チャイコフスキー 弦楽セレナーデ - 2002年05月04日(土) 今日はまた悲しいニュースが・・・ ロシアの指揮者エフゲーニ・スヴェトラーノフさんが、3日亡くなられたそうです。73歳。もっと長生きして欲しかった。早いですよ・・・ 持病か何か、あったんでしょうか。去年、来日する予定があったのに来られなかったんですが、その時は足の手術とかで、内臓の病気じゃなければ大丈夫かな、なんて思っていたんだけど。 スヴェトラーノフさん、初めて聴いたのがN響のオーチャード定期でした。 おととしだったかな。2000年の9月15日。 テレビで、団員さんがスヴェトラーノフさんのロシアものはイイ、とおっしゃっていたのを聴いてこれは行かねば!と思ったのです。 なんたってプログラムがオールチャイコフスキー、「エフゲーニ・オネーギン」のポロネーズ、弦楽セレナーデ、そして悲愴。 すでにチケットは売り切れていたので、オークションで買いました。 そしたらなんとそれが最前列で・・・しかもど真ん中。 目の前におなじみの団員さんがズラ〜っと・・・これには緊張しました。 そしてたっぷり間合いをとってあらわれたスヴェトラーノフさん、体の大きな方ですが、下から見上げてるとさらに大きく見えて、威厳があって。 そして観客の拍手も熱狂的で、とてもオーラがあるように見えました。 演奏の方も素晴らしくて、感動的でした。特に弦セレ!第3楽章には涙が出ました。天上の音楽、のようでした。 これですっかりファンになって、もう1日10月のN響C定期、チャイコフスキーの3大バレエを聴きに行きました。こちらもいい演奏でした。 しかし、他の定期を聴きに行けなかったのは悔やまれます・・・サントリーホールのラフマニノフの2番は何が何でも行くべきだった!馬鹿な私。 今日届いた郵便物に、N響オーチャード定期のチラシがあって、スヴェトラーノフさんの名前が。今年の9月に、またオールチャイコをやる予定だったんですね。 4番。なんだか切なくなってしまいます。とてもチャーミングな方だったなぁ。 汗いっしょうけんめい拭いたりとか。いきなり直立不動になったりとか。 とても人間的な指揮ぶりで、大好きでした。 天国行ってもそこで指揮してて欲しいな。いろんな、すでに他界してしまった素晴らしい奏者たちのオーケストラを。 どうか安らかに眠って下さい。素敵な音楽をどうもありがとう! -
|
|