Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

藤森亮一ソロ@乃木坂スタジオ - 2001年05月09日(水)

今日は、くもり、時々小雨。ああ、イヤな天気。
気分も落ち込みがち。。。今日は藤森さんのソロが聴けるってのに!
気をとりなおして、会場へ向かった。

が!ちゃんと事前に道は調べてあったのに、いざ出口から出ると、もうどっちへ行っていいかワカラナイ!なんか道がいっぱいあるんだもん。
しばらく看板の地図を見ながら考えて、やっと歩き出した。
ただでさえ、時間ギリギリだったのにこれでロスしてしまい、着いたらもうすでに曲が始まってしまっていた。

しかも!会場が狭いとは聞いていたものの、予想以上に狭かった・・・
途中で入れて頂いたのだが、エラク目立ってしまい恥かしかったです。
目立つこと以上に、藤森さんに迷惑をかけてしまった。。。
この場を借りておわびします。ごめんなさい。

さて。私は息もあがり汗だく状態で、座る場所もなく立ったまま聴いていた。
曲は、バッハの無伴奏チェロ組曲の中の・・・中の・・・短調。
うっ、実を言うと、ファンとか言っておきながら、バッハ無伴奏のCDをあんまし聴きこんでいなくって、曲を聴いてすぐ何番、とかってわからないのだ。。。
後で、家でCDを聴き返しても、うう、多分2番、かな、、、って感じで、、、
あーほんとにもう、反省。だって無伴奏って難しくて・・・

あっ、このコンサートの趣旨を書いてないですね。
乃木坂スタジオで、藤森さんの先生である故徳永兼一郎さんの、最後のコンサートの時の写真を展示した展示会をやっていて、その期間、徳永さんゆかりの方々によるミニコンサートが行われているのです。
今日は、藤森氏のソロで、4月30日にも、バッハ無伴奏から3曲弾かれたそうです。今日は残りの3曲でした。

次は3番。これはちゃんと3番とおっしゃってたので合ってます。
弾くの難しいんでしょうねぇ・・・軽々弾いてるように見えるけど。
時々、ちょっと苦しいかな、と思う部分もありました。
3番では、ゆったりした曲の音の伸びが良かったように思った。

最後に6番。やる前に、とても難しいとおっしゃってました。
でもこれが一番、良かった。音もキレイに出ていたし、勢いのある楽しい演奏になっていました。たまに音が外れちゃってたけど、でも細かいことよりも、音楽的にのびのび弾いている方が、魅力があると思う。

無伴奏を生でじっくり聴いたのは初めて。
やはり大変な曲ですね。これを面白く聴かせるとなると、相当な腕がないとダメなんだろうなぁ。
藤森さんは、きっとこの曲をこれからもずっと弾いて、演奏も変わっていくんでしょうね。この先も楽しみ。

演奏が終わってから、徳永さんの写真を見た。
とても大きく引き伸ばされている写真や、額に入れられた写真。
指揮者のサバリッシュさんや、デュトワさんの哀悼の言葉も、飾られていた。

徳永さんのCDを最近買ったが、生年月日が父と5日違いだった。
亡くなってから5年経っているというから、若くして亡くなられたんですね。本当に惜しいと思う。
だけど、徳永さんの精神を、藤森さんはじめいろんな方が受け継いでるのだろう。

この写真展は、徳永さんの命日5月17日まで続くそうです。
日曜日以外は、いろんな方がコンサートを行っているそうです。








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