モルゴーア・クァルテット 第18回定期演奏会 - 2003年01月22日(水) モルゴーアです。私には今年最初のコンサート。 今回は、黛敏郎の曲とアンコールが楽しみでした。 なぜアンコールの曲を知ってたかは、また後ほど詳しく(笑) って藤森さんの公式ページ見てる人なら分かるわな(笑) さて。今日の会場は上野の東京文化会館小ホール。もうおなじみですね。 開場時間10分過ぎぐらいに入ったんだけど、やっぱいい席は取られてしまってました。なのでちょっと後ろ目の席を確保して、モコモコのダウンジャケットはロッカーに入れて、トイレにも行って準備万端。小ホールに来る事が多いのですが、ロビーも広いしトイレの数もいっぱいあるし(これ重要)なかなか素敵なホールです。 ステージ上に椅子が4つ。しかしいつもと様子が違います。 これは、いつだったか荒井さんも言ってたのかな?ネコかるのライブで藤森さんも言ってたのですが、1曲目の黛敏郎さんの曲で、「なるべく離れて弾く」という指示がされているらしいのです。どんな効果があるんでしょう? ということで、4つの椅子はステージの四方に離れて配置されました。手前の2つの椅子が少し真ん中寄りになっていた。 いよいよ開演。暗転…いつもなら、客電が落ちてステージは明るくなるのですが、今回はまるでお芝居が始まる時のように全体が真っ暗に。ドキドキした(笑) その暗がりの中、4人がしのび足で…いや違うけど(笑)静かに登場しそのまま席に着き、演奏を始めました。手前に1stバイオリンとビオラ、奥に2ndバイオリンとチェロ。 曲は黛敏郎の「弦楽四重奏のためのプレリュード」。1961年に書かれた曲です。 メロディらしいものはなく、いろいろな音が現れては消えるような曲。 とても高い音だったり激しいピチカートだったり。ふ〜む、、、よう分からん(^ ^; でもなかなか演奏される機会も少ない曲でしょうね。貴重なものを聴かせて頂きました。 2曲目はプロコフィエフの2番。いつものごとく、知らない曲です(^ ^; 椅子の位置が元に戻された。スタッフ、ひとりだけでやってた。お疲れ様でした。 バラバラだった椅子が真ん中に集められると、今度は椅子がやけに近いように見えました。いつもはこんなに寄り集まって弾いてたのね。 このプロコ、初めて聴きましたがいい曲!とても楽しかった。 こういう曲、モルゴーアはほんと楽しそうに弾きますね(笑) 私は、どっちかというとこういう曲をモルゴーアにはメインに置いてもらいたい…と思っちゃうんだけどな。ベートーベンとかよりも。 まぁこのプロコの2番はメインにするにはちと軽いですけどね。 2楽章がとても美しかったです。そうそう、全体にチェロが活躍する曲だったような。たくさんメロディ弾いてた気がしました。藤森さんの音、やっぱりイイです。 休憩15分。ネコかるライブの常連さんがいるな〜と眺めたりして。ネコさんが出るほとらぴからっのライブも今日だったんですよね。しかし皆こっちに来たか(笑)いやあっちに行った人もいると思いますが…やっぱアンコールがアレだから。 メインのベートーベン14番。全部で7楽章まであるのですが、全てを続けて演奏。長かった〜。1楽章、とてもいいなと思いました。ベートーベンぽい暗さで。私はベートーベンて自分からはなかなか聴きません。だから良くは知りませんが、ピアノ習ってた時に好きな曲があったんだよね。ベートーベンのソナタで。それが1楽章がたいそう暗いんですよ。最後なんてお葬式みたいで(笑)だけどとても好きでした。それに雰囲気が近い感じがしました。 2楽章からはちょっと穏やかな感じで、古典っぽい響きで…そうなるとすぐ眠くなってしまうんです(^ ^; 分かりやす過ぎる反応ですが。パブロフの犬みたいですね(笑)でも5楽章で目が覚めました。この部分も好き。 集中の途切れないいい演奏だったと思います。こちらの集中が持たなかったけど(^ ^; しかし個人的にはやっぱり、プロコフィエフみたいな曲がいいな〜。 さて、いよいよ?アンコールでございます。 まず、長い曲の後は短い曲を、ということでプロコフィエフの子供のためのピアノ小品集の「朝」という曲を弦カル用にアレンジしたもの。素敵な曲でした。 次の曲、荒井さんのMCが付きましたが、「すでに一部の人にはバレバレのようですが…」、、、確かに(笑) 何故かというと、去年のネコかる忘年会ライブで、藤森さんがネコさんに、ネコかるのオリジナル曲をモルゴーアのアンコールで演奏したいんだけど使っていいですか、とステージ上で許可を得たもんだから(笑)曲目も何もバレバレだった訳です(笑) 荒井さんは、アンコールがバレバレじゃ面白くないから、他の曲にしちゃおうかと思いましたが、やっぱりやります、とおっしゃって演奏してくれました。 曲は山下洋輔作曲「EIN KATZENSPRUNG MIT HAIKU」。ネコかるの1stアルバム「FRIENDLY GAMES」に入っている曲です。興味ある方はぜひお買い求め下さいね☆ 演奏、さすがに上手かったな〜。イイ曲だなぁ〜と改めて思ったりして。 モルゴーアにかなりマッチした曲ですよ、こうして聴いてみると。 途中、ジャズっぽくスウィングする部分でいきなり小野さんがボイスパーカッションし始めてウケた(笑)戸澤さんもなにげに弓で譜面台叩いたりしてたし。 藤森さんにはもっとふざけてもらいたかったですね(笑) まぁ今日はこのアンコールが聴きたくて行ったようなものでしたが(笑) でもプロコフィエフも良かった。楽しかったです。 ベートーベンはいい演奏だったけど私がベートーベンを苦手なんですね、多分。 さて、次回のモルゴーアの定期演奏会は6月20日。場所はトッパンホールです。 いつもは夏の定期は紀尾井ホールなんだけど…スケジュール合わなかったのかな。 曲は、M.フェルドマンのストラクチュアズ、ベートーベンの16番、リゲティの2番、ベートーベンの大フーガ、という予定です。 この中ではリゲティが聴きたいな、知らない曲だけど。 私は行けるかどうか分かりません…金曜日って難しいんです。休みにくいから。 それからショスタコシリーズも続いてますよ。7月23日と12月3日です。 そうそう、去年の年末のネコかるライブのことをこのおんがくノートで書いてないんですけど。なんかもう、ゲストがいっぱいで曲目もよく分からないし、日がたってしまって忘れてしまったので、書けなくなっちゃったんですよ。すみません。 しかも途中で帰ったしね。とてもちゃんとしたものは書けないんで…ご容赦下さいませ。。。 -
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