Stars in heaven

2001年10月10日(水) 正直な気持ち

痴呆の父が肺炎で入院した。

夕方、施設から電話が有り 「一度行ってみて下さい」・・と。
施設の人の声が急を告げている様子じゃなかった事もあって
慌てて駆けつけたりは、しなかった。

薄情だと思われるかもしれないけれど、頭を過ぎったのは
「葬儀は自宅で、だな・・」とか「15日に年金が出るから、
死ぬんだったらその後だと良いのになぁ」だった。
そのくらい年寄りは、あっ気なく肺炎で亡くなっちゃうんだよね。

「自分の親なのに何て事考えるの!」と思うだろうね。
「どんなになっても長生きして貰いたいと思わないの?」
と思うだろうね。
でもね、母が痴呆になり 父が痴呆になったら
そんな考えなんてぶっ飛んじゃってね。

私は 日々の自分の、夫や子供達との生活を優先したい。
入院してさえいれば 何か有ったら連絡あるだろうから。

一日に一度 ご飯を食べさせたり、様子を窺ったり。
汚れ物が有ったら持ち帰って洗濯して。
看護婦さんがしてくれるオムツ替えやシーツ交換に手を貸して。
そのくらいで勘弁して 貰いたい・・・

それが今の私の正直な気持ち


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kurama [MAIL] My追加