まるでスローモーション
吹きつける強い南風
あなたの言葉
僕まで届かぬまま
吹き飛ばされてく
いつも笑顔ばかり
見せてくれていたはずだよね
今度ばかりは
なにを言おうとも
隠れる場所なんてない
もう戻ろう
あのころのように
心はいつも居場所を探してる
もう戻ろう
その真実は消えない
心はいつも居場所を探してた
道が大きく右に曲がって
目の前に
どこまでも続く白い海岸が
姿をあらわした
空から
ひとすじの光が
波間を照らして
その風景に
幻想という言葉を付け加える
あの光は
天使のハシゴ
静かに舞い降りて
あの波間で踊っているよ
どこまでも澄んだ
あの笑い声が聞こえるかい？
この季節になると
別れという言葉を思い出す
別れはいつも
この季節にやってきた
それゆえ
何かに怯えてしまう
怖がって生きてしまう
辛いことから逃げてばかりで
前向きになることもできず
うつむいていた日々
別れの記憶は
消せやしないから
共存する方法を探してみた
でもそれは
ただ逃げているだけだと
さっきすれ違った別れが
囁いていたね
静寂
また静寂
ホントウニダイジナモノハナニ？
月影が見える
太陽の明るさの所以
ホントウニダイジナモノハナニ？
たなびく雲から
三日月が姿をあらわす夜
オイカケナクテイイノ？
本当に大事なものかどうか
確かめてみたいから
走り去るあなたの影をじっと見てた
静寂
心の静寂
いや、むしろ冷酷
歓喜の声の中
颯爽と夢を見よう
ここは
自由と名づけられた空間
日当たりのいい丘で
栄光の逸話を聞こう
ここは
自由と名づけられた空間
星よ
今なにを想う？
願わくばこの身を捧げて
風に揺れるそのすべてを受け止める
星よ
今なにを想う？
信じることを正義だというのなら
僕はそれ以外のなにものでもない
+++++
ちょっとシュールか？（笑）
はじまりは
いつも散らかった部屋
この新しい生活も
まずは片付けることから始まる
はじまりは
いつもぐちゃぐちゃな気持ち
この新しい感情も
まずは片付けることから始めよう
わけわかんないよ
いったいどうすりゃいい？
片付けることが多すぎて
逃げ出したくなっちゃうよ
ほら一つ箱を開けたら
中からまた困難が一つ出てきた
気付くことは
いつもたくさん在るのだけれど
気付かないことのほうが
きっとそれよりもたくさん在って
結局いつも
なにもわからないんだ
参考にするものを
いつもどこかで探していた
それを真似て
それのフリをして
それで満足して
今夜
僕は
僕だけのものを探す旅に出る
参考にするべきものを捨てることで
自分らしさの追及が
静かにはじまる
必要なのは
少しの勇気と少しの努力
信じられないほどの速さで
過ぎ去っていく時間に
いったいどれほどの気持ちを
置き忘れてきたのだろう
あの気持ちは
きっと誰かの心の中へと舞い降りて
そして何度も忘れられて
またいつか
僕のところに帰ってきたら
今度は忘れないようにするよ
大切な気持ち
空回りした気持ち
これはいつもの自分じゃない
そうわかっていても
どうしようもない時がある
自分の弱さにイライラして
イライラしてる自分が情けなくて
そんなふうにどんどん自分を追い詰めて
気付けば泣いていた
僕という人間の可能性
信じてあげることが大切なんだろうけど
いつもどうりにすることすら
ままならないこの状態
可能性の扉が
少しずつ閉じていく
そして
なにもなくなった部屋に
バイバイと告げた
大きな窓から差し込んだ夕陽
太陽が沈むのをずっと見ていた
この場所で
いろんな感情を知った
別れましょうという言葉の悲しさ
好きですという言葉の優しさ
たくさんの荷物と一緒に
新しい部屋へと運ぶために
一つ一つの感情を
心のダンボール箱に詰めこんだ
そして一言
バイバイ
あの夕陽が地平線へと隠れたら
僕は未来へと歩きはじめる
忙しさにまぎれて
病魔が体を蝕んでいることすら
気づかなかった
重い体をひきずって
重い荷物をもちあげて
重い心をひきつれて
想いは何処へと向かう？
新しい生活を迎えるにあたって
いろんなことの清算を迫られて
困惑してばかりの今
３７．６℃
体温計とにらめっこして
デジタル化された病魔に
またため息をつく
重い体をひきずって
重い荷物をもちあげて
重い心をひきつれて
想いは何処へと向かう？
はぁ
忙しいのになぁ
真っ白な海
僕はシーツの海におぼれる
太陽の光が
カーテンを通りぬけて
やわらかく
やわらかく僕を染める
こんな世界を望んでいた
真っ白な世界に包まれたかった
白という世界
なにひとつ穢れのない世界
太陽の光は
僕の気持ちなんて知らないのだろうけど
揺れるカーテンは
僕の気持ちなんて知らないのだろうけど
僕はたしかにそこにいた
やわらかな白の世界
風が通りすぎていきました
些細な言葉が
強く突き刺さって
チクチクと
痛んでいる心
どうして
すれ違ってしまうのだろう
春を告げる雨にうたれて
ただ
漠然と考える
どこまでいけば
心の疑問は消えるのだろう
言葉の重みが
それぞれの人によって違うかぎり
すれ違いは
いつもどこかから
二人を見つめている
もう迷わないと
強く願っても
もう離さないと
強く抱きしめても
欲しいものを一つ手に入れるために
いらないものを二つ犠牲にした
そうやって
欲しいものを手に入れたけれど
僕のまわりからは
いろんなものがなくなっていった
あのときは
いらないものだと思ったものも
時がたった今
すごく大事なものだったと思えてきて
犠牲にしたものを一つ取り戻すために
いらないと思うものを二つ犠牲にした
大事なものだとわからなくて
後悔ばかりが僕を苦しめる
けれども時はすでに遅く
このまま僕はすべてを失うのだろう
真実という名の海に
叩き落された昨日
一度すべてをリセットして
やり直してみようと
心に誓った昨日
頬を伝う涙を
ぬぐおうともせずに
ただ走り続けた昨日
そんな過去を背負いながら
僕は今日を
生きぬいていく
生きてることを
当たり前だとは思わない
辿り着く場所が
この心に存在する限り
走りつづけなくちゃいけない
後ろを振り返ってる余裕なんて
実はどこにもないんだよ
僕の中には
あなたのために作り上げた
一つの人格がある
そいつはいつも
僕の中で暴れていて
僕の心を蝕んでいく
こんなに辛いのに
こんなに苦しいのに
どうしてがんばってるんだろう
ただ孤独がいやだから？
ただ安心が欲しいから？
問いかけの言葉は
いつも空へと溶けて
僕はただ
愛想笑いを浮かべつづける
サヨナラと言えたのなら
どれほど楽になれるのだろう
くやしくて
くやしくて
流れた涙は
どこまでも澄んで
僕はまた
その涙の色に魅せられる
流れた涙の分だけ
きっと強くなれるはずだから
今日のこと
ぜったいに忘れないで
くやしさを
心の中に刻み付けたなら
もう一度
顔を上げてみて
ほら
よくがんばったよ
よくがんばった
笑い合うことで
すべてが許されるのならば
直面してしまったこの現実も
笑い飛ばせるのだろうか
いくつもの壁を乗り越えて
ようやくここまで辿り着いたのに
僕を待っていたものは
あなたの放った辛い言葉
なんの利益も望まない
なんの理想も語らない
そのままのあなたを
これからも見ていられると
そう思っていたのに…
僕の瞳があなたを映し出すとき
あなたの瞳に僕はいなかったんだね
向かい風は
また一層強くなった
はるか上空
流れていく雲の速さ
めまぐるしく
うつりかわる天気
憂鬱な心は
青い空へと拡散して
自由に飛び立つ
そんな夢を見る午後
まだ足りない何かを探してる
もうすこしだけ
光が見えるのなら
このくすぶった想いも
いきおいよく燃え上がれるのだろう
今はただ
ケムリをあげながら
炎をあげる時期を待っている
光をください
虫メガネで集めて
いっぱい集めて
僕だけの炎を創るから
燃え上がれるだけの燃料は
もう僕のなかで
満タンになってるんだよ
忘れたものを
取りに戻ってきたかのように
三月の雪
降り積もっていく
思い出は
いつまでも思い出であると
わかっていたつもりでも
どこかで拒みつづけていて
降り積もってしまった雪に
心の奥がくすぶりだす
忘れものは
この雪が消えてしまえば
幻となるのだろう
もともと何もなかったんだよ
そう
何もなかったんだ…
もうちょっと近くで
あなたを見られたら
どんなに幸せなんだろう
いつだって一緒にいたいよ
だって好きなんだもん
私の言ってること
なんか間違ってるかな？
あなたの衛星となって
ぐるぐる回りはじめたときから
あなたとの距離は変わらなくなった
あなたは地球
わたしは月
その距離はいっこうに縮まらず
わたしの想いは募るばかり
このままあなたに隕ちて行けたら
何度もそう思ったけれど
ばらばらに壊れてしまうのが怖くって
いつまでもぐるぐる回っている
あなたにいつも振り回されて
でも
あなたの引力はいつもわたしを引きつけている
どんな気持ちでわたしを見てる？
わたしはいつもあなたの方を見ているよ？
孤独で
孤独で
ウサギのように死んじゃうよ？
+++++
片思いを月と地球で表現してみた♪
月についての知識があれば1.3倍楽しいかも…
天気予報が
見事に期待を裏切って
雲ひとつない青空
眠っていた自転車をたたき起こして
家を飛び出した
大通りの人ゴミ
かきわけるようにして進む
車のない一本道
真ん中を全速力で駆け抜ける
爽快な気分っていうのは
きっとこういうことなんだなって
そう思いながら
快晴の空に
投げキッスひとつ
その手のひらには
まだまだたくさんの傷がつく
それは痛い傷なんかじゃなくて
ここまで生きた証の傷
大人への階段を
一歩ずつ踏みしめて
ようやくここまでたどり着いた
子供の心を持ちながら
大人へと成長してください
それが私の願い
夢という名の原動力
いつも信じていてください
それが私の願い
手のひらの傷あと
あなたには見えますか？
生きた証を残せますか？
ひさびさに乗った自転車
川沿いの公園を
ずっと遠くまで
うしろに乗るあなたは
いつもよりも
楽しそうに笑っていた
きらきらと輝く水面
ふたり
なにも話さず
ただ遠くを見ていた
こんなところに幸せは在って
その存在に僕はいつも驚かされる
探してもなかなか見つからないのに
ふとしたときに突然やってくるもの
幸せってそんなもんだね
楽しくない授業
思考回路がまどろみだして
気がつけば
ノートの片隅に
あなたの名前を書いていた
そんな自分にハッとなる
あなたは
僕の頭のなかで
どんどん膨らんでいくよ
誰かに見られないかと
急いで消したあなたの名前
あなたを好きな自分に満足しないために
片思いという状況に満足しないために
笑顔と泣き顔が交錯する
特別な時間
想い出を心に詰めこんで
空を見上げてみた
こんなにもたくさんの友達に
囲まれて暮らしてたんだなぁ
こんな日だからこそ
普段気付かないことにも
気付いてしまうのかな
また遊ぼうね
ぜったいだよ
そんな言葉が廊下を飛び交い
過ぎていく時間を心惜しむ
そして私たちは
一輪の花を手に
校舎に大きく手を振った
+++++
卒業式の季節ですね。
いろいろ思い出して書いてみました。
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
