口を開くと、つまらない言葉が出てきて、自身を暗くさせる。 でも、言葉はもっと、本当はとても美しいものなのに。 一体どうしてなんだろう。
イギリスにまで逃げ出して、逃避してきたけど、あれだけ遠く 離れた場所でも、一番単純な生き方というのは私の町といささかも 変わらない。
どんなに素敵な町にいても、どんなに汚い町にいても、どんな田舎も 都会も、そこで生きる人たちの、基本はどこでも変わらない。
働いてでも、物乞いしてでも、食べて生きるためには何かをしていかないと いけないからだ。そんな簡単なルールの中で、つまらない言葉は自分を 諦めさせることと、自分を慰めることしか出来ない。
つまらない言葉より、もっと有益な言葉を、
唇から吐き出せたらなにか違うかな。そう、思った。
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