Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

54-71 Live - 2003年08月31日(日)

下北沢SHELTERにて、54-71のワンマンライブ。
シェルターは初めてなので、ちょっと道に迷ってしまった…
日曜日の下北沢、若者でごった返していました。オバサンは道の狭さと人の多さ、それだけで疲れます…ってこれから立ち見でライブ観るっていうのに。
なんとか開場前にたどり着き、中に入った。
開演まで1時間もあるし、もっと遅く行こうか迷ったんだけどね。でも今回整理番号が28番と良かったので、せっかくだし…と思って早く行ったんですが。

中に入ってみて思った以上の狭さにビックリ。一番後ろでも、ステージが近く感じる。これならなんとか見えそう、と思って、前に行くのはやめました。さすがにねぇ…前は怖いかな、と。ステージ左側にスペースあったんだけど、スピーカーの目の前だったのよね。耳やられたくないな、と思って。一応仕事の道具でもありますし(^ ^;

1時間、暇つぶし。流れてるBGM、聞き覚えあるなぁと思ったら、ドラマ「僕の生きる道」のサントラだったようです。後で雑誌で読んだけど、リーダーがこのドラマ観てえらい感動したらしい。
しかし54のライブの前に聴くには結構…シュールかも?
狭いフロアに、人がどんどん入って来ます。
目の前にいる女性、暑いのか扇子を取り出して煽ぎ出した。なんか見覚えのある扇子…と思ったらなんと!鳥肌実のグッズの扇子でした(笑)私、前日に鳥肌実の講演に行ったばかりだったので、なんか嬉しかった、仲間だと思って(笑)
なんかやっぱりカブるのかな、ファンとか。最近の54のボーカルの佐藤氏、イメチェンしてからなーんか鳥肌実に似てるし。七三分けでメガネかけてて。本人はそう言われるとすごく怒るそうです。彼を見かけても似てると言わないように。

そう、佐藤さんは事故にあったんだよね、去年。私、すっかり忘れてたんですが。
車がぶつかって、助手席にいた佐藤さんは車の外に放り出されたとか。で、あばらを骨折したそうです。そのぐらいで済んでほんとに良かった。
その後イメチェンしたらしくて。今度出た新譜も、ちょっと今までと違うんですよね。曲の感じも違うけど佐藤さんの歌い方が全然違う。
今日は、その新譜からたくさん聴けそうなんで楽しみでした。

私は、いつのまにか人と人の間に挟まれて身動きとれなくなっていました。
そんな時に暗転し開演!
1曲目は新譜の1曲目、emolition man。これが〜カッコいいんだぁ〜もう。
音的には、狭いにも関わらずそれほどうるさく感じなかった。逆に最初はちょっと物足りなく感じたんですけどね。慣れて来たらそうでもなかったけど。
私は背が低いんで、人の頭の間からやっと佐藤さんが見えた。しかも顔だけ。動きが面白い人なんですけど、あまり良く見えない。うーん、やっぱせめて真ん中へんにいるべきだったかなぁ。ちょっと後悔。ま、曲が聞こえればいいんだけど。このバンドの場合は見る楽しみも大きいですよ。
佐藤さんのシャウトが絶好調。やっぱ歌い方変わったよな。
そう、七三でメガネの上にチョビヒゲ生えてました。鳥肌というより…横山剣みたい。トニー谷という説もあるらしい(笑)これまた古い。そろばん持たなきゃ(笑)

2曲目、napolitan。新譜の2曲目です。てことは、CD通りの曲順で行くのかな?
でもまぁCDの出来が良かったので、それでもいいか。こないだのシロップもそうだったけど。
このnapolitan、好きなのよね。ベースラインがいいんだよな〜 川口氏のベース、大好き。これもどっかで読んだけど、やっぱベースラインが先に出来るらしい。まぁメロディなんてほとんどないもんね。

3曲目idiot、いまだにこの曲の構造が分かっていません。のるにのれない(^ ^; でもすごく好きなんだけど、これも。佐藤さんの動きが面白かった…はずですが良く見えません。前の人は笑ってるんだけど、後ろの人には分からない…悔しい…

このまま、7曲目のtrue man of non-doingまでCDの曲順で続きます。
この曲の途中…だったか終わりだったか分からないけど、いきなりグワーンと轟音が鳴り響き、なんだなんだーと思ってるといきなりceilingのイントロ!
おっとここで旧曲が挟まるとは。これはシロップとは違った展開だ。
ここから、what color、humpty empty mellow blues、life、doorsと古い曲が続く。どれもライブの定番曲で、オーディエンスは大盛り上がり!
what colorでは合唱してましたよ。しかもほとんど野郎の太い声(笑) 観に来てる人も男性の方がかなり多い気がします。確かに女性で54の音楽にハマるって珍しいかも知れません。結構硬派だから。
古い曲でも、歌い方は前と変わってる気がした。humpty〜なんかは原型をとどめないぐらい変えてますけど、他の曲も…ストイックな内省的な感じから、もっとシャウト系のクレイジーな感じに。どっちが好きかと言われると微妙だけど…前のも好きだったけどね。今の歌い方もイヤではない。前より楽しそうな気がするし。

そして、doorsが終わったところでまた轟音が鳴って、true man of non-doingに戻りました。おお〜面白い。タイムマシーンに乗ったみたいな。
そしてこの後はgalaxy、novemberとCDの曲順に。私、galaxyもかなり好きです。ボーカルが囁き声でほとんど聞こえないんだけどね。あのポワンポワンいう音はどんなドラム叩いてたんだろ。全然見えなかった…
そしてラストはI'm in loveですよ。ちょっと出来過ぎてるよね〜この展開。イントロ流れて来てちょっとジーンと来ちゃった。ああ、最後にコレってイイな〜って。CDで聴いてもそこまで感動しなかったけど、ライブってそこが違いますね。CDの良さが増幅されるんでしょうか。音なんかは、54の場合はライブもCDもあまり変わらないと思うんですけど。それでもなぜか生で聴くとグッときます。
この曲の「L!O!V!E!」ってとこで、ファンの掛け声が。ちょっと笑ってしまった(^ ^; すいません。やっぱりそうなるよね、と思って。これももちろん、男性たちですよ。この掛け声って、昔女性アイドルに向かって男の子のファンが叫んでたじゃないですか。そういうのを男が男に向かって叫んでるのが、ちょっと面白かったんです。いや、男に向かって叫んでるというのはちょっと違うか。一緒に叫んでる、と言うべきかな。

これで全て終了。アンコールは…そうだあったんだ。佐藤氏のアカペラで。しかも演歌!なんだっけ、コレ…とその場では思い出せませんでしたが、後でどっかのサイトで見たら「氷雨」だったそうです。かなりの熱唱でしたよ(笑) 見た目と演歌がハマってて。いいチョイスでした(笑)
拍手がなりやまなくて、何度も出てくる佐藤氏。しまいには控え室へ戻る扉も閉じられて(笑) そのまま、ステージ上でTシャツの手売りが始まりました。メンバー自ら売っていましたよ。私は54って実力的にも年齢的にも、中堅って感じがしてしまうんだけど、こんな小さい会場でライブやってしかもTシャツを手売りって…やっぱりまだまだ扱い的に若手なのかなあ?と思った。そこまでしちゃうの?私は凄い人たちだと思ってるんだけど…って。多少複雑な気持ち。嬉しいんだけどね。
あまりに混んでるので、結局Tシャツは買わずに帰りました。

狭いライブハウスで、観る方としてはちょっとキツかったけど、一体感はあった。あまり見えませんでしたが、近い距離で54を感じられたのは良かった。欲を言えばもっと前でしっかり観たかったけど。かろうじて見えた佐藤氏にますます惚れた(^ ^;
演奏的には全く文句ないっす。素晴らしい。好き嫌いが分かれるバンドだと思うんですが、うーん、ちょっと変わったモノ好きな人にはお勧めします(笑) オーソドックスが好きな人には、無理にとは言いませんが、一度は聴く価値あるよ。試聴だけでもしなさい!とおすぎ風に言っておきます(笑)
CD聴いてちょっと気に入った人はぜひぜひぜひぜひライブへ!別に怖くないですよ〜 暴れる人はあまりいない…と思います。これまで何度か観た感じではね。でももしかしたらヘンな人が紛れる可能性はないとは言えないけど。それはどんなライブでもそうですから…
とにかくライブがイイんです。ちなみに次のワンマンは11月1日原宿アストロホールです。ツアーファイナル!行きたいな〜でも確実に仕事だなぁ…うーむ。


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