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diary
2005年10月20日(木) リアル・ファンタジー
PM21:05
「満月じゃね?欠けてないよ」
「えー、あー、どーだ?」
「なんか変な雲。ほら、黒くて」
「・・・・・・なんか、やべ、月に羽根はえてるみたいに見えてきた」
「えー」
「あ、なんか、可笑しい。月、ずっと見てたら」
「なんだよ」
「月の顔が見えてきた」
「はぁ」
「模様?や、顔、だな」
「うさぎじゃなく?」
「あーなんか月の左半分が青白く見えてきた」
一瞬間、自転車で走り抜けた二人の少年の会話。
中学生か、高校生か。
あまりに、純朴な、会話。
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サキ
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