優しさ。自分と他人の間にある物が、単に優しさであるなら、その唇に触れる事に、どうしても躊躇してしまう。自分から動かないのは、私のずるさだ。夜に触れれば、眠り続ける星の、星の。月の死んで澄んだ光が脳裡に届く。暖かい手は、真実でしょうか。一度も確定の言葉を引き出せない私は、弱さでしょうか。細長いキス。続きと本心は、夜の裏。