一橋的雑記所
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2003年04月18日(金) |
己的妄想力の限界を感じ。 |
そろそろ、引退でも…などと弱気な昨今。
さて今週の読書です。
○『十三姉』武田泰淳(中公文庫) まだ中途なので、読了後に感想をば。 どうでも良いのですが、注釈にお顔をしばしば出されるかのお方、 少しは注釈に徹して頂きたく存じ上げますのです。 相変わらず何かと批判精神の強いご様子に、半歩下がる己にて(笑)。
○『周公旦』酒見賢一(文春文庫) 拝読後、『十二国記』世界に通じる何かを感じる辺りが己の業と申すもの。 それにしても、目の付け所がお流石です。文句なしに、面白かったのです。
○『パルタザールの遍歴』佐藤亜紀(新潮文庫) これまた中途で御座いますです。 どうにも己、遡って読んでますね、このお方の著書(今頃言うな)。
○『うわさの神仏 其ノ二』加門七海(集英社文庫) 先だって己たちを図らずも吉野のお山に導いて下さった有難い神社様が 確りと紹介されていたのは流石で御座いましたのです。 ええ、あの強烈な階段のお写真付きにて。 加門さんたちを驚かせた台風の影響は今尚、 そこかしこに残されておりましたのです…合掌。
○『デルフィニア戦記第一部 放浪の戦士3』茅田砂胡(中公文庫) このシリーズ、読む前に躊躇っていた理由は、 「異世界から現れた人物」の「異世界」を、現代日本と勘違いしていたから、 というのが今となってはお笑いです。 何とも硬派な中にも笑いの壷が其処かしこに見え隠れする展開に、 今後とも目が離せませんのです…嗚呼早く最終巻まで出て欲しい…!
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