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2002年07月13日(土) 釣りキチパン平、デビュー!?(前編)

新車を購入してから、もうすぐ1ヶ月。
本日、友人を引き連れて初めて高速道路を使っての
長距離ドライブに行って来ました。
ちなみ車の乗り心地はというと、エンジンは静かだし、
燃費は良いし、カーナビがあるから道には迷わないしで、
言うことナシって感じでした。

今回のドライブの目的地は富士五湖の1つ本栖湖です。
・・・なんで、本栖湖なのかっていうと今回の
ドライブの目的が釣りをすることだからなんです。

実は私、前々から趣味で本格的なルアーフィッシングを
したかったんですよ。
天気の良い休日に、空気の美味しい湖や渓流沿いで
釣りをするのって素敵じゃない?

・・・でも実際は釣りって誰かに教えてもらわないと
1人では、なかなか難しくて出来ないじゃないですか?
それに誰かに教えてもらいたくても大人になるとなかなか
友人達と休みが合うってことがないんですよね。
だから、長いこと釣りデビューは、お預け状態
だったわけなんだけど、この度、遂にその念願が
かなって釣り好きの友人を引き連れて本栖湖へと
ルアーフィッシングをしに行って来たわけです。

私自身、本格的な釣りは今回が初めてです。
そんな訳で、釣りに行く前の日は遠足前の子供のように
ワクワクしてしまい、当日は朝の6時には起きなければ
いけなかったので、12時には布団に入ったんだけど
興奮のあまり、なかなか寝付けませんでした(笑)

AM12:00(布団に入るも寝付けない)
AM1:00(早く寝なければ・・・)
AM3:00(やばい、あと3時間しか寝れないじゃん(汗))
AM4:00(・・・なんで眠れないだよ〜?(泣))
AM5:00(クソォ〜まったく眠れん!!どーして?(怒))
AM5:30(も、もうそろそろ起きなきゃ!!(爆))

・・・こんな感じで、結局一睡も出来ぬまま、
車を運転する事になってしまいました。
(まさか自分でも、ここまで興奮するとは思わなかった(笑))

AM7:00
友人との待ち合わせ場所に時間通りに車で乗りつけ、
2人で本栖湖へと向かったわけなんだけど、車内で友人に
「パンチョ君、目が真っ赤じゃん!!どーしたん?」
ってな指摘をソッコーで受けました。
・・・元々私は目が充血しやすいんですけど、確かに
この日は、いつも以上(異常)に目が血走ってました(笑)

「いやぁ〜昨日は興奮しすぎて一睡も眠れなくって・・・」

友人にそのことを告げると、友人も、
「実は俺もなんだよ。昨日はどうにも寝付けなくて
 殆ど眠れなかったんだよね」
等と言っておりました。
・・・って、
いい年こいた男が2人して、たかが釣りに行くくらいで
一体何をやってるんでしょうね(笑)

こんな感じの馬鹿な会話をしつつ私達一行は
一路本栖湖目指して高速へ。

とりあえず居眠り運転をしないよう、細心の注意を
払いつつも、一刻も早く釣りをしたいという衝動に
駆られ、MAX140キロのスピードで大暴走!!
途中、八王子〜大月間くらいまで渋滞に遭遇したものの
AM10:30分ごろには無事河口湖ICに到着。
・・・とりあえず2人とも、まだ朝ごはんを食べて
なかったんで「腹が減っては戦は出来ぬ」ってことで
本栖湖へと行く前に近くにあったレストランでガッツリ
と遅い朝食を食べることにしました。

それにしても、河口湖周辺は空気が澄んでて美味しかった。
車を降りた瞬間、緑臭さっていうか、自然の木々
の息吹が感じられて、それだけで心が癒されました。
あいにく天気は曇ってたんで富士山の頂上は雲に
覆われて見えなかったものの、間近に見える富士山の
雄大さに、しばし呆然と見とれてしまいました。

河口湖ICを降りて本栖湖までは車で
さらに30分ちょっとの道のり。
地下鉄サリン事件のオ○ムの施設があったことで
有名になってしまった上九一色村を越え、自殺の名所?
である青木ケ原の樹海も越え、車はひたすら本栖湖
目指して走り続けました。

AM11:30分。
ようやく、目的地である本栖湖へと着きました。
しかも、私たちが本栖湖へと着くと同時に今まで曇っていた
空が一気に晴れ上がり絶好の釣り日和となりました。

日差しが差して湖面がキラキラと反射してる
本栖湖の綺麗な事、綺麗な事・・・。
富士山同様、またまたしばしの間、見とれてしまいました。

「・・・きっと、日頃の行いが良いから釣りの
 神様が良い天気にしてくれたに違いない。」

浮かれ気分で勝手に馬鹿なことを想像しつつ、
私達は魚券(釣りをするために買う券)を
800円出して購入し、早速魚の釣れそうな
ポイントを探すことにしました。

本栖湖は湖自体は広いんだけど、ジェットスキーや
ヨットをやってる人も多く、その周りには魚は寄り
付かないんで、結構釣りを出来るポイントは限られ
てるんです。

車で本栖湖を半周したあたりで、ようやく釣りが
出来そうなポイントを発見する事が出来たので
私達はそこで釣りをする事にしました。

前日に釣り具専門店の上州屋で買い揃えた
入門用の釣具一式(1万3千円)を使う時が
いよいよやって来ました。

竿に糸を通しリールを取り付け魚が釣れそうな
ルアーを選んで取り付けて準備は完了です。

・・・いよいよ私が釣りデビューをする日が
訪れたのです。

「よ〜し!!大物釣るぞ〜!!!」

私は釣り竿を両手に持ち気合を入れて
湖めがけて竿を振りました。

「トリャァ〜!!」

気合と共に投げ入れたその釣り糸は綺麗な放物線を
描き数10メートル先の目標ポイントに綺麗に投げ
入れることが出来ま・・・・・・せんでした(爆)

・・・力一杯投げたものの何故か、ルアーは失速
してしまい全然飛ばないまま、私の目の前1メートル
位の所に落ちてしまいました。
その様子はまるで、ゴルフでだふって数十センチしか
飛ばなかったボールのようでもあり、とっても恥ずか
しい気分でした。

・・・でも、
それもそのはずで、初心者が最初から上手くルアーを
扱える訳がないんです。
結構、ルアーをまともに投げれるようになるまでって
練習が必要なんです。

ちなみに私の場合、釣り糸が絡まってしまい、
ルアーが遠くに飛ばない状態になってしまった
のが原因でした。

記念すべき第一投はあえなく失敗したものの、
それにめげている時間はありません。
とにかく魚を釣る為にはルアーをドンドン、
投げ込まないと始まらないんだから・・・。

・・・ところが、思いがけない悪夢が
その後、すぐにやってきたのです。

私が、その絡まった糸を必死に解いていた
時のことです。

「ゴロゴロゴロゴロ〜」

遠くの方で嫌な音が聞こえてきました。
私が不安に思いながら空を見上げると、案の定、
遠くの方から急激に黒い雲が湧き出しているのが
見て取れました。

・・・こうなってしまうともう、雨が降るのは
時間の問題です。
私が糸の解れを直し終わらないうちに雨がポツリ
ポツリと落ちてきて次第にその雨脚は激しさを
ましていきました。

さすがに、この雨では釣りは出来ないと、私達は
雨が止むまで車へと避難したわけですが、その後も
その雨は一向に止む気配がなく、それどころか、
激しさを増すばかり・・・。

その様子は
「バケツをひっくり返したような感じ」
って例えがピッタリと当てはまるほどの激しさで、
まるで台風の直撃を受けてるような状態でした。

10分、20分、30分・・・

「・・・きっと、日頃の行いが悪いから釣りの
 神様が悪い天気にしたに違いない。」

本栖湖に来た当初の感想とは、まったく逆の
感想を抱きつつ、私は恨めしそうに空を見上げました。

40分、50分、60分・・・、

結局、雨はその後も一向に止む気配がなく、このまま
ここでボーと雨が止むのを待ってるのも時間が勿体無い
だろうって事で、私達はブルーな気分になりながら
本栖湖を後にしたのであります。

山の天気は変わりやすいとは言うものの
正直、ここまで天候が崩れるとは夢にも
思っていませんでした。

そんなわけで、記念すべき私の釣りデビューは
まともに一度も釣りをすることなく終わりを
告げたのでございます・・・(泣)

・・・って、
せっかくここまで来て、このまま
引き下がるわけにはいきません!!

私達は本栖湖を後にして急遽、別の釣りポイントへ
行く事にしました。

「標高の低い街の方に下りれば
 天気が良いかも知れない・・・」

一縷の望みをかけて、友人が前に沢山魚を釣った
という、本栖湖から車で1時間の所にある忍野村
へと向かったのでした。

・・・私たちの、その判断は間違っていませんでした。

途中、横殴りの激しい雨に視界をさえぎられながら
も、山から下りて街中に入る頃には、すっかり、
雨脚は弱くなっており、なんとか釣りを出来る
位までに天気が回復していたんです。

忍野村に入り、しばらく車を走らせて行くと
右手側に綺麗な川が見えてきました。

「ここ、ここ!!ここの川で前に
 大物を沢山釣ったんだよ」

今回の釣りを、なかば諦めかけていた私でしたが、
その友人の話を聞き俄然、やる気が出てきました。

・・・第2ラウンドの開始です!!



・・・とてつもなく長くなってしまったんで
以下、明日(笑)。


パンチョ |MAIL

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