世の中には、どうも「不幸病」という感染系の病気が 流行しているらしい。病気、というと言い過ぎか。 要するに、不幸だと思い込んでいる人が居るということだ。
本当に辛い境遇にあったら、のん気に「不幸だ」と人に アピールしている余裕は、無い。泣き事をいくら重ねたって お腹も心も膨らまないから、少しでも現状を良くしたり 維持する努力をするはずだ。
不幸病は感染病だから、不幸を気取っている人の近くに 居ると、なんと本当に不幸が近づいてくる。
そして、自分で不幸だと主張する人は、ある程度平凡な幸せ を既に提供されている人が多い気がする。 自分がどれだけ不幸かなんて、アピールしたって、もらえる ものは同情か憐れみだ。彼らは何も出来ないし、してくれ ないのに。
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