フォーレ「夢のあとに」 - 2001年06月03日(日) 今日は天王洲アイルまでお芝居を観に行った。 日本器楽劇団の器楽劇「パリのアパルトマン」。 この劇には、友人でもある歌手の魚杜美月が出演している。 芝居は初めて。歌手として活動し始めてからもまだあまりたっていないのに、いきなり女優デビュー・・・バイタリティあるなぁ、と感心させられる。 器楽劇というものを初めて観たが、劇中で登場人物がピアノなどを演奏するんです。 今回のストーリーでは、ピアノ弾き、ビオラ弾きが主人公で、演奏はストーリーの一部で切り離せないもの。選曲というのも、雰囲気を盛り上げるのに関係ある訳です。 ですから当然、楽器を弾ける人が演技をしている訳で。 どちらも相当達者となると、非常に難しい気がします。 歌ならまだ可能かと思いますが、演奏家で演技も出来る人、役者で楽器も出来る人を探すことがまず難しそう。 こういう劇って今まであったのかしら・・・と考えるけど思い浮かばない。 あったとしてもやはりミュージカルですよね。楽器じゃなくて。 楽器が上手いかどうかが、劇にモロにひびいてくるので、やはり少し厳しいと感じました。主演男優を確保するのに苦労したらしく、やっと決まった男優さんは元々役者でビオラ歴1年だそうです。設定は芸大を出てフランスに来ているというものでしたが、演奏は全くの素人さん・・・仕方ありませんが、やはりもったいなかった。 主演女優の方は専門がピアノだったので、演技はまあまあでしたが演奏は良かった。どちらかというと、こちらの方が望めそうですね。元々は音楽をやっていて、演技にも興味がある、そういう人を見付けて来るほうが良さそうです。 どっちも同じぐらい上手い人なんて、そうそういないだろうから・・・ フランスが舞台、アパートの隣同士に住む男性と女性二人の、音楽が絡んだラブストーリーです。 フランスの作曲家の曲が多く使われました。多かったのはフォーレ。 フォーレの曲は好きなので楽しめました。「シシリエンヌ」や、「パヴァーヌ」。 そして「夢のあとに」が、効果的に使われていました。 この曲が象徴するように、ちょっと哀しい結末でした。 友人の魚杜美月も、健闘してました!楽器を弾くところはなかったけど。 非常にかわいらしい演技で。女優も結構向いてるかも。 このお芝居が始まるまでの時間に、N響の特別演奏会のチケットを予約した。 10月5日・6日の「カルミナ・ブラーナ」。大好きな曲です。 S席が¥12000・・・た、高い。けどしょうがない。 NHKホールは2階だと音が悪くてねぇ。1階5列目です。前過ぎるか。 帰り、吉祥寺マンダラ2に寄り、7月2日の斎藤ネコカルテットライブのチケットを買う。 吉祥寺新星堂に入り、ザ・ウェイラーズの「バーニン」と、トーキング・ヘッズの「リメイン・イン・ライト」を購入。 「バーニン」は、"Get up, Stand up"を聴きたくて買った。 まだ1回しか通して聴いてないけど、いいですね。後半はなごむ。 「リメイン・イン・ライト」は前から欲しかった・・・と言ってももう一体何年たってるやら。高校の時に「ワンス・イン・ア・ライフタイム」のPVを観て参ってしまったんだけど、それで満足しちゃったのかトーキング・ヘッズのアルバムは1枚も持ってなかったのだ。デビッド・バーンのソロは1枚持っている。 いやー、早く買えば良かった。やっぱりイイ。すごいっす。 これ、昔の洋楽雑誌では、名盤というと必ず取り上げられてたんだよね。 このヘンテコなジャケット・・・ 名盤というとキング・クリムゾンのあの鼻の穴のジャケットね・・・ あれも持ってないんだ。欲しいと思いながら買ってない。 トーキング・ヘッズは、多分すごーく好みだ。 なのになんで「ストップ・メイキング・センス」も観てないんだろう。 何故だか、たまにしか思い出さないんだよね。。。 日本器楽劇団 http://www.nichiki.com/ -
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