街はみんな急ぎ足だ。ゲームのダンジョンのように、少しでも先へ進んで、目的は早く達成しなければならない。…また、目的が無ければ、行動する事自体、無意味な物として忘れ去られてしまう。時間は短縮。一分でも早く。無駄な時間は過ごせないの?…そうして無駄を省いた時間に、人は何を求めているのだろう。そうして暇を持て余しているのは、一体誰ですか…。急ぐのも、いい。だけど私は急がない。ゆっくりでいいから、自分に出来る事を少しずつ増やしていけたらいいと思う。