スザンヌ・ヴェガ「ソングス・イン・レッド・アンド・グレイ」 - 2001年09月24日(月) 今日もいいお天気でした。 世間は祝日でしたが私は仕事でした。 そういう日の朝は、ひとけがなくて気持ちがよい。 今朝は山並の向こうに白い富士山の頭が見えていましたが、そういう景色をひとりじめしているようで嬉しいのです。 ・・・なんて思ってたら、つながれていない飼い犬がタッタッタと近付いてきた。 そして思い切り吠えられました。あー怖かった。「ここはオイラの縄張りだ!出て行け!!」とでも言っていたんでしょう。そっちが勝手に家から出てきたくせに・・・と言っても聞く耳持たなそうだったので、さっさと逃げました。 犬を飼ってる方々、犬はしっかりつなぎましょう。 まーそんな話はどうでもいいんですが・・・ 昨日買ったスザンヌ・ヴェガの新作。今日ゆっくり歌詞を読みつつ聴いてみました。 5年ぶりのオリジナルアルバム。 シングルを聴いたらまた今までと感じが違ったんですが、プロデューサーが変わってるんですね。ルパート・ハイン。よく知りません・・・ なんで、だんなさんのミッチェル・フルームはどうしたの、と思ったらナント別れてしまったらしい。そういうことだったのですね。 やっぱりミュージシャンて難しいのかなぁ〜。ちょっと残念です、彼と組んだ2枚のアルバムとても気に入ってたので。 それを踏まえて歌詞を読むと、かなり重いです。 スザンヌの歌詞は、これまであまり彼女の個人的な感情などは表現されない、客観的なものが多く、それが彼女らしいところでもあったのですが、今回はずいぶん彼女自身の体験が歌詞に反映していて、うーん少しツライものがあります。 その方がいい!というファンもいるかも知れないけど、私はあまり。。。 そうは言っても、そんなに取り乱したりはせず、やはりクールではありますが。 曲の方は、サウンドがアコースティックなのでちょっと聴くと「微熱」で変身する前に戻ったかな、という感じですが、適度にロック的な音も取り入れていて、ちょうどこれまでのオリジナルアルバム全部をブレンドしたような・・・ やはり「微熱」「欲望の9つの対象」があって彼女の音楽の幅はすごく広がったと思います。 ただ基本的な部分は、昔からあったものなんですよね。 「微熱」で強調されたけど、彼女の曲はもともとかっこよかったんです。 シャープで、言葉にリズムがあって、静かだけど芯が強くて。 それはファーストアルバム「街角の詩」を聴けば分かります。 今回も、彼女らしさは健在だな、と思います。 私としては、「微熱」の頃を思わせる雰囲気の「イフ・アイ・ワー・ア・ウェポン」や「ソリテール」が好きかな。 歌詞もシャレてるしね。 やっぱり彼女はカッコイイ。同性としてとても憧れます。 彼女の作る歌の世界がカッコイイのです。 余計な甘さがないからかな?知的で、人に決して媚びない強さがあります。 これからもずっと歌い続けて欲しいな。 年を取ったらますます渋くてイイ歌が作れそうな気がするから。 -
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