2007年06月12日(火)
なれればいい

繰り返していれば

そのうちなれてくる

カンタンなことさ

悲しみだって


乗り越えてきた

たくさんの壁を

振り返っては糧にする

そんな日々を繰り返し

僕はどんどん

無気力になる


なれればいい

カンタンなことさ

悲しみもない

涙もない

でも

笑顔もない





2007年06月11日(月)
さいご

沈黙がふたたび訪れて

二人がもう一度

下を向いた

午前3時


台風が近づいていますと

テレビが言ってた

嘘つきなテレビが

得意げに言ってた


二人で歩いた道は

はるか遠くの記憶の果てで

生まれ変わるまえに少し

笑顔を投げかけてくれたら

よかったのに


沈黙を破るかすかな声

止まらない

たぶんもう

止まらない





2007年06月10日(日)
ひとりよがり

やっとわかった


つらかったのは

ボクじゃなくて

キミだったんだ


キミの笑顔が見られない

そんなことを嘆いて泣いた

ボクのひとりよがり


ボクのひとりよがり



2007年06月09日(土)
幸せの真ん中

幸せの真ん中には

退屈がありました

ゆんらりゆらりと流されて

明るいネオンに流されて


不幸せの真ん中には

欲望がありました

はいあがろうと努力して

真実だけを追いかけて


交差する

幸せと不幸せの連鎖

緊張と緩和を繰り返す

世界の縮図を見るかのように


輪廻する

幸せと不幸せの鼓動

逆転の発想に辿り着けば

何もかもがうまくいくと言うのに





2007年06月08日(金)
かすむ

何を考えているのか

どうしてもわからない

そんな不安を乗り越えるか

乗り越えないかの境界で

足りない説明にイライラしてる


どうしようもない

わかってる

どうしようもない

わかってる


繰り返す無意味な会話

分かりあうことはない

そう思ったらすこし

目的地がかすんでみえた




2007年06月07日(木)
永遠

この世界に飽き足りず

次の世界まで感染する

悲しみの連鎖を食い止める

方法を探している


言葉は泡のように儚く

願いは塵のように脆く


燦々と響き渡る

世界を祝福する鐘が

同時に終わりも告げている


永遠とはたぶん

そういう瞬間のことを言うのだろう




2007年06月06日(水)
無常感にただよう夢

街にただよう

悪意ない笑顔が

心の隙間に突き刺さる


どうしようもない

選択をしたあとの

どこにもやれない無常感を

うまく飼い慣らせないでいる


いつから

僕のそばにいた?

いつから

僕の声を聞いていた?


どうせ終わる夢ならば

せめて最後の1秒まで

夢をみていたいんだ





2007年06月05日(火)
悔しい気持ち

ひたすら走る

その道は険しくて

ときどき立ち止まる


追い抜いていく人

僕を笑う人

立ち止まって泣いている人

それぞれの道の

それぞれの途中で


焦ることなんかないさって

言い切れたなら楽だった

弱さに気付いて開き直って

それで笑ってられるなら


こんなにも悔しい気持ちを

知ることもできなかったんだ





2007年06月04日(月)
まだ君を

ゆらゆらゆれる

君に近づいて

ゆらゆらゆれる

ゆれる心の恋模様


思い出したが3年目

灯ったあかりが

消えることはない


そうだったずっと

夢だったずっと

悔しくても

苦しくても

けして消えることのない

青い炎が


話しかけてくる夏

ゆらゆらゆれて

まだ君を追いかけている




2007年06月03日(日)
それ以上の何が

それは

君がなんと言おうと

変わらない現実で

どんな言葉でも補完できない

困惑のルツボ


そっと手にして思ったんだ

信じられるものを

ただ信じるだけ


それ以上の何が

僕を救ってくれるというのか





2007年06月02日(土)
ゆめはなび

ひとりきり

あめふり

まちあかり

行く先を照らす君


とおりすぎ

ひとくち

ゆめはなび

此の胸を揺らす日々


つかまえた

つかまえて

とまらない雷鳴に

あいしてた

あいしてる

また声を探してる

やさしさを探してる





2007年06月01日(金)
凝り固まった現実が

凝り固まった現実は

回らない首を

必死に回そうとしていた

それは自殺行為だと

教えてあげたかったけど


凝り固まった現実が

目に見えない苦悩を

必死に隠そうとしていた

それは自滅行為だと

教えてもきっと気付けない


ありふれたものこそ

大切にしてみれば

殻はやぶれ

ありふれていないものこそ

大切にしてみれば

ありふれたものへと堕ちていく


過程を見ていた

衰退か衰退に似ている何かを


言葉にならないものを

無理やり言葉にしてみる愚行


流れ星のひとつだって

この星には落ちてきやしない





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