先日知り合いと飲みに行った時、ある同期の人に、
「ナナは子供嫌いそうだな」って言われた。
子供なんて大嫌い。…そんなふうに見えるらしい。
まぁ、悪い気は、しない。
と言うのも、世の中には“子供が好き”“犬が好き”とか、
小さくて弱くて可愛らしく、それでいて世話の大変な、言葉で制御できない
生き物に対して「私はそれらを愛しています」という態度をあらわにしながら、
気付かずに彼らの痛みの尻尾を平気で踏みつける人がたくさん居るからだ。
私は子供は別に嫌いじゃない。…けれど、子供も大人も、人は人なのだ。
そこに、成熟の要素は重要じゃない。要は、その人を好きかどうかだと思う。
本質的なものは、大人も子供も本来なら変わらないのだ。
子供は、良い事も悪い事も、事実は事実として吸収する。
それはある種の大人にとっては都合の悪いことでもあり、
またある種の人には愛すべき対象となる原因でもある。
私は、だから嫌いな人に要素付けられた失礼で心無い子供は、その親と
共に、嫌いである。愛を知らない子供は嫌いだとは、はっきり言っておく。
子供はみんな純粋で無垢だなんて、子供を甘く見すぎだと思う。
そう思っているから、人からは子供嫌いに思われるほうがラクで良い。
好きか嫌いかなんて、彼らと始終向き合って生活する立場にならなきゃ
解る訳もないのだから。笑いながら尻尾を踏む人種にだけは、ならないと良い。
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