2001年09月23日(日) |
他人の荷物を背負うとは |
久し振りに『知ってるつもり』に魅入ってみた。
瀬戸内寂聴さん、 「あ〜ええこと言うとるなぁ。」 なんて思いながら、何言ってたか、もう覚えてません(爆)
なんとなく残ってるのは、 「人間が人間を救うなんて出来ません」 うんうん、そやそや。そやなぁ。 なんて思ってみたりしました。
今まで、いつも疑問に思ってたことがあって、 よく言うでしょ。 「楽しいことも辛いことも半分こ♪」 なんて。 まあ、楽しいことは分かち合ってみんなで楽しめばいいさ。 でもね、辛いことって、人に背負って貰うもんじゃないと思うんよね。 半分背負って貰うなんて、どういうこっちゃ? 半分背負って貰ったとして、自分の荷物の重さは1/2になるんかぇ? どうしても、それが納得出来んかったんよね。
最近、色々と思うことあって、今日、瀬戸内寂聴さんのお話聞いてて、また色々なこと考えたり思い出したりして。 人それぞれ、悩みは色々だし、辛いことも様々。 似たような経験をした者にしか、その痛みは解らない事は多い。 痛みを知らない者が、どんなに解ろうと努力しようが、どんなに一生懸命考えてアドバイスしようが、その必死な姿は伝わっても、言葉なんて何も入っては来ない。 同じ痛みを持った者の「うん。」の一言が、頷き一つが心を癒してくれることがある。荷物が軽くなることがある。 人の荷物を半分背負うなんて、無茶なこと。 人に荷物を背負わせたという荷物がまた増える。
荷物をおろすのは本人でしかなく、 その荷物をおろせる場所を、方法を見つけなきゃいけないんだろうな。 方法は、一つじゃない。 痛みを握りつぶしてしまうのも手なんだろうし、誰かに聞いてもらうのも手なんだろうし、笑い飛ばしてしまうのも手なんだろうし。 方法は人それぞれなんだろう。 邪魔せず、無理強いせず、そっと見守って。 頷けることだけ頷いて。 時には「そうだね。」なんて言ってみたり。 時には涙も流してみたり。
なんてこと考えてみた。
ああ、毎度のことながら、意味不明でごめんなさい。 こんなこと書いてるからって、別に私は落ち込んでる訳でも、悩んでるわけじゃありませんので。
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