彼の笑顔は、本当に、神と同様に私を救ってくれる。勿論それは一時的で、私はその光さえ無ければ、再びこの毒々しい闇まで軽々と堕ちて行けるのだが。どれだけ下層部まで堕ちても、光が届かない闇はここに無い。あるのは、ぬるく体に纏わり付く暗闇。私自身、それだけ。