第4回新宿区民オペラ実験劇場 モーツァルト「魔笛」 - 2002年12月22日(日) 今日は友人が参加するアマオケのオペラを聴きに行きました。 アマオケのオペラとは言ってもソリストはプロ。これまでこの実験劇場のシリーズを何度か観ましたが、なかなか面白かったのです。今回挑戦するのは「魔笛」ということで楽しみでした。私は魔笛は観たことありません。まぁオペラ自体ほとんど観たことがないのですが。でも映画の「アマデウス」で断片が出て来て面白そうだったんだよね…あの、鳥の格好した人。有名な歌、ありますよね。パパパパって歌う。あれも魔笛の一場面です。 場所はこの実験劇場ではおなじみの、新宿文化センター小ホール。 ここに来る前に、デパ地下で友達への差し入れを買ったのですが、スゴイ人!おいしそうなお菓子やケーキがいっぱいでもう、よだれが…いけない、目の毒です。 いろいろ悩んでいたら、会場に着くのがギリギリになってしまった。 席ももう、一番手前に2つくらいしか空いてなくて。まぁ座れただけいいか… そしてすぐに開演。 オケの演奏が始まりました。小さいホールなのでオケも小編成です。 新宿オペラ管弦楽団、指揮は米津俊広さん。友達は第2バイオリンです。 あれ、オケがいつもより真ん中にいる…これまでは、オケは横長のホールの一番奥にいて、その手前に歌手が乗るステージがあったんだけど、今回は真ん中へんにいる、ということはステージはどこに?? と思ってたら、歌手が登場して、ステージはオケの左と右両方にあることが分かりました。ホールの両はじにあるんですね。これは面白い。 オケの演奏はまずまずです。歌が入ってくるとあまり気にならなくなります。 ソリストは、タミーノ役は横山慎吾さん。なかなか美男ですが歌はまずまず… パパゲーノは高田智士さん。鳥の格好してます。わざとか知りませんが無精ヒゲ生やしてました。声量はまあまあですが歌はうまい。何よりキャラがイイ!(笑)芸達者です。すっかり気に入っちゃいました。 夜の女王は村瀬美和さん。とても上手いです。この方も声量は普通でしたが。 途中のものすごく難しい部分。有名なところですね。聴いていて思わず凍り付きました、あまりに凄いので。人間技じゃないよ… 娘のパミーナ役は田村佳子さん。見た目がちょっとMISIAみたいに見えた… 彼女はとてもいい声しています。ハリのある声で声量もあって。 ザラソトロは倉本晋児さん、彼も声がよかった。 このへんが主なソリストですが、皆さん若そうです。今回はほんとに若手を揃えた感じ。そして新宿オペラ合唱団の方たちが何人か。 右と左のステージ両方使って、その間を、オケの前を歩いて行き来したり。 このホール、横長すぎるのがナンなのですが、それをうまく使いましたね。 奥の方のステージを観る時ちょっとつらかったけど。首が疲れた。 歌詞は日本語です。日本語の歌詞って、なんか寒かったりするものですが、今回はそれは感じませんでした。不自然な部分やおかしなギャグとかはあまりなく。適度なユーモアで笑えました。 私はやっぱり、パパゲーノが出てくる場面が好きです、どれも。 最後、パパゲーナが現れる場面では本当に嬉しくなってしまいました。 振り付けもかわいくて(笑) ストーリーはハッピーエンドで、気楽に楽しく観られるオペラだと思いました。 今度は本格的なおおがかりなものを観てみたいな。でも実際コンサート行くとチケット高そう…テレビでやらないかな〜(^ ^; この実験劇場、なかなか面白いのでこれからもずっと見続けたいと思っています。 せっかく全部観てるし… 私としては「ある母の物語」に感動したので、それを再演してほしいな、と思ってます。 終わってから友達に差し入れ渡して、またとぼとぼ遊歩道を歩いて帰った。 今日も寒かったですね。くもってて、風景もわびしく…でも冬のこういう風景も嫌いではありません。最近、歩いてないんだよね。風邪引いてたんで、体力なるべく使わないようにしてたから。でもそろそろ、どっかをふらふら、歩きたいです。仕事してる時にすごく思う。ふっとどこかの風景が頭に浮かんで、ああ行きたいな〜と思うのです。歩きたいな〜、ていうかどっかへ飛んで行きたいな〜…ただの仕事したくない病かな?? -
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