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泉谷しげる with LOSER 25周年記念LIVE 「吠えるバラッド」 - 2013年04月28日(日)


今日は、泉谷しげる with LOSER のライブに行ってきましたー!

いやあ、実現しちゃうとはね。そんなこと、あったらなーと思ってはいたけど。みなさん大物だし、無理よね〜というあきらめの気持ちが80%ぐらいだったよ。
でも、いつだかのフェスで数曲やったというのを聴いて、これは、と思っていたら。これはもう、行かなきゃね。

最近、泉谷さんのライブもだいぶご無沙汰でした。
全曲制覇っていうのをやってるのですが、全部土曜日なんだよね……仕事が休みにくい。
なのでどうしても行きたいな、というところだけ、なんとか行こうかな、と。
もう下郎はやったっていうから、え、次あたりヤバイのか?! まあちょっと、検討しますハイ。

今回のライブ、場所はお台場のZepp DiverCity Tokyo。
これまでのZepp東京よりさらに駅に近いところにあり、ショッピングモールとくっついてるので、買い物や食事もできてかなり便利。
ただ今日は時間がなかったので、フードコートで食事しただけだったけど。
今度ゆっくり見てみたいです。

食事を終えてさあ入場、と思って行ってみると開場時間とっくに過ぎてるのに長蛇の列……あとでわかったけど、開場が30分押したとか。リハが長引いたってことですね。さすがLOSERのみなさん、うるさそうです(笑)

やっと中に入り、開演時間。そこからさらに30分待たされる……
客席からおっさんのヤジが飛ぶ。早く出て来い泉谷ー! とか、チケットたけーぞ! とかね(笑) 確かにチケット高かった、8千円。さすがLOSERの……もういいか(笑)

やっとやっと、開演! ステージには薄い幕があって、そこに泉谷のシルエットが映り、そしてだんだんと大きくなる。おおー、カッコイイじゃん。

幕が開いて、1曲目は「長い友との始まりに」。
いきなりこの曲が始まり、早くも総立ち。いつもはそんなことないんですけどね。

これはアルバム『吠えるバラッド』の1曲目。今回はライブのタイトルにもこのアルバムの名前がついていて、その後も「のけものじみて」「TATOO」など、このアルバムから全曲、やりました。
私はこのアルバム、実を言うとそんなに好きではなく……あんまり聴いてないのよね。「果てしなき欲望」は、好きなんですけど。
あらためて聴いて、「あらゆる場面で」なんかは、いいなと思いました。

そうそう、初めて生で聴く、あのLOSERの音。
一応紹介しておくと、ギターが仲井戸麗市と下山淳、ベース吉田建、ドラム村上ポンタ秀一です。下山さん以外が60代……と思えないようなパワフルな音でしたよ。しかも大人っぽくてね。昔はとにかく爆音って感じに見えたんだけど、YouTubeなんかで観ると。

見た目もみなさんキメてらっしゃって。特に私の位置からはベースの建さまがよく見えたのですが、ハットをかぶってて、なんだかクレイジーケンバンドの人みたいだった(笑) あちらもケンだったね。

22年ぶり、と思えないような息の合って安定感のある、そしてゴージャスな演奏に負けじと泉谷さんもがんばってました。すごく声が出てた。久しぶりに聴いたけどあまり変わってない、年を感じさせませんね。
高度な演奏についていけるのかな、と少し心配でしたが、そんなに大きな乱れもなく。というかバンドが冷静に合わせちゃうので全然問題ない(笑)
表情はクールですが、演奏は熱かった。
もちろん客席の熱気もいつも以上。年齢層高いですけどね。私なんか全然、若手ですよ。

数曲続けてやって、泉谷さんのMCが入って、また数曲、という感じでいつもより休むヒマもなく。その理由として、LOSERがオレにギターを持たせたくないから、と泉谷さんが嘆いてた(笑) 邪魔にされるんだよ、と。だからあとでギター持って邪魔してやる、チャボと対決してやる! とケンカ売ってました。
チャボさん笑ってたけど。ほんと今回、LOSERはまったくしゃべらなかったですね。そこがまた、カッコよかったよね。

途中、ポンタさん以外が全員アコギを持つパートもあったりして。
ここでは「行きずりのブルース」がよかったな。
「失われた週末」、「水の泡」なんて珍しい曲も聴けた。

珍しいと言えば、このアコギパートの直後にやった「リアル1/2」。
泉谷さんが、これはリハで何回やってもうまくいかなくて、メンバーもあまりやりたがらなかったけど、やりたかった曲、って言ってたかな。
『90's バラッド』に収録されてるのですが。ライブでやったことなかったのかな……? ちょっと話の内容がうろ覚えですが。
『90's バラッド』は「ハレルヤ」なんかが入ってて、その中でも「リアル1/2」は地味ですがいい曲なんですよ、渋くて。
私もかなり好きな曲。でもまさか聴けると思わなかったなぁ。
大人な今のLOSERにすごく似合う曲だったと思う。

第一部のラストは「春夏秋冬」、LOSERバージョン。
ギターがU2みたいな、ね。『IZUMIYA-Self Covers』で聴けます。

休憩挟んで、第二部。
後半は、怒涛のたたみかけ、名曲の連続で突っ走る!
「翼なき野郎ども」からスタート。「Dのロック」は、照明を間引きして……なんて言ってたな。暗くなったときに何をしていたかは……ご想像におまかせします(笑)

「火の鳥」だったかな、泉谷さんが途中でLOSERの演奏を止めたのは。
まさか止めるとはねぇ。演奏止めるなんて、殺されそうじゃないですか、メンツ的に(笑)
なんか、テンポが速すぎたと思ったらしいんだけど、できるに決まってんだろ、というジェスチャーの建さま、素敵でしたわ☆

「国旗はためく下に」は、やっぱり建さまのベースがもう、ゴリゴリで。
手弾きっていうか指弾きなんだけど、よくあんな音がでるな……

そして「旅から帰る男たち」でしめ。
アンコール、「ハードレイン」、「ハレルヤ」、そして「土曜の夜君と帰る」。

LOSERだしここで終わるのかな、と思いきや、なんと「野性のバラッド」を強引にねじこんだ! 私としてはね、「土曜の夜君と帰る」できれいに終わるほうがいいような気がしたのですが。LOSERと、ジャンプ大会はなんか違うかなって……まあ、いいんだけど。
そう思ったから、というわけではなく、体調も万全じゃないし翌日も仕事だし、ってことで、最後の曲は聴かずに帰りました。

ということでね。やっぱりついつい、サウンド面ばかり言いたくなっちゃうよね(笑) そこがLOSERのいいところであり悪いところでもあるんですよね。
バンドが豪華すぎる、うますぎる! もちろん泉谷ありきのバンドではあるんですけど、存在感ありすぎて……いやあ建さまカッコよかったわ、っていう感想になっちゃうのはちょっとね(笑) いやたまたま、見やすいとこにいたんですけど。
ポンタさんのシンバルの刺さるような音とか。ギターも二人いるから厚いしねぇ。ここにサックスやキーボードいたらさらにいろんな曲できそう……とかって夢が広がるけど、うーん。まあ、たまにだからいいのよね、ご馳走は。
今回、いつもの相棒の藤沼さんがいなかった。今までそういう状態は観たことなかったので、寂しいなーと思いました。藤沼さんが仕切って、そして泉谷さんにあたたかいツッコミを入れる……(笑) そんな感じが妙に懐かしく思えましたよ。

ライブとしては大成功して、好評だったし、次もありそうな感じですね。
次ももちろん、行きたい! チケット高くても、行きます!(笑)




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