2005年11月30日(水)
素顔を見せて

笑顔の裏側を

見せてほしいのです

笑顔の裏側を見れたとき

はじめて貴方を知ったと

思えるのでしょうから


誰にでも見せられる表情

そんなもの

仮面でしかないのでしょう?





2005年11月29日(火)
世界は

使わなくなった腕時計が

知らない間に止まっていた

次第に疎遠になってゆく

すべてのものは

そんなふうにして知らない間に

止まってしまうのかもしれない


知らないことばかりだ

世界は

いま僕とすれ違った初老のおじさんも

いま僕が触れているエンピツを

誰が作ったのか、ということも


とはいえ

突き進むこともない

とはいえ

立ち止まることもない





2005年11月28日(月)
ありがとう

僕が笑った分だけ

君も笑ってくれる

たったそれだけのことで

幸せって感じるんだ


ありがとうって

君は言ったけど

その言葉をそのまま

君に返したいと思います




2005年11月27日(日)
宇宙の真理に導かれ

世界が生まれた瞬間から

僕と君が一緒になることが

決定されていたんじゃないかって

そんなふうに思うくらい

僕らは自然に

一緒にいるね


真実は分からないけれど

分からないならいっそのこと

信じてみるのもいいかもしれない


それを運命と呼ぶことは

誰にも咎められやしないんだから




2005年11月26日(土)
もっと話そう

一人で何でもできるなら

人間はきっと

こんなにも強くなれなかった


Helloで始まる繋がりは

とても当たり前のようでいて

僕らが僕らでいられる

一番の功績なんだろう


もっと話そう

嫌なこともあるかもしれないけれど

それ以上に

大きな何かを捕まえられるはずだから




2005年11月25日(金)
飛散する激情

あなたに贈りたい

たくさんの想いを

詰め込んだ空き缶を

思い切り蹴飛ばした


大切に貯めてきた想いが

激しく揺れて飛び散ってゆく

その光景を僕は目に焼き付けた


捨てなくちゃいけない感情がある

悲しいことだけど

いつまでも抱きしめていると

僕が侵食されてしまう想い


青空に飛散する激情は

太陽の光で一瞬キラキラしたけれど

すぐに地面に転がって消えた




2005年11月24日(木)
僕らは過去には行けないよ

何かを惜しむように

何度も振り返っては

少しずつ離れていく

過去とイマの僕


イマを見ないと

足元に落ちた

たくさんの困難に

つまづいてしまうね


どうあがいても

僕らは過去には行けないよ

でも未来には行ける

この瞬間も踏み出している





2005年11月23日(水)
悟りの境地

やりたいことが

山積みになっているのに

優先順位がつけられなくて

悩んだまま停止した


ただただ足りないのは

時間


のんびりやればいいさって

心ではわかっているのに

焦ってしまう


所詮 僕には

悟りの境地なんて遠い遠い

遥か彼方の桃源郷

でしかないようだ





2005年11月22日(火)
誰が為に苦悩する

大切なものは

ひとつあればいい

けれど人間の心は

そんなに簡単じゃない


天秤にかけては悩み

悩んでは天秤にかける

傷つけたくないと頭を抱える


そんな人間が

僕は好きだ

僕も誰かのために

頭を抱えていたいと思う




2005年11月21日(月)
何十度目かの自覚

ただ貴方の

その笑顔のためだけに

喜んで自分を捨てられる

そんな自分を

馬鹿だと思うこともある

けれど

こんなこと

普通じゃありえない

ということは

これまでにないくらい

僕は貴方が好きだということだ


何十度目かの自覚

分かっているつもりのことほど

すぐに忘れてしまうものだ


とにかく今は

貴方に会いにいこう




2005年11月20日(日)
エネルギー指数

騒ぎたいだけ騒いだら

また明日が来てしまう

けれど

心には祝福をした

記憶が蓄積されていく


嫌なことは忘れたらいい

楽しいことを覚えていこう

笑うだけ笑ったら

明日を生きる活力が生まれる


エネルギー指数250

明日を乗り越えてもまだ

笑顔でいられるパワーをもらって





2005年11月19日(土)
どうにかなる

どうしたって変わらない

そんな絶望があるとしたら

僕らはもっと

悲観主義者になっていただろう


叱られることが恐くて

失敗を恐れている

叱られる?

それがなんだ?


それで人生が終わるわけじゃない

悲しくたって人生は続いていく

だったらうつむかずに

絶望の中に希望を探す努力をしよう





2005年11月18日(金)
流浪の旅人

裏通りの猫たちは

明日が来るかどうかさえ

わからないけれど

それなりに幸せに暮らしている


表通りの人間たちは

明日が来るのは当たり前だと

根拠のない自信の上で

今の生活が不幸せだと嘆いている


何も知らないほうが幸せだったと

何人の人が言っただろう

でも知らないままじゃ

もっともっと不幸せになったはずだ


僕らは底辺を這いつくばってるんじゃない

時間と場所の波の上を

ただただ漂う流浪の旅人でしかない





2005年11月17日(木)

手を伸ばして

届かない距離にいても

声は届く


耳から脳へと伝わる

静かな安堵


心の海には

貴方がいる

いつだって

貴方がいる





2005年11月16日(水)
声のない叫び声

たった数ミリの壁の向こうに

かすかに息をする音が聞こえる


消え入りそうなその音が

僕に伝えようとしているものを

必死に読み取ろうと試みても


風の音が邪魔をする

呼びかけたら消えてしまう

その声の主が

言葉にはならないけれど

何かを叫んでいる


僕だけが

その想いに応えたいと思っているのか




2005年11月15日(火)
まだまだ

忙しい自分を

誇らしげに語ることは

自らの無能さを

露呈することに等しい


弱音をはけば

そこが自分の限界となる

まだ見ぬ自分が

未来にいるはずだ

忙しさを楽しめる

そんな自分がいるはずだ




2005年11月14日(月)
楽しもう

嫌々するくらいなら

何もしないほうがマシだ

たとえつまらないことでも

いかに自分が楽しむかを

考えなくちゃいけないんだ


大声で笑う

深夜3時

たぶん僕は楽しんでいる




2005年11月13日(日)
迷路の出口

どこかに出口があると

信じて疑わなかった

迷路の入り口

あれは遠い昔のこと


世の中には

出口のない迷路たちが

蔓延している


本当の出口は

出口などないと気づくことだ

ただそれは

勝利とは呼べない結末

いや本当は

勝利という概念すら

ないのかもしれない





2005年11月12日(土)
歩いてく

僕らはきっと

歩くのを諦めると

腐ってしまう生き物だ

まるで滞留した水が腐るように


君は歩いているか?

ぶらぶらと でもいい

目指す場所が あってもいい

歩いている自分を

実感しているか?




2005年11月11日(金)
人生密度

雲は毎日のように流れるけれど

同じ雲はひとつもない

月日は矢のように過ぎるけれど

同じ日は二度と来ない


君が思う以上に

"今日"は大切だ

誰にとっても同じサイズの"今日"に

何をどれだけ詰め込めばいい?




2005年11月10日(木)

人は

2人居てはじめて

人になれたんだと思う


2人の人が支えあって

「人」だったり

男と女がいて

子孫が残っていったり


つまりは僕の存在も

他の誰かに認めてもらえなければ

ここにいないも同然なんだ


認められたい

そう思うことに

罪はないんだ




2005年11月09日(水)
自分に従え

右を向けと言われて

いつも右を向いていたら

それはただの操り人形だ


右を向けと言われて

なんかおかしいって感じたら

左を向いてもいいと思う


指示を出す誰かに従うのではない

指示を受けた自分の心に従うのだ





2005年11月08日(火)
あきらめること

君と僕が

同一人物になる

ことはないんだから

君の考えを

100%理解することなんて

到底不可能


そう思ったら

伝わらないもどかしさが

ほんのちょっとだけ緩和した

気がした





2005年11月07日(月)
気持ちが育つ音

わずかでも

触れようと手を伸ばした

その指先に

僕らが愛と呼ぶものを

見つけた気がした


1センチでも近くに

1秒でも長く

離れれば離れるほどに

強くそう願う


そうやって

気持ちが育つ

音が聞こえる




2005年11月06日(日)
限界

自分の限界は

自分が思う以上に

高いところにあるんだと

一歩踏み越えてみて

はじめてわかった


無理だと諦める前に

とりあえず進んでみる

その気持ちがなくちゃ

新しい自分に

出会うことすら

できないんだろう



2005年11月05日(土)
蒸発

僕と世界の境界線が曖昧で

僕は自分を見失う

傷口からこぼれだした自我

ゆらゆらゆらりと宙を舞う

蒸発していく魂は

最期に何かを伝えようとして




2005年11月04日(金)
贔屓目

すべての人には

良い面と悪い面があり

良し悪しを判断するのは

実はそのときの気分

だったりする


嫌いだと思ったら

悪いところばかり目に付いた

好きだと思ったら

良いところばかり褒めていた


平等な視点なんて

日常生活においては

不必要なのかもしれない

だって僕はアイツのことが嫌いで

嫌いな面ばかり見えてもいいし

僕は君のことが好きで

良いところが見えていれば

それでいいって思えるから








2005年11月03日(木)
午後10時26分

抱きしめると

いつもより小さく感じるのは

何故だろう


抱きしめられると

いつもより大きく感じるのは

何故かしら


守りたい気持ちと

頼れる気持ちが

ちょうどいま交差したね


午後10時26分

離れかけてまた

もう一度抱きしめる




2005年11月02日(水)
僕の居場所

忙しさの中に

居場所を見つける

そんな生活を送っている

けれど

本当に心休まる場所を

僕は探している


だから

君にいてほしいと思う

とても単純な理由

君が僕の本当の居場所




2005年11月01日(火)
不穏分子な僕

ひなたでアクビをした猫は

そのままゆっくりと歩いて

行くと見せかけて座り込んだ

空気のきれいな秋の午後


空が日に日に高くなる

日差しが日に日に弱くなる

無理しなくていい季節

僕が一番 好きな季節


街に流れる穏やかな時間を

切り裂くように走ってゆく

僕だけが少し

空間に歪みを作っている




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