Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

谷山浩子 猫森集会 - 2002年11月07日(木)

本日は谷山浩子さんのコンサート。谷山さんのファンの友達に誘われました。
谷山さんの曲をちゃんと聴いたことがなかったのですが、その友達がベスト盤を3枚と最新アルバムを貸してくれて、しっかり予習。
そのベスト盤、年代ごとに分かれてるのですが、どれも時代ごとの特色が結構表れていて面白いです。私が好きな曲が多かったのは80年代かな。「MAY」という曲が好きなんだけどこれは斎藤由貴さんに書いた曲だそうです。
メロディが親しみやすくて、詞はファンタジックなものやドロドロした恋愛ものなどいろいろ。「ドッペル玄関」なんてのもあります。ホストにハマった人の歌・・・?

そして今日のコンサートは、いつもと違うんです。なんとオールリクエスト!
出演者は谷山さんと、ヴァイオリンの斎藤ネコさん、そしてキーボードの石井AQさん。彼らが、なんとその場でお客さんのリクエストに答えて演奏するというとんでもない恐怖の企画。お客さんにとったら、好きな曲が聴けるチャンスだし、アーティストがどう慌てふためきつつ見事に演奏してのけるか、というスリルもある面白い演奏会。私もかなり期待して観に行きました。

場所は新宿スペースゼロ。
友達のおかげでかなりいい席です。4列目でした。
ホールへ入ると、真ん中に楽器がセッティングされ、四方に座席が。
あまり大きくないホールなので後ろの方からでもよく見えそうです。
私はちょうど正面に谷山さんが見える位置。左手前にネコさんが後ろ向きに見え、右側にはAQさんを横から見る感じ。演奏者はみんな向かい合うように座ります。

いよいよ開演!谷山さんが登場しました。
まずひとりでピアノ弾き語り、曲は「悲しみの時計少女」。
ピアノも歌もさすがにうまい・・・なんてこれほどキャリアのある人に対して失礼か(^ ^; 独特な世界ですね、やっぱり。不思議な雰囲気。
なんかこう、物語とかおとぎ話を読んでるような気持ちになる。歌詞がしっかり伝わってくるせいだろうか。ていねいに歌いますからね。
1曲終わって、マイク持ってMC。四方にいるお客さんにぐるぐる回りながら語りかけます(笑)カワイイ。いくつになっても少女のような人なんでしょうね。

そしてネコさんとAQさんが呼ばれ、いよいよリクエスト大会。
どうやってリクエスト曲を決めるのかと思ったら・・・
まずは、今日が誕生日の人に挙手させ、ちょうど2人いたんだっけな。その人たちからリクエストを聞きました。その人の席まで谷山さんがわざわざいってマイクを向けて聞くんですよ。谷山さんパワフル(笑)そのやりとりも、楽しいんです。まぁ常連さんが多いせいもあるかも知れないけど。

ここで演奏したのが「今日は雨降り」と「流星少年」。ここでもうネコさんが知らない曲が登場したんだっけ(笑)流星少年の方だったかなぁ。楽譜もないので、ネコさんが谷山さんとAQさんが1番を演奏するのを聴きながらコード進行をメモり、終わると即弾き出します。それがもう見事で。その後ももちろんアドリブな訳ですが。ネコかるでもネコさんのアドリブは聴いてるけど、やっぱりちょっと気合が違うというか。曲によっては鬼気迫るものがあり、スゴかった。一種の曲芸のようでもありました。初めてネコさん観る人はビックリするだろうなぁ。

ここですでにネコさんは疲れ果てていたようですが、まだまだ続く。
次は、チケットの半券で抽選。このへんから、万が一自分に当たったらどうしよう、初心者なのに、と思いましたが、大丈夫でした。そんな運はないよな・・・
ここでは「時の少女」「ここにいるよ」「ハサミトギをおいかけて」。
曲を演奏する前に、谷山さんが照明の人に指示をするんですがそれも面白いですね。どんな曲か説明するんだけど、結局「自由演技で」となったり(笑)

次は、「体の弱い人を探せ!」(笑)谷山さんが、10個質問して、数多くあてはまった人がリクエスト出来る。今回はたとえば今薬を持っている、とか骨折したことがある、などの質問。これでなんと全部あてはまった人がいました!谷山さんに「体弱いですねぇ」「ここにいて大丈夫なんですか?」などと心配されてました(笑)彼女は「風のたてがみ」をリクエスト。

次がクイズ。常識クイズということだったのですが、最初の「スペースゼロは新宿区にある」という質問でいきなり間違えてしまいました(^ ^; 渋谷区だそうです。
ここで3人が勝ちぬき、「銀河系はやっぱり回ってる」「雲雀」「永遠のたそがれ」をリクエスト。

次は全員ジャンケン。しかしここでも私は最初に負けました。ほんと勝負運ない。
まあ勝ち残っても困るけど。
ここでは「ポプラポプラ」「ガラスの巨人」。
この「ガラスの巨人」は好きな曲なので嬉しかった!すごく感動しました。
ネコさんのバイオリンが叫んでいました。ガラスの巨人の叫びなのか。。。

ここでガランガランと昔風な鐘がなり、リクエスト終了の合図。
最後に、みんなの歌でおなじみの「そっくりハウス」を歌い、いったん退場。
この歌もカワイイですね。なぜか耳に残ります。
アンコールはSAKANA-GIRL。これで全て終了。

その後は、みなさん熱心に、谷山さん手書きのアンケート用紙に書き込んでいました。谷山さんはアンケート全てに目を通しているらしい。それをご自身のホームページに載せたりしてるので、書きがいがあるんでしょうね。
グッズ売場にはネコさんが顔を出して自らネコかるのCDを売ってました。

あ、AQさんのことを何も書いてなかった(^ ^;
AQさんもスゴかったですよ。風のたてがみだったかな、キーボードでパーカッションの音を出しててそれが印象に残った・・・それだけかい(笑)
曲によっては打ち込みのデータ使ったりして。ほんと谷山さん専属、って感じでしたね。谷山さんの膨大な曲をほとんど知ってるってとこが怖いですな。

とても楽しいコンサートでしたよ。和やかで。
ファンとアーティストがとても近いコンサート。
昔からのファンにはマニアックな曲が聴けるチャンスがありたまらないだろうし、新しいファンにとっても、スリルがありネコさんの曲芸も観られて面白いコンサートだと思います。
ご来場の方の中には、沢田聖子さんや、伊藤サチコさん(「カレンダー」がFM仙台のパワープレイになってます。なんとネコさんファンらしい)、TBSアナの鈴木順さんなどもいらしたそうです。



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