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diary
2004年02月04日(水) 耳鳴り。
耳鳴りが、する。
エアコンを消して、明かりを消して、ベッドに潜り込んだ彼女はそう思って寝返りを打った。
まるでライブ帰りの夜みたいだ。
馴れた感覚ではあったが、それでもまだ、違和感があるのは、シチュエーションが違うからだろうか。
少しばかり飲み過ぎたかもしれない。
そう思って舌打ちする。
それでも、無理やり目を閉じるとすぐ、眠気が襲ってくる。
仄かに、No.8の匂いが漂っている。
耳鳴りは、続いた。
目を閉じてもなお、彼女の周りを空気のように包み、彼女をイライラさせた。
眠りたいのよ。
切実な、思い。
ならぼくは、彼女の邪魔をしないように、ひたすら、祈り続けよう。
力が、抜けてゆく…。
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サキ
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