貴方は一体、私の何を知っているんだろう。 そして一体、私は貴方の何を知れるだろう。
何も知らない。此処にも居ない。
だけど、何故こんなに心が逸るのですか? 何故そんなに、胸を叩くのですか?
こんなに急にどうして恋に堕ちるのでしょう。 暖かいけれど、ぽっかりと口を開けた深淵に 底もなく堕ちていくよう。
何処にも行けない。
とても怖い。
だけど、とても心が逸るのです。 私と一緒に、どうぞ、堕ちて行って下さい。 笑った顔が、とても好きです。哀しい涙も。
二人なら、暗闇が、こんなに奮える暖かさ。 もっと逢いたい。…そう想う、今が愛しい。
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