こまっちゃクレズマ Live - 2001年08月09日(木) 吉祥寺スターパインズカフェにて、こまっちゃクレズマのライブ。 こまっちゃクレズマは、CDは持ってましたがライブは初めてです。 編成が、クラリネット・サックス・バイオリン・アコーディオン・チューバ・ドラムとユニークなので、響きが面白そうだな、と思いながら行きました。 会場には、会場時間ギリギリに着きました。すでに人が10数名並んでました。 今回はチケットに整理番号がなく、早いもの勝ちでした。 並んでる方々の年齢層は少し高めでした。こういうライブハウスには滅多に来ないだろうなーという年輩の方もいらっしゃいました。 CDを聴くとどこか懐かしい感じの音楽なので、ファンの年齢層が幅広いのはうなずけます。若い人もいますけど、栗コーダーつながりかな? わたしはどんなつながりかというと、アコーディオンの張紅陽=熊谷陽子さん。 この日記にたびたび書いてますが、映画音楽などで活躍されている「めいなカンパニー」の一人でいらっしゃいます。 このめいなカンパニーとは、浦山秀彦さん・熊谷陽子さんのことであり、このお二人が私の大好きな映画「夢みるように眠りたい」「二十世紀少年読本」などの音楽を手がけているのです。そのため昔からお二人に憧れていました。 めいなカンパニーはその後「罠」などのマイク濱シリーズ、テレビのストレイシープの音楽なども作られています。 先日アレポスやASA巡のライブで浦山さんは拝見でき、今回は張紅陽さん。 しかも、「二十世紀少年読本」の中の名曲「JINTA」が、こまっちゃクレズマのCD「こまっちゃくれ」で演奏されているのです! ライブでこの曲を聴きたい、という期待もありました。 さて、会場入りし、2階席に陣取りました。ちょうど舞台正面の、カウンターのようになっている席。ゆっくり観れそうで一度座ってみたかった。 ところが、一番入り口側に座ったら、演奏が始まると立ち見の人がすぐそばに立って観ているので、意外に窮屈でした。 2階の席に座る時は少し奥の方がいいかも。 1時間暇をつぶし、演奏開始。しょっぱなから、「月下の一群」という結構ヘヴィーな曲。しかし生はいいですねぇ!特に管楽器というのは、CDと生じゃ迫力が全然違う。最初は梅津和時さんはサックスでした、押しが強いって感じです。 もう一人サックスの多田葉子さん、スゴイ迫力!!かっこいい!!! とにかく吹きまくりです。想像以上に激しかった。ド肝を抜かれてしまいました。 CDで聴いてると地味に感じましたが、生で聴いたら圧倒されました。 アコーディオンは張紅陽さん、ショートヘアで細くて少年みたいです。 あまり前面には出てきませんが、チューバ関島岳郎さん、ドラム新井田耕造さんとともにかげで支えるという感じです。関島さんもがんばっていましたよぉ。 ベースラインを全部チューバでやるのは大変そう!ドラムの新井田さんは、体でリズムをとりながら吹いている関島さんを一生懸命見ながら叩いてました。 そしてバイオリンは松井亜由美さん。個性的な面々の中で、ひとりお嬢様という雰囲気でした。でもアドリブは激しく弾いてらっしゃいましたよ。 この日は、ゲストとして東京ナミィさんという女性ヴォーカリストが登場。 カリフォルニアから呼び戻したそうなので、海外で活躍中なんですね。 とても声量があり、ハリのある声。ミュージカルをやったらハマりそうな感じです。オペラの「カルメン」の曲を歌ったりしてクラシックっぽくも歌えるし。 あと、パーカッショニストのロビン・アンダースさんというアメリカの方も加わりました。 期待していた「JINTA」、やってくれました! CDよりさらにテンポが速かった感じ。オリジナルよりずっと明るい雰囲気ですが、それでもこのメロディーは哀愁がありますねぇ。聴けてよかったです。 途中、CGを使い各メンバーの顔をコラージュしたようなビデオを演奏のバックに映したり、休憩時間には梅津+関島、多田+松田+張がそれぞれ「流し」として演奏しながら2階席にも来てくれました!!なんと素晴らしいこのサービス精神。 関島さんが栗コーダーカルテット在籍ということで、メンバーがそれぞれリコーダーを吹いてナミィさんが「スカボロー・フェアー」を歌ったりもしました。 お客さんに手拍子させたり。とにかく盛り上がっていましたよ。 10時過ぎに終了し、メンバーは出口付近でサインに応じていました。 とにかく楽しませる事に徹底したライブで、久し振りにすごく楽しかった! 心から満足できるライブでした。これだからライブはやめられないなー・・・ また応援したいバンドが増えてしまった。お金が足りません。 -
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