誓いの言葉を
キスの嵐で打ち消した
そして涙した
君の本音を聞かせて
僕の顔はたぶん
涙で歪んでるんだろう
心をまっすぐに見れないから
涙で歪ませているんだろう
キスは幸せなものだと思ってたのに
こんなにもせつない
こんなにも苦しい
助けてとつぶやいた
その言葉すら
キスの嵐で
空に飛び出したのはいいが
飛び出してみてはじめて
空の大きさを思い知った
太平洋を横断した人がいた
飛び出してみてはじめて
海の大きさを思い知って
それでも前に進み続ける
強さがあったからの偉業だろう
どこへゆくにしても
自分の小ささは目の当たりにするよ
卑下しないで
自分の大きさを見失わなければいい
なんでもない空間が
彩りを増す世界で
ワルツを踊っていた
意図して生まれてきた感情を
「何もない」ということが洗い流すとき
僕は人を信じることができるようになる
上がり始める体温は
沸騰寸前で落ち着いたよ
このままゆっくりと蒸発して
僕は純度を増していく
いつか透明になる
いつも見てた
見てたものがあった
それはきっと僕にしかわからない
魅力 とも呼べるべきもの
いつも見てた
今はもう見れなくなった
それはきっと僕にしかわからない
魅力 とも呼べるべきもの
だった
だいたいのものは
消えてから輝きを増していくものなんだ
そんなことはわかっていて
いまもまだきっと僕の心のどこかで輝いている
思い出に変わりつつも 輝き続けている
たぶんこれからも 輝き続けていく
ひとつひとつバラバラの
鎖はつながることで
ひとつの世界を形成する
ひとつひとつバラバラの
僕はつながることなく
輝けるものだと思っていた
新しく目にした世界で
輝く人たちに触れて
次の目標を決めてゆく
それこそが進化
果てない夢を追いかける
それこそが進化
誰一人として
立ち止まってなどいない
嘆くことはないよ
次の言葉へと続く
道がきっと見つかるから
嘆くことはないよ
あなたが歩いた道を
誰かが探しているかもしれない
目の前にあるスイッチ
それが幸せへの照明をつける
ものかどうかはわからないけど
このまま何もないならば
押してしまう勇気が
あってもいいと思うんだ
波乱のち晴れ
影があるということは
光もそこにあるということ
自分で気づくときも
自分では気づかないときも
その悪魔はゆっくりと僕らに近づいてくる
身体を蝕み
心を蝕み
すべてを食い尽くしてゆくそいつは
人の入り乱れる空間で
ふっと現われる形ない物質
ストレスという魔物
食いつぶされそうなその瞬間に
僕が見た景色を
忘れることができない
心の距離がゼロになったなら
どれだけ離れていても
何も怖いものなどないというのに
君はそれでも
いつも何かに怯えているんだ
本当は何に怯えているのかもわかっている
僕の曖昧な答えの前に
何を信じていいかもわからない君に
すがるべき藁にもならないから
やっぱり僕はまだ待ってる
来るかどうかのわからない未来で
今の僕も知りえない未来を
笑顔の種が転がっている
君との畑に足を踏み入れて
水をやる
僕のために笑顔が咲くように
泣いてばかりいる君に
笑顔の花をあげたいんだ
だから僕は水をやる
笑顔の君を見た僕にも
笑顔の花が咲くことを知っているから
しっかりとした土台の上で
心安らぐ時間を
創るということ
それは難題で
それが問題で
土台はいつもぐらぐらと
地震を起こす癖を持つ
迷うな自分
そう言い聞かせた日々が
たぶんそれ自体迷ってた
迷うな自分
今 自分に言うことは
消えた初心が道標になるということ
手を繋いでわかる
心の空白が
埋まっていくのを感じる
胸に痞えていた
言葉を吐き出したら
涙が止まらなかった
たぶん 怖かったんだ
喉の奥から
搾り出すように
君を好きだと言った
たぶん 怖かったんだ
ひとつひとつ
壁を乗り越えた先に
ゴールがあると
また思えるようになるまで
大切なことを忘れやすい僕を
君の心で縛り付けて欲しいと願う
複雑にもつれた紐を
ゆっくりとほどいていくように
君への気持ちが
一本になればいいと思った
ほどいていく過程を
楽しめる余裕を持ったまま
それがベストであるとは思いながら
たぶん簡単じゃない
道のりに戸惑いを隠せはしない
そして一番の問題は
一本になって解決する
そんなスマートなお話なのか
ということ
傷口が癒えていく感じ
じんじんと痛んでいた箇所が
すぅっと消えていく感じ
たぶんこれまでに抱えたいろんな傷を
隠しながら生きてきた僕ら
きっと自分に嘘をついて
悲しい気持ちを置き去りにしてる
強がる君の顔に
うっすらと傷が見えた
小さな犬が精一杯吼える
その姿と重なって
僕が見せた表情に
君は気づいたのだろうか
気づいたのなら
もうその寂しい笑顔をやめていいのに
同じことを繰り返して
円を描くように前進する
いつも同じ景色を見ている
欠伸すら繰り返す
過ちを犯したなら
立ち止まる癖
それがない僕は
見えない糸につまづくばかり
嬉しかったことを
ひとつだけ思い出そう
それが生きる糧になるなら
僕はまだきっと大丈夫だ
手のひらを重ねたとき
わずかな温もりが
心まで届いた
空のように広く
海のように深い
言葉なんていらない
世界を創る
あと一歩の距離で
立ち止まったんだ二人は
踏み込む勇気があったなら
見えないガラスは砕け散り
そこに新しい世界が広がっていた
微笑みながら
見た景色
微笑みながら
泣いていた
僕は踊るように歌いながら
君を求めた
正確には
君と作る時間の新鮮さを求めた
容易に手に入る静かな日々に
足りないものがあるとすれば
ドライアイスを掴んだときの痛みのような
非日常的光景
さよなら
そう言えば終わる
君とのすべて
さよなら
終わることなど考えなかった
日々はいつか色あせて
それはどうしようもない
場所にあって
私たちを苦しめる
ことを生業とする問題
膨らんでいくの
アナタが困った顔見せるたびに
膨らんでいくの
私が呆れた顔見せるたびに
逃げ道は皆無
見飽きた景色なのに
見えない壁で進めない
乗り越えなさいということね
まずはアナタの声色に怯えない
私にならなくちゃいけないのね
乗り越えなさいということね
次は立ち去っていく私の
後姿を追わない意思を持った
アナタにならなくちゃいけないのよ
明日降る雨が
今日の涙なら
見たこともない色した
夕日の向こう側の晴れ間が
こうも美しく見えるのも
納得のいくことなのでしょう
帰り道
笑ってた
その思い出は綺麗
その情景が綺麗
別れ際
満足してしまった
僕の時計は止まって
君だけが霧へと消えた
頬を濡らしたのが雨ならば
もうすぐ来る夕闇の中で
誰にも気づかれず
泣くこともできるでしょう
こんな日に
こんな日に
こんな夕日なんて
神様はどれほどまでに意地悪なのでしょう
かけがえのない時間が
そこにあるのだとしたら
僕は虫取り網でも手にとって
必死で捕まえようともがく
何もなければよかったのだ
僕らを惑わすものは期待
何もなければよかったのだ
幻惑の海で思うこと
もう2度と繰り返さないという
信頼のできない自粛
漂っている霧みたいな時間に
塊でなく存在するもの
集めることはできないけれど
なんとなく大切だと
あとから気づくもの
手遅れかどうかは
君が決めてくれたらいい
そのとき僕が欲しかった言葉は
君があらかじめ用意していた
差し障りのない言葉じゃない
生の
心の
言葉
だけ
オブラートの味がした
言いようのない食感で
僕の心に蔓延した
違和感
だけ
でも心のどこかで
臆病な君を
愛したいとさえ思っていた
熱のこもる部屋で
次の一歩の芽が生まれる
瞬間に立ち会えたのが
喜ぶべきこと
とても熱い液体のなかで
生まれたこの星
その中の冷めた一室で
生まれた私という存在
熱さの中で生まれるものを
知らなさ過ぎたんだ私たちは
だから喜ぶ
芽が消えないように
心を育てる
笑うために生きている
そう考えたとき
気がついた
笑うために生きている
わけじゃなくて
生きているから笑えるんだ
何かのために
誰かのために
生きていくわけじゃない
自分のために生きて
その先に未来を見つけて
最後に笑う
そんな僕でいるから
そんな君でいてください
心こめて
生きていく君へ
何か楽しいことがあるわけではなく
何か求めていることがあるわけでもなく
深い理由とは無関係の場所で
貴方を愛したいと思った
それは愚かな行為
何処も彼処も貴方に染まる
僕だけの部屋を作る
ようなもの
消えないなら消さない
それは純朴な音色を奏でる
静かな部屋の蛍光灯のように
危ういながらも続いていく
気持ち
其処にあるとわかるだけなら
砂の奥底に消えてゆくだけだと
貴方も気づいているんだろうが
流れていく景色すら
見えないでいる私の
ドアを叩くかのように
伝わる一つ一つの言葉
本当はこのまま
何にも邪魔されないで
流れてゆきたい衝動に駆られて
消える
わずかな隙間に
もぐりこむ
言葉
たぶんそれを捜している
机の上に投げ出した
たくさんの明日の中から
選んで決めた道だというのに
次へと歩き出せない
躊躇いと戸惑い
夜の道
闇の中
立ち止まる
空を見上げる
違う明日だったら
今は今でなくなっていたのか
パラレルワールドへ飛び込む
秘密の扉があったなら
僕はくぐってしまうのだろうか
それはおそらく
藁にもすがる
溺れた人の形相で
それはおそらく
逃げ場のない鼠が
猫を咬む直前の表情で
この言葉は
どんな意味をもつのか
それすら気づけない
とても悲しい力
詩は
どうして響くのか
わからないけど
とても悲しい力
負のエネルギーを溜め込んで
膨らんだ塊が
新しい言葉を求めて
街をさまよい歩く
行き着くところはどこですか？
それとも答えがあるのですか？
生まれた糸はやがて
つながり つながり
大きな大きな円となる
それが 人の輪
今日生まれた糸は
まだふらふらと揺れるだけ
海草のように流れにまかせて
いつかどこかで繋がる日を待つ
切れる前に太く
するためにまた出会う
消える前に太く
するためにまた出会う
大きな輪の一部になるまで
育む という努力を続けてゆく
臆病者の歌が聞こえる
戦えって誰かが叫んでも
怠け者のサガは断って眠る
本当はそろそろ
目を背けてきたことに
立ち向かわなきゃいけないんだ
怠け者は最後には
愛想つかされて忘れ去られる
それならそれでいいと思ってた
現実は
現実で
夢じゃない
僕はいつまで僕でいれる？
満足してしまうことを恐れてた
私の祖父がそうだったように
崖のぼりの途中で
終了の笛を鳴らしてしまう
本当のゴールは蜃気楼
本当ははるか先
ただ近くに来たと
思い込んだだけ
道の途中で笑え
一歩を軽くして
舞台を踏み鳴らせ
そして人が集まったとき
まだ終わりじゃないことを
きっと思い知らされる
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
