少女は何故、自分の心を他の人に占めてもらいたがるんだろう。 ときめいてキラキラした物で自分を埋めたがる。 自分自身の作り上げた特別な他人の模造品で心を埋めたがる。
あの人にこうして欲しいとか、自分をこんなふうに扱って欲しいとか、 本当に大切なのは、そんな自分自身の願いであるにも関わらず、 その自分自身には何もないのだと他人にアピールする。
本当に、カラッポなのは誰なんだろう。
少女の胸は、余計な心配と不安で一杯だ。 みせかけにカラッポのそれを埋めるのは誰なんだろう。 彼女の特別扱いする他人には出来ない事だ。 少女は本当はエゴで一杯のその胸を隠すように、無欲の宣言で 自分と他人を誤魔化すのが好き。
少女は、そんな自分に気付くのが、本当は一番怖くて不安だ。
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