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2001年09月18日(火) 親戚と縁を切った私達(1) お金に狂った叔父夫妻との決別

今日、とある理由により弁護士の所へと行って来ました。


・・・その、とある理由とは、
実は去年死んだ祖父の遺産を巡り一年前から私達家族と
叔父(父の兄)夫妻の間で問題が生じていたのです。

それが、つい先日解決した為、そのお礼を兼ねて弁護士
さんの事務所へと行って来たのです。

そもそも、何でこんなことになってしまったかと言うと
事の発端は去年の初夏の出来事が原因でした。

祖父の四十九日が過ぎた七月のある日、叔父から私と姉
宛に「財産不存在証明書」という書類が送られてきたのだ。

叔父の送ってきた財産不存在証明とはどういったものなのか?

そこに書かれていた内容を簡単に説明するとその
書類には以下のような事が書かれていました。

「私と姉の相続すべき財産は既に支払われており、
 今後、私と姉は祖父の財産について一切要求をしません」

と書かれた誓約書でした。

叔父はこの書類にサインと印鑑を押して送るようにと
要求して来たのです。

私と姉はその書類を見た時、何の事か解らず驚いて
しまいました。
と言うのも、祖父が死んでから私達は一円たりとも
祖父の遺産を貰ってはいなかったからです。

・・・私達がもらった財産って一体何なんだろう?
私と姉はその書類を前に考え込んでしまいました。

ただ、叔父がどうして、このような書類を私達に
書かせようとしているのかは大体検討がついていました。

何故、叔父が急にこんな書類を私と姉に送りつけて
来たかというと、それは相続権のある私と姉を叔父
が恐れていたからです。
父が死んで以降、祖父の遺産の相続権は父の血を受
け継いだ私と姉にありました。

要するに、死んだ祖父の財産を独り占めする腹積もりだった
叔父は私達が祖父の遺産を欲しがる事を恐れていたのです。
その為、財産不存在証明を私達に書かせて相続を放棄させよ
うとしたのです。

これには私も姉も物凄く腹が立ちました。
それまで、私達は祖父の遺産の事については叔父に対して
欲しいといった趣旨の発言をした事など一度もありません
でしたし、姉はどうか知りませんが私自身は財産など欲し
いとも思いませんでしたし、貰うつもりもありませんでした。

前にも何度か書きましたが父には借金がありました。
しかし、その借金は父の保険金で綺麗さっぱり支払
う事が出来ました。
だから、家にはもう何の借金も、ありませんでしたし、
無理にお金を貰う必要もありませんでした。

去年は父と祖父を立て続けに亡くし、七月といえど
私達家族はまだまだ精神的に落ち込んでる時期でした。
そんな中、叔父は無神経にも財産不存在証明を書けと
送りつけてきたのです。

腹を立てた姉は叔父に電話し、その書類の内容について
どういう事なのか問いただしました。
私達は書類に書いてあるような遺産も何も受け取って
無かったからです。

すると、叔父はわけの解らない事を言いだしました。
叔父が言うには私達の貰った財産は昔、私達が受け取った
お年玉や学校に入った時のお祝い金等だと言うのです。
これには私も姉も笑ってしまいました。
そんなバカな話、いまだかつて聞いた事もありません。

そして、叔父は財産不存在証明を書いたら、
「○○○○君(私)には長男だから100万位は
あげようと思ってるんだけどね」と言ったそうです。

これには姉も私もあきれてしまいました。
この叔父は一体何者なんだ。
自分の物でもない祖父の遺産を独り占めして、
祖父の金なのに百万位はあげなきゃねとは
どういうことなんだ。
この叔父の発言に気の強い姉がとうとう切れました。

そんな経緯で私達は弁護士を雇って徹底的に
叔父と争う事に決めたのです。

そもそも、父が生きている頃から父と叔父は
祖父のことを巡ってケンカが絶えませんでした。
父と叔父はここ数年、仲が物凄く悪かったのです。

叔父がどんなに酷い人なのか、ここに書く事でも
無いんだけど、書かずにはいられない。

祖父は十数年前に田舎から出てきて叔父の家の
隣に一軒家を建て半同居生活を続けていたので
すが、一年半前に腰を痛めた祖父を叔父は無理
やり老人ホーム代わりに病院に押し込め叔父夫婦
は祖父のお金を使い放題。

公共料金、食費、普段の生活で使う金から、
車3台と、ありとあらゆる物を貯金で買っ
ていました。
祖父が健康だった時も祖父の金を使っては
いたが、祖父が入院してからはよりいっそ
う金遣いが荒くなっていきました。

それは祖父が入院したことを良い事に祖父の
金を元手に家まで新築してしまった程なのだ。

そして、叔父は祖父を脅して遺言状まで書か
せていたのだ。
私の父は叔父を含めて四人兄弟なのだが叔父は
祖父が死んだ時その祖父の土地を取られないよ
うにする為無理やり脅して遺言状を書かせてい
たのだ。

父はよく祖父に、遺言状なんてまた新しく書け
ば古いのは無効になるから大丈夫だって言って
ましたが、それを実行する前に父は亡くなって
しまいました。

・・・祖父が助けを求めるのはいつも父でした。


本当に叔父は金の事しか頭に無い酷い人でした。

とにもかくにも。弁護士を通して一年以上にわたって
続けていた叔父との争いにも叔父が正当な
額の遺産を姉と私に支払う事で決着。


もちろん、土地に関しては叔父が無理やり書かせた
遺言状がある為、祖父が死んだ時点で残されていた
預金等のうち、1/4(四人兄弟だから)を譲り受け
る形になりました。

(叔父が書かせた遺言状には幸い土地の事しか
 書かれていなかった為、現金に関しては私達
 が相続することが出来たのです。
 素人の朝知恵で叔父は土地の事しか頭に
 無かったらしい・・・)


今回、家庭裁判所に行ったり一年に渡って
いろいろと面倒な事もあったし微々たる金
しか叔父から取ることは出来なかったけど、
それでも少しは叔父に対して一矢報いる事
が出来たと思う。


ちなみに父の残りの兄弟は滋賀と岡山に姉が
いるのだが、二人は叔父に言われるまま相続
を放棄したらしい。

遠くで暮らす二人の姉には間違えなく事の真相
は見えていないことでしょう。

どんなに叔父が祖父に対して酷いことをしていたかを・・・。
どんなに父が祖父の事を想っていたかを・・・。

だから、何も知らない二人の姉には私達のことは良く
思われてないと思う。
ただでさえ叔父に私達の悪口を吹き込まれているらしいし。


・・・でも、関係ない。
父と祖父と私達家族が本当の事を
知ってればそれで良いと思うから。

これで、金のことしか頭に無い、大嫌いな
叔父とは晴れて赤の他人になることが出来
ると思うと気が楽になる。

変な言い方だが、今回の出来事は叔父夫婦
と他人になるための儀式のような物だった
ような気がしてならない。

最初、私は書類に素直にサインをする
つもりでした。
それは、もう一日たりとも叔父と関わり
あいたくなかったからです。

でも、姉に従って徹底的に叔父と争って
良かったと今は心からそう思っています。

現金が銀行の口座に振り込まれているのを見た
瞬間、私には忌々しげにお金を振り込んでいた
叔父の様子が手に取るように解りました(笑)

そう、考えると、無念な想いで死んだ父や祖父も
少しは浮かばれるような気がしてならないのだ。


パンチョ |MAIL

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