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■ 親孝行
私の友人もほとんどが結婚をして、子供に恵まれている。子供たちは親そっくりだったり、全く思惑と違う方向にいってたりして本当に面白い。
友人の旦那さん。この人は大のブルース・リーおたくで本人もジークンドウやらに造詣が深い。そんな中、第一子に生まれたのが男の子だった。
喜ぶ旦那さん。
遊びに行くと「そろそろ少林寺拳法を習わせたい」などと言っており、自分の子をブランドン・リーにするつもりでわくわくしているようだった。
しかし。
3歳になったご長男に久しぶりに会ってみると、お父さんがかなりの長身なので彼も3歳とは思えないほどのみごとな成長っぷり。こりゃ〜カンフーが出来る日も近いか?と私もわくわくしていると目に入ったのが彼の靴。よくみると、どう考えてもミッフィーの絵が書いてある。彼に質問すると
「あのね、僕ね、ミッフィーが大好きなの」
コートを脱げばミッフィーのトレーナー、持ってるタオルもミッフィー。家にある彼の食器も全てミッフィーだそうだ。お母さんに聞いてみると、うちの子はケンカが大キライで夫婦ケンカを始めたりすると泣きながら「ケンカはやめて〜」と止めに入るようないい子になってしまったそうな。
ケンカがキライ…
ま、子供は普通親がケンカするのは嫌がるだろうが、極新カラテの大先生、大山倍達氏によると「ケンカが強いのは武道で強くなる資質がある」という。おそらく彼は父親の思惑とは別に、武道家で無い道へと進むのだろう。
もう一人。
やはりお父さんは空手の有段者。身長180センチ、体重75キロ、でも筋肉で体重を80キロまで増やしたい(高校当時)と話す、とにかくでかい男。お母さんは私の幼馴染で、保母さん、身長150センチ、とても痩せていて若乃花のかみさんの美恵子さんそっくりのプリチ―な女の子、という組み合わせだ。高校の頃は「ケンシロウとユリア」と言われていた。
そこに生まれた長男。
喜ぶ夫婦はお互いの趣味を教え教え育ててきた。そして現在は5歳くらいだったと思う。聞いたところによると、彼は元気な幼稚園児になっており、さらに凄いことにピアノと空手を習っているという― なんという親孝行。両方の親の希望を叶えているじゃありませんか!
この子将来文武両道の若者になるやもしれん。
しかし凄いな、と思ってしまった。ウチの子はどういう個性に育つのだろうか。実は昼間におかあさんといっしょなどとともに燃えよドラゴンとか見せてるんですけど。少林寺なんかで心と身体を鍛えて欲しいんだけどな、なんて私だけ勝手に願っていたりする。
2004年01月15日(木)
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