君との偶然が嬉しい。小さな、タイミングが連続すること。魚を見る。ちょうど今、…という、小さなことが嬉しい。考えている内容が、触れない部分で繋がる感触。実態のない繋がりと関係性も、お互いに知らない素性も、どうだって良い。情報は、集めれば集めるほど自分を表す記号になるから、君が僕を表現するとしたら、もっと別の感覚的なものであると嬉しい。君と出会ったのが、年をとった今の僕で良かった。狂っていない、ただ弱いだけの僕で良かった。そんないろんな偶然が繋がる事が嬉しい。