胸の奥に
いつだってカタマリがある
それはけっして
外へ出てくることはない
不満という名の
黒い 黒い 黒い
カタマリが膨らんでいく
不満と不安
消えることはないと
わかっているのに
それを受け入れることができない
優しさは
意識してみせるものではなく
自然と溢れてくるものだ
どうしてそんなに優しいの
と僕に聞かれても困る
僕から優しさを引き出したのは
君自身なんだから
二人の間に滲み出た
優しい空間を大切にしていこう
この気持ちを忘れないでいれば
次の優しさだって
躊躇いなく浮かんでくるよ
シナプスを駆ける
電気化された情報たちは
暗号のような複雑さで
理性の檻を紡ぐ
常識の枠を超えられない
正しい人たちの海
僕はその海におぼれてる
けれどまだ死にたくはない
脳細胞が死んでいく
その瞬間
自分でも予測できない
化学現象を期待する
脳細胞が死んでいく
その瞬間
プチプチとはじける音は
海馬をとおって右脳へ届き
僕の左脳は腐敗をはじめる
僕が生み出すものは
どんなときも
僕以上にはなれない
だから
僕が大きくならなくちゃ
僕の世界を広げなくちゃ
何一つ届かないものしか
作ることができない
見たこと
聞いたこと
話したこと
そのすべてが
未来の僕を作っていくんだ
僕の枠を取っ払って
しまえれば一番楽なんだけど
手と手をつないで
てとてと歩く
君とふたり
てとてと歩く
午後
風は少しずつ
穏やかな色に変わる
手と手をつないで
てとてと歩く
君とふたり
てとてと歩く
午後
僕らに似合う
時間の流れ方がある
そう思うんだ
頭の中で
綿菓子みたいにグルグル回る
ごちゃまぜの感情
それでも必死に伝えたくて
なんとか言葉を紡いだ
甘い言葉など作れない
トゲのある言葉ばかりが生まれる
それでも少しでも
近づきたいと思ってる
ジレンマは続く
何もかも自分のせいなのに
どれだけ自分を嫌いになっても
僕が僕でなくなることはないし
僕の内側に
僕以外の別の人間が
入ってくることもない
前へも後ろへも
進めなくなるときもあるだろう
そんなときこそ
love yourself
自分のことを嫌う人を
いったい誰が好きになれる？
チャンスはめぐり
めぐりめぐり
もう一度来るかと思わせて
同じチャンスは二度と来ない
そしてようやく気づくんだ
自分が逃したチャンスが
とても大きかったことに
小さな後悔の繰り返しは
次第に忘れてゆくのでしょう
油断したらやってくる
取り返しのつかない後悔に
心痛めながら
僕らは大きくなるのでしょう
僕の知らない人が
僕の知らないところで
僕の知らない仕事をして
僕の知ってる服ができる
知らないの連鎖
生み出された結末
そうやって世の中は回っている
僕のことなんて知らなくてもいい
僕のしたことを誰かが
いつか知ってくれればいいんだ
頬が触れ合えば
隣にいることを実感できる
けれど
寒い夜は苦手だ
このまま朝が来ない気がして
永遠の暗闇を恐れてしまう
止まった時間を動かすのは
さりげない言葉や
なんでもない仕草ばかり
とはいえ
いつまでも解決しない
この不安を振り払う何かは
いつまでも見つからない
簡単なようで難しい
そんなことばかりが溢れている
唐突にやってくる
ハッピーニュースは
いつだって
僕らを笑顔にしてくれる
大切な瞬間に向かって
走っていく背中を
心を込めて押したいんだ
その輝きを浴びて
僕らにも幸せが降り注ぐと思うから
その輝きを浴びて
次のステージへの扉は開くと思うから
自分のことは
自分でわかっているようで
意外と知らなかったりする
こんな感情を持ってたんだ
とか
そんなこと言う人だったんだ
なんて
時々はっと気づかされる
どんなことでもいいから
僕について話してみてよ
僕の知らない僕を
君はきっと知っている
そんな僕を
僕は知りたい
意味のない言葉の羅列に
込められた意思を読み取る
終わりのない作業
わずかな言葉の欠片にも
心は息づいていて
拾い上げるたびに感じる鼓動
羨望も希望も失望も絶望も
全部まとめて人生
良いことが続いても
悪いことが続いても
どこかで転機はやってくる
言葉は器
気持ちを詰め込んで
誰かに向かって放り投げる
それでも届かない想い
言葉が足りないんじゃない
気持ちが足りないんだ
このまま何事もなく
僕たちの平和が
続いていきますように
混沌とする世界でも
僕たちの平和が
続いていきますように
長い長い人生の道で
終わりが来るまで２人
隣で笑っていられますように
こんなにも澄んだ空
なのに何もできない
僕は檻の中のオウム
言われたことを繰り返し
見せられたことを繰り返し
こんなにも澄んだ空
なのに何もできない
僕は檻の中のオウム
自分の言葉など持っちゃいない
時々思い出したように
絵空事をうそぶくだけ
羽ばたく力はあるけど忘れた
檻の中のオウムは静かに眠る
幸せは
ちゃんと拾ってあげないと
地面に落ちたまま
通り過ぎてしまうばかり
とはいえ
下ばかり見て
歩くわけにもいかない
拾い上げた幸せを
大切にしていこう
空に投げては
また受け止めて
いつまでも上を見て
歩いていけるように
この気持ちは
言葉にあらわすことなど
到底不可能なほど
とても深く
とても強い
なにかだった
笑顔を見たら
疲れがどこかへ消えた
それもまた
とても深く
とても強い
二人に働く
ふしぎなちから
出会えたこと
それ自体が奇跡
なのに
それ以上
何を望むというのか
そばにいてくれるだけでいい
手放しでそう思う
大切な存在
君に伝えたいことに
何ひとつ
難しいことはない
ただ常に
ありがとうって思ってる
君の一番大切なものは
君が教えてくれなけりゃ
どこにあるかもわからない
とはいえ世界が
君の一番大切なものを
大切にするとも限らない
だから僕は
君ごと大切にすると決めた
君を大切にすれば
君が大切にしているものも
きっと大切にできる
そしてそれは僕にとって
とても都合のいいことなんだ
気がつけば君は
僕の心に家を建てた
だから
僕がどこにいてようが
僕がなにをしていようが
ふとした瞬間
君が帰ってくる
その感覚が好きなんだ
ノックすらいらない
君の家が建っているという安心
僕らの想像力は
いまだこの地球の外
数千光年の世界にすら
到達してはいない
膨らませることはできても
経験の枠を超えることができない
だから
未体験を壊していく
壊すことで
想像力のパーツは広がっていく
生きることとは
取捨選択の連続だ
何かを手に入れるため
何かを犠牲にする
手に入れた何かをまた放棄して
新しい何かに手を伸ばす
そうして道ができてゆく
目的地などわからないまま
今日が積み重なって
気がつけば今がある
最後の最後に選ぶものは
本当に一番大事なものになっているか
めぐりめぐったその先で
判断基準が揺らいでないか
そこで僕らはもう一度
自分に問いかけないといけない
ちいさな優しさですら
誰かに届けるときには
ちょっとした勇気がいる
人と人の間には
少なからず
見えない壁があるから
勇気でエイヤと乗り越えて
壁の向こうへ手を伸ばしたら
心と心が触れ合って
ほら 笑顔が咲いた
優しさが僕らを包み込んだ
春が
小さな足音とともに
近づこうとするけれど
冬は
まだ消えたくないと
抵抗を繰り返す
いずれ
変わりゆく運命だとしても
消えてしまうのは嫌だから
死ぬまで本気で抵抗する
それでわずかでも
記憶に留まればいい
それでわずかでも
サヨナラの重みが伝わればいい
幸せになってほしい
と思える人がいる
つまりは自分の心に
余裕があるってことなんだろう
最近笑ってないでしょう
だったら僕が
笑わせてあげる
つまらないジョークでも
君の心の氷を溶かす
ほんのちょっとの力になるなら
気持ちはどんどん深くなって
安定の方向へと向かう
たとえば
静かな海辺のような
ただ波の音だけが響く世界
旅に出る用意はできている
けれど
大地が僕を縛り付けるから
安定の地を離れることができない
時の流れにまかせて
前に進んでいるんだと
思っていた
けれど
僕が自分の足で前に進まなきゃ
本当は何一つ
前へ進んではいないと知った
流されないで
泳いでいこう
かっこよく泳げなくても
ビート板にバタ足でも
たしかに前に
進んでいける
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
