JERRY BEANS!!

2001年10月30日(火) 夢の先、爪の先

夢の先は、実感も無くおぼろげで、霞んだその先は、
一体、何色をしているのかも知らない。解らない。

爪の先を見つめると、マニキュアの剥がれた地の爪が、
少し擦れて、ぼんやりしている。

この爪は何色に塗られたいんだろう?

無難なベージュ、ラメ入りのピンク、薄紅の桜貝。
ビビットなオレンジ、艶のある黒、フレンチネイル。

何でも良いけど、いつでもキレイに構ってあげたい。
キレイなものや、柔らかい桃に触るとき、自分の爪は
綺麗な方が気分が良い。

優しい桃と甘い匂いと、あなたの作る周りの空気と、
透明の夢が、その先にはあるように。

冬の冷たく透き通った空と、凍らないように冷ややかに
瞬く星は、この先も、毎年ずっと変わらない。

同じように、自分の中にある物は、ずっと変わらずありますように。
そして、綺麗に磨かれた爪が、光を掴みますように。

たまに綺麗になった心で、冷えた空を見ながら、そう思います。


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nana [HOMEPAGE]

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