向山佳絵子&藤森亮一 Live - 2001年06月30日(土) 今日はすでに7月1日昼なんですが。。。暑い、クソ暑い!!! 自分の部屋は2階にあるんですが、サウナのようです。 こんな時は・・・先日の日記にも書きましたが、去年のヒット曲モンドグロッソの「ライフ」を聴く・・・すると南国気分になり、楽しくなってきた! 皆様にもオススメします。暑い時には熱いラテン系音楽を聴きましょう。 昨日、コンサートを二つ観ました。 一つは、銀座のヤマハで向山佳絵子&藤森亮一のチェロデュオ。 2000円でこの二人の演奏を聴けるなんて安い!! おっとちなみにこのお二人はご夫婦であります。お子さんは男の子が二人。 私は藤森さんはしょっちゅう観てますが、向山さんは観たことがなかったし、CDも持ってないので聴いたこともない。でも有名なソリストで実力も高いと聞いてたので、向山さんのチェロも楽しみだった。 銀座ヤマハの2階、ピアノ売場でグランドピアノがたくさん並んでた。 昔、ヤマハの特約店で働いていて、楽器を生徒に勧めたりしたこともあった・・・ なんだか懐かしくなります。もう接客の仕事はしたくありませんが・・・ そのフロアの奥に、小さいホールがある。 80人ほどが入れる狭いホールで、密閉されるため圧迫感があります。 ステージがそれほど高くないので、後ろの方に座ると見えないんじゃないかな。 私は3列目の一番はじっこに座りました。 さてお二人登場。向山さんキレイですね。お顔立ちがハッキリしてて。 1曲目はボッケリーニ、二つのチェロのためのソナタ。 さすがに、息はピッタリ合ってます。出るタイミングはいつも合ってました。 ただ、会場のせいだと思うんだけど、音がね。。。あまり響かない。 で狭いからチェロの音が直に聞こえて、いつもは聴いててウットリする藤森さんの音でさえ、擦れる音が目立ってしまっていた。 音の柔らかさが消えちゃうというか。そんな気がした。 なので、向山さんの音についてはちょっとこれが本来とは言えないかも知れない。 今回の印象では、太くしっかりした力強い音でした。 向山さんはソロでバッハ無伴奏1番を披露。 うまいですねぇ。実に軽やかです。はつらつとした弾き方。 聴いていて楽しくなってくる。どちらかというと藤森さんのチェロは、ヒーリング効果というか、聴いてるとアルファ波出そうな癒し系チェロですが、奥様の方は活力が湧いてきそうな、元気なチェロだと感じました。 そして二人でバッハのシャコンヌ。これは、もとはヴァイオリン曲で、ラ・クァルティーナでやったチェロ4人用のアレンジを、さらにチェロ二人用に編曲したものだそうです。超絶技巧がたくさん入る難曲だと藤森さん自ら解説。 確かに難しそうでしたが、良かったです。ドラマチックな曲。 今回は、ヤマハの企画なので、サイレントチェロを使った演奏もありました。 藤森さんのインタヴューにも、普段夜中だとサイレントチェロで練習するとありました。今回は、ソロで、音楽教室用の教材を使い「ロミオとジュリエット」「イエスタデイ」を弾かれました。伴奏の音源がちょっとショボかった・・・ サイレントチェロの音は初めて聴きました。生とはもちろん全然違います。 生よりこもった音がしてました。でも、音に藤森さんらしさは出ていた。 ビブラートなど、割と細かいニュアンスが出せるということでしょうね。 「ロミオとジュリエット」なんて、好きな曲なんで嬉しかったなあ。 その他、デュオでオッフェンバック、パガニーニを弾きましたが、どちらもかなり難しい曲だったようで・・・ものすごく高い音を出したりね。 ちょっと演奏に不安定さが見られました。聴いてて心配になってしまった・・・ チェロだけであらゆることをやるんだから、こっちが想像出来ないくらい難しいことなんでしょうきっと。 ミニコンサート的なものなんだから、もっと簡単な曲でもいいのに、と思いましたが、そこがプロのプライドなんでしょうねぇ。 アンコール、二人でサイレントチェロを持ちシューベルトの「ます」。 伴奏の音源がイントロでカウントを出してて笑いが起こってました。 終了後、サイン会があったようです。そういう告知はどこにもなかったんだけど。 二人のソロのCDが売られてました。私は向山さんのCD持ってないので、ぜひ買ってサインもらいたかったけど、、、今、金欠なんです!!!断念しました。 外へ出ると雨が強くなっていた。 この後、クロノス・クァルテットを聴きに江戸川橋へ行く。 しかし2時間ぐらい時間つぶさなきゃならない・・・どうしよう。 (7月1日へ続く) -
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