この世の中には男と女がある。
そのうち、私は、いきがる男というのが最も嫌いである。
彼らは男だというだけで、女より上位に立ったつもりになって、
言いたいことも言いたい放題で、そのくせ大した事のひとつもこなさないのだ。
冗談じゃないぜ。
そんな男に、「女のくせに」なんて言われてたまるか。と、よく思う。
女の子は、男の子より弱い。だけどそれは体力的にであって、
精神的な強弱は、男女の性別には関係ないものだと私は思う。
男だったって泣いてもいいし、人間的に弱い所見せられたって、私は
全く構わない。男らしさは、そんな事には関係ない。
けれど、男というものは、こうあるべき!なんて、良く解らない標準を
作って、それに従う為の虚栄を張って、根拠もなく女をバカにしだす奴が、
この世には居るから、不思議で、ムカついて、不愉快で仕方が無いのだ。
口先ばっかで虚栄を張る奴、どっかから聞いた情報だけが全ての奴、
何でも知ってなきゃ気が済まない奴、色々いるけど、じゃあ、この人たちは
一人だけでぽつんとどこかに放置された時、一体何ができるのか。
良くわかんない付加価値を自分にくっ付けるよか、自分の本質に関わる
何かを磨く方が、よっぽど素敵だと思う。シンプルでない物に、ごてごてした
飾りを付けても、全然カッコ良くない。
口先ばっかの男は趣味じゃないし、よく解らない自慢話を聞くのも嫌いだわ。
何にも出来ない駄目男にまで“男の沽券”なんてのがあると思ったら大間違いだ。
体裁を保つ為の表層ばかり繕うよりは、いざという時だけで良いから、
頼りにされる男でいてよ。
男も女も、本質だ。芯がしっかりしてなきゃ何も光らないのだ。
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