜参考資料１：“入れ墨獣”クラッシャー・バンバン・ビガロさん＞




＜参考資料２：後ろからフルネルソンを極められるチャック・パランボさん＞




＜参考資料３：アブドーラ・ザ・ブッチャーさん（右）の頭ににフォークを突き刺すドリーファンク・ｊｒさん（左）



　正直、行きたい、と思いました。（ヒンズー・スクワットに励むシャンコバさん：ガチガチの全日派）

　おめでとうメッセージ、ありがとうございました。本来ならばメッセージをいただいた方皆様に個別にお会いし、感謝のしるしを思う存分ねじり込みたいトコロでございますが、シャイなあんちくしょうのシャンコバちゃんでございますので、貴女様方を想像しながら右手を筒状に握ってハッスルハッスルだけにしようかと、かように思うワケでございますよ、ウフフフー。（ムダにホモっぽく）

　さて、シャンコバちゃんも３６歳でございます。適齢期、でございます。いささか脱した感は否めませんが適齢期、でございます。しがみついてでも適齢期、でございます。（←しつこさが信条）

　適齢期でございますので、一般の方が思うようにいわゆる“ケッコン”というモノに憧れてみたりするワケでございます。

　家に帰ると友人や同僚が羨ましがるもの凄くカワイイ、まあ宮崎あおいをもう少し可愛くした顔と、Ｇカップ歌姫谷村奈南並みのボデーを誇るどこにでもいるような奥さんが、
「お帰りなさーい」
などと言いつつスリッパをパタパタさせながらボクのもとに駆け寄ってくるワケでございます。
　そして美味しいと言えないながらも一生懸命さが伝わる少し焦げたハンバーグを２人で楽しく食べ、一緒にテレビなんかを見、少し落ち着いた後は、
「な、今夜、コレ、コレしようよ。コレさ。な。いいだろ。」
と、筒状にした左手に右手の人差し指を出したり入れたりしていわゆる“夫婦間のサイン”を送るワケでございます。

　するとどうでしょうか。あのカワイイ奥さんが頬を赤らめながらコクッとうなづくと、隣の部屋に入り、体操服にブルマー姿に着替えてくださるじゃありませんか。

　しかもこの淫乱オンナは処女でございます。初体験です。ボクはこの時期の初ガツオを好んで食するように初モノをいただくという寸法なのでございます。（初モノにしか興味がございません）

　そんなどこにでもある普通の幸せが欲しいだけなのでございます。つくづく欲しいのでございます。（今日も筒状にした右手でハッスルハッスルさん：ゼクシィ購入）