瞼を閉じる。瞳を閉じるのが、とても好き。
でもね。貴方の茶色の目をみて話すのは、とても心地の良いものだと 知ったから、今はもっと目を開けようと思うようになった。
貴方が居なくなってから、初めて、色んな事を想像して考えるようになった。 貴方が居なくなってから、心はこんなに逸るけど、今はもう、どうしても。
電車のホームは、乗らない人間にはただのコンクリートです。 電車に乗った人を見送るのは、辛いから嫌いです。 貴方の笑った顔が好きです。 少し涙目になるのも好きです。
私は今は、目を開けて、起きている時に、貴方の事を考える。 この短いラブレターも、今はきちんと届くから。 次に瞼を閉じるのは、貴方に会って体に触れた時にしよう。
また次に触れる時に、きっと貴方が体を硬直させる事を想って、 目を開けて、貴方を想像している。
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