Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

江東フィル 第4回定期演奏会 - 2001年07月08日(日)

今日は友人の参加するオーケストラを聴きに行きました。
場所はティアラこうとう大ホール。都営新宿線住吉駅から徒歩8分、くらいかな。
このホールはたびたび来てますが、良く響くいいホールです。

日曜日のお昼の演奏会ということで、お客さんはたくさん来てました。
家族連れの姿もたくさん見えましたね。

今日のプログラムは、

ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」序曲
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調op64
ブラームス 交響曲第1番

土田政昭 指揮  丹羽道子 ヴァイオリン

全体に、聴き易いプログラムだったと思います。
一番良かったのは「ナブッコ」の序曲。曲自体が派手で盛り上がる曲で、迫力がありました。
メンコン、ヴァイオリンの丹羽さんが頑張ってました。いい音が出ていたと思います。
ブラ1も良くまとまっていました。

このオケ、結構昔から聴いていて、96年に聴いた時には、あまりうまくないなと思った覚えがある(失礼)。
その時と比べたら格段に良くなっているように思えた。
5年たてば、やっぱりうまくなるんですね。
これからもどんどんうまくなって頂きたい。
私は別に地元の人間でも何でもないけど・・・昔から知ってると応援したくなりますね。

そう!今日のアンコール、「結婚行進曲」だったんです。
珍しいなあ。あまりオケでこの曲って聴けないと思う。


さて、夜は「N響アワー」。
心理学者の富田隆さんがいろいろ言ってましたが。。。
こういう心理の時には、この作曲家を聴くといい、とか。
ま、ひとつの例として見ればいいんですけどね。
それは人それぞれ、見付ければいいことだと思います。

これは他の先生の話で、あるCD(「現代人の栄養補給〜心の栄養」パッケージがカロリーメイトそっくりです)で解説されてたんですが、音楽療法の考え方で、「同質の原理」というのがあるそうです。
つまり「悲しい時は悲しい音楽、寂しい時は寂しい音楽を聴き、心を同調させてから、徐々に理想的に近い音楽に移す」ということらしい。
イライラしてる時は、まずせわしないイライラした音楽を聴き、だんだん落ち着くような音楽に変えていくということのようです。

これには私はとても納得できる。
悲しい時に、いきなり明るい音楽を聴いても、心が反発してしまうと思う。
拒絶反応と言うのでしょうか。
あんまり、長いこと悲しい音楽に浸りっぱなしでも困るけど、やはり落ち込んだ時は少し暗めの音楽の方が、気持ちが落ち着く気がします。

富田先生もこういう話してくれりゃ尊敬出来るのにねぇ。
「ベートーベンは粘着質」とか、誰でもわかるわそんなの。。。
「今の日本の子供たちは、センチメンタルな曲をもっと聴くべき」というのは賛成だけど。でもその後に武満徹さんの「弦楽のためのレクイエム」はないと思うんですけどね。子供は寝ちゃいます。私だって寝ちゃうよ。


とゆーわけで。おやすみなさい。


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