2002年05月31日(金) バインの立ち位置
新作リリースの時期になってバイン周辺も賑やかになってきましたねー。この時期になるといつも思うことが、『バインのファンってどうしてこんなに売れる売れないを気にするんだろう』ということです。自分も含めて(笑)。他と比べてもかなり神経質な方だと思うんですが。 それもこれもバインの”立ち位置が微妙。っていうか今一つ読み切れない”っていう現状に起因しているのではないでしょーか。
今現在、日本の音楽業界で活動するミュージシャンはその存在要件において大きく分けて2つに分類されると考えます。まず全てのミュージシャンに共通するのが『音楽を作りだすこと』、そしてそれに加えて一部のバンド(ソロミュージシャンも同じ)は『売れること』という宿命を背負う。例えばグレイとかミスチルとか浜崎とかそういうの。 バインって実は後者の方ではないかと思うのです。自由に自分達の好きにやってるように見えて案外窮屈そうな感じがするのです。インタビューとか見てると。市場の風潮だとかレコード会社の意向というものが意外と大きく関わってるんですよね。つまり『売れるべきである』という前提が存在するということで。
ほんま言うとバインには何のシガラミにも囚われず好き放題やって欲しいんですよねー。ほんまに凄いと思う。でもそれでレコード会社切られて、そしたら例えばインディーズとかででもやっていけるかって言ったら、それは、”NO”な気がするのです。 その辺不器用そうなんですよねあの人達。っていうか器用貧乏。『ケツを叩かれないと動けない』っていう発言もあるように、ある程度のお膳立てがあった方がやりやすいという。良くも悪くも商業音楽の世界の住人なんですよ。 商業音楽としてやっていくにはある程度のセールスが必要。その『売れなければならない』バンドにしては今イチ売れてない。そこが引っ掛かるところなんですねー。
私は別にバインの音楽が聴けるなら何でもいいですよ?もっと世間に知られて欲しいとも思わないしチャートで上位を取って欲しいとも思わないしファンが増えて欲しいとも思わない。でもバインといえばメジャーでやっていけなくなったらそこで終わりなんじゃないかという思いがどうしても頭をチラつく。だから変にヤキモキしてしまうんでしょうね(^_^;)
と偉そうに分析する今日この頃(w うーーーん、どうなんでしょうねバイン。結構土俵際なんでしょうか。それとも全然まだまだ余裕なんでしょうか。いっそ、”セールス○枚以下ならクビ”とか明確にしてもらった方がスッキリするんですが(爆)。
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