JERRY BEANS!!

2002年03月10日(日) 辛い時の思い出ほど。

今日は大学を休学していた時にやってたイタリア料理店の厨房の
バイトをしていた時の同僚の子にあった。ひとりは年下の女の子で、
正社員。もうひとりは同じ位の男の子で同じバイト君。

私は朝9時半に店に来て、ひとりで鍵を開けてカードを押して、
ソースの仕込みから簡単な料理の仕込みを始める。…一段落する11時ごろに
社員は出勤し、11時に店がオープンするのだ。…男の子の方にはバイトの
仕込を教えてもらったり、休日の二人出勤の時にお世話になったし、
女の子の方は、彼女は社員だから仕事は少し違うんだけど、料理長の目を
盗んで生クリームを舐めたり、デザートを盗み食いする共犯者になったり
して、いろいろやったりしてた。厨房では、ホールの接客の仕事と比べると
きつい事も多いし、料理長はよく怒るし。ホント辛い。私は仕事もトロいのでよく
叱られたのを思い出す。…料理の仕方にも色々性格が出ると、私は思う。

料理長は調理も仕込みも接客も、速くて機敏で正確。私の憧れだった。
女の子の方は気分で仕事を進めるのにそつなく丁寧で迅速。さすが専門行ってる
だけある。おまけに可愛い。めっちゃ好み。
男の子は雑だけど仕事がすごく速い。口も速いが手も速い。好奇心旺盛。

私は。…仕事はトロいし不器用でどじなのでよく怒られたけど、厨房の
同僚はいつも庇ってくれて、そのうちよく助けてくれたのがこの二人なのだ。
今日は偶然ふたりに会った。…このバイト、キツイ事多くて、しかも復学するので
午前中の仕事が出来なくなったとたんにクビになっちゃったんだけど、
(午前の仕込をする人が欲しかったし、午後番はすでに大勢いたので。…あと、
私はトロくて“使えない”からなんだろうな〜。自覚してたから仕方ない。)
2年くらい前のことだったのに私のことを覚えててくれててすごく嬉しかった。

就職活動しながら、ずっと辛かった事を思い出したりしてて、そんな時
いつもこのバイトのこと、思い出してた。…ピザ生地が膨らまなくて
泣きながら作り直しさせられたこと、一日2升のライスコロッケを作って手首が
腱鞘炎になったこと、ピザ用のオーブンで左手首を焼いちゃったこと、
料理長にぼろくそに言われて泣きながらソースの仕込をしたりしたこと。
あとにも先にも、泣きながら仕事したのってこれくらいだろうな。…。
泣いててもソースは作んなきゃいけないし、客は待っててくれんからね。

でもね、今日このふたりに会って思ったんだけど、辛い時の思い出ほどちゃんと
記憶に残っていて、そういう時に側に居てくれた人ってやっぱりちゃんと
忘れないで居てくれるんだなぁってなー。久しぶりに会ったのに前と全然かわらず
あだ名で呼んでくれてホントに嬉しかったのよ。私、仕事は全然出来なかった
けど、全然いい加減な気持で仕事してなかったから、それをちゃんと解って
くれてて、じんとしたさ。今日は。

やってた時には何も考えてなくて、ただ毎日のノルマをこなすのが精一杯だった
けど、終わってみると思い出がたくさんあって、こういうのっていいなと思う。
やや月並みだけど、辛い時の思い出ほど自分を支える記憶になる事が多いから、
やっぱりこれからも辛い事在っても頑張ろうって思えるのだ。人の支えの中で
生きている限りはね。


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nana [HOMEPAGE]

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